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大悪党の弟子  ウィッチウィッチ 鎌倉殿の13人

俺はお前のためを思っていっているのだトキよ。お前は北条のみでこの鎌倉を収められると勘違いしているようだな。一つ言っておく。今まで物資の搬入から諸侯の取りまとめまで誰が行なっていたか?この街の豊かさを誰が支えていたか?考えても見よ。お前が声真似に勤しむ間、マンガを読む間、この街を抑えてきたのは誰であるか?縁の下の力持ちは誰であるか、いってみよ。お前は私が中国とこの地を混ぜていると申したが、渤海をはじめ、隋に学ぶのは当然だ。お前たち、北条など地侍なのだ。東国の地侍。控えよ。

 

俺は昔から誰かに合わせていくのが苦手だった。合わせても今度は自分の意見を丸めて最大公約数的に中庸に振舞ってしまう。私が頼朝様の元で働いたのも自由人な頼朝様に足掻かれたからかもしれん。俺の元には金も食料も女人たちも仕事を掴む力もあった。全ては頼朝様のため、憧れの自由人に憧れてその人の元で働ける、それが良かったのだ。私はいくら仕事ができても心がときめくような刺激のない仕事場はいけないと思う。だから、わたしにとって頼朝様に仕える事はこの上ない武士としての誉だった。それが変わったのは北条が台頭してからだ。あのガキとその家族が表に出るようになってからはわたしもプロジェクトを任されたが以前の頼朝様の仕事場とは変わってしまって俺の実力が台無しにされてしまっているようで自分に腹が立った。北条は身内で争っているだけだ。このままでは此奴らにこの街を乗っ取られてしまう。それにこのままではあのガキは自分の家を守るために身内までも切ってしまうことになる。恐れを知らぬものが国を治めるときほど危険なものはないのだ。わたしは誰かと何かをやっていくことが苦手だ。しかし、気持ちをきちんとぶつけていくことも重要だと思った。私はお前のためを思っていっているのだ。お前たち北条はこの私、この俺に仕えればいい。悪い事はしない。このヒキが鎌倉殿となる。

 

ヒキサン。ありがとう。そこまで俺らのことを考えてくれてたんだな。俺、嬉しいぜ。何驚いてんだよ。ヒキサン。らしいと思ったぜ。聞いてて。ヒキサンは頭がいいんだな。でも、俺、おっさんとの夢があるから。みんなで宇宙に行くんだ。俺、これは思ってる。みんなで宇宙になんて甘いよな。だけど、俺、あの時、おっさんと約束したんだよな。義経とも約束した。あいつの信じた魔法がここに今、ちゃんとあるって証明する。って、だから、負けたくねえんだ。俺。自分の夢のために俺の夢のため、宇宙に行くために、それに魔法の力のこと、諦めたくないんだよ。だから、俺、父さんともヒキサンともやるよ。そのために一人なったって俺は俺の冒険を続ける。それがおれのドンブラザーズとの約束だ。よっしゃ、行くぞ。おれはおっさんの弟子だ。それにおれの母さんは母さんだけだ。おれには思い出がたくさんある。だから大嵐にも大きな悪魔にも、怖い冷たい声にも耐えられる。俺は大悪党の弟子だ。