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さいほう。

さいほう。

 

今日、この日。とある高級マンションでは一人の青年がさいほうをしていた。

 

高級マンション。奏山の中でも、結構いい値段がするマンションだ。そんなマンションの一室で、青年は黙々となれない手つきながらさいほうをしている。その近くに一人の女の子がいる。女の子はこの青年の娘か。いや、彼はまだ結婚していないはずだ。齢は結婚していてもおかしくない。気品のある顔をしていた。そんな彼が落語だ。物まねだにうつつを抜かしているのだから。不思議だ。さいほうというと彼は思い出す。

病弱だった母の事をさいほうでズボンや手提げかばんといったものを繕ってくれた。

寒いには母さんが~と歌の文句にあるように作ってくれたものだ。彼はお母さんと過ごした時間は短かった。だから、彼は愛情や愛と言うものには特別な気持ちをもっていた。この子たちにも私が受けたような愛をぬくもりを届けたい。彼女らにはいつも笑っていてほしい。人間であるからいや、人間ではなくとも、悲しい日もあるだろう。そんな日は悩み考えて生き、泣いてほしい。そんな場所を私は作りたいと青年は思っていた。その近くにいた女の子が「ふふ。下手~。」と笑った。けれども、ソファちゃんさぁ、きっと喜ぶよ。一生懸命だもん。せんろ。」と笑った。

 

青年はそうでしょうか。届くといいですね。と笑った。人形は椅子に座ってじーっとみている。人形にも視力があるのだろうか。いや、心とかいた方がそれらしいか。いや、視力としよう。死力を尽くして作っている青年のために。

 

さいほうと言うというと、ものの歌に西から登ったお日様がとある。そんなバカな。そんな歌もある。お日様が登る。日が彼らを照らす。人形の目の中で彼と彼女がキラキラと輝く。おや、よく見ると影が一つではないか。そんなバカな。西から登ったお日様が東に沈むである。いや、たしかに女の子がいたのに。今も元気に飛んでいる。はしゃいでいる。今は黙々とさいほうのお手伝いである。彼は思った。彼女の手が触れるたびに昔の母の手を思い出した。そんなバカな。である。柳のしたに猫がいる。である。

その子はんとね。えとね。と作っている。干支と言うと今年も残りわずかである。

そんなバカな。早いものだ。寒くなるとぬくもりが恋しくなる。人肌。あつかん。おしゃれにホットウィスキーか。ウィスキーと言うと北の大地で採れるそうである。

昨今では人気で高騰しているそうだ。そんな事を書き連ねている間もさいほうは続く。かわいい雪だるまやしいたけである。なぜ、しいたけか。乙女心は分からない。しかし、彼女は満足そうだ。そして、できた。めろ~ん。メロンもできた。と喜ぶ。

人形が彼女を見る。そして、先生。リノ。ありがとうございます。と思った。しかし、こうも思った。「先生。大丈夫ですか。手が少し傷だらけです。裁縫のケガですね。と思い申し訳なく思った。彼女は「さいほー。難しいネ。リノもおべんきょーダネ。」と感心していた。そして、こういった。だけどさ。けどさ。ソファちゃん。喜んでくれるモン。リノはやるよ。リノ。サイホ―好きといった。人形は申し訳なさそうに申し訳ございません。と思った。けれど、さいほーを自分でも、先生やリノのようにしてみたいと思った。人形がそう思った時、青年は「母もこんな気持ちだったんだろうか。」明朝、高級マンションといっても北国の板の間は冷たい。北の大地はしばれるね。そんな言葉もあった。そんなバカなである。彼女が時計を見る。せんろー。お仕事の時間だよ。と笑う。彼女がそういうと青年はもうそんな時間ですか。と言う。新しい朝が始まろうとしていた。おや、西からお日様が・・そんなバカな。下らぬ話のひとつや二つ。できる板の間がいい居間である。そう思う今日この日である。

 

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先生。リノ。ありがとうございます。

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そふぁちゃん。うれしい。ヨカッタネ。

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あーあ。手、ケガしちゃったな。のぞみさんに叱られますね。これは。