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向田邦子先生 人形町のはなし

向田邦子先生 人形町のはなし

 向田邦子先生の話を読みました。先生は人形町という所に行って江戸の昔の残り香を探したそうです。人形町は人形焼きが有名な場所なのだそうです。小さいときに先生は水天宮という神社に行ってお参りをしたそうです。おばあちゃんと自分と妹と一緒に仕事で忙しいお父さんの代わりにおばあちゃんと人形町へいったのかもしれません。人形焼きは甘い。口に入れると少し生地の硬さを感じる。けれども美味しい。しかし、少し寂しい気がする。温かいものを食べるとき、心も温かくなるというけれども寂しく感じる時がある。そんな時は水天宮様にお願いをする。お父さん。早く帰ってきてね。面と向かっていえなくてもここでならいえる。昔の人は犬の日参りと言って赤ちゃんが無事に生まれてくるように神社でお参りをしたそうだ。水天宮様は赤ちゃんや子どものための神様である。だから父親の無事に早く帰ってくる事をお願いするのは違うかもしれない。でも、私はこの時祈りたかった。ここでなら妹や弟にも気兼ねをせずに姉としての勤めを考えずに自分に素直になれるような気がしたらだ。面と向かっていえないことでもふとした時にふとした場所ですることができるときもあるのである。だれかからだれかへ祈る事。だれかがだれかの無事を願う事。・それはなかなかできないことだが大事なことなのだと私は学ぶことができた。なかなかできないことでもふとした時に伝える。たとえそれが自分の望む形ではなかったとしてもふとした時にしたりされたりする事で心が温かくなったりすることもあるのである。