お前、ひとりで悩まないでみんなに助けを求めたらいいんじゃねえの、
圭吾、お前は優しいな。
優しいかな。俺とお前、結構似たタイプだから、言ったんだけど、
そうか。そうだな。俺はみんなに力を借りる。でも、圭吾よ。俺はもう、十分に借りているぞ。俺は歴史を作る。それはお前との約束だし、まひろとの約束でもある。圭吾よ。お前を見ているとまひろは頑張るそうだ。
そうなのか。俺もまひろみてるとさ、頑張ろうって思うんだよな。
まひろは頭いいよな。漢文も外国語もできるしさ。まひろ見てると世界は結構近いところにあるって思えるんだよな。だからネムとの事だってニコとの事だってまりあのことだって鎌倉時代のことだって豪族の争いだってやれると思うんだよ。大きい戦いのニュースはやっぱりあるんだよ。でも、そんな時はまひろや道長のことを思うんだよな。
道長は我慢強いよな。俺みたいなやつとも話してくれるしさ。感謝してるよな。平安時代の人でもアニメの話してもついてきてくれるだろ?
物語は好きだからな。それから荒唐無稽なのは漢詩も変わらん。それにお前の話は面白い。
ありがとうな。道長。
結構、信じてみていいものもたくさんあるのかもしれないな。俺そう思ったんだ。
そうか。圭吾。
お互い頑張ろうぜ。俺はニコや豪族の戦いや鎌倉時代のことを頑張る。
私は歴史を作ろう。まひろや圭吾やニコやミハルや北条殿や米津殿やタイム殿やネムやトキが頑張れるような世界を作ろう。そのために。
そのために頑張ろう。お互いに。
圭吾よ。ありがとうな。
道長も頑張れよ。
やはり不思議だな。最初は圭吾を応援するために作ったものなのに。それが広がって大きな力になった。
博士。なんだよ。世界とか、時間は面白いだろ?時間は繋がるんだよ。
時間は繋がるか?実に面白い。タイム先生。これでいいか?
好きな方で呼んでくれ。タイム先生でも、タイムゾディアーツでもいいぜ。
そうか。タイム先生。よくわかった。
時間って面白いんだぜ。思いがけないことがたくさん起きる。だから、まひろにも道長にももちろん圭吾にもネムにも北条にも自分を決めつけないでほしいんだ。
そうか。俺もそんな経験があるな。
そうだろ?
だから、まひろも圭吾も道長も北条も米津もミハルもネムも頑張れよ。冒険はこれからだぜ。