ブログもの真似主 nezuzyouziのブログ

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ズッコケ三人組という話が面白いです。

このお話は一つの町で、いろいろな事件があるので読んでいて飽きません。

ハチベエが元気で、ハカセが頼りなくて、モーちゃんが思いのほか頑張り屋で面白いです。明るく楽しい雰囲気ですが会社を起こしたり、新聞記者になったり、環境テロリストと戦ったり、怖い大人と戦ったり、少しシビアな所があるのだなと思いました。ハチベエが昔の時代の幽霊に取りつかれる話。敵がいて敵は天使爛漫な君たちにスパイスを与えたったのさ。齢、ナン十歳のこの僕も君たちと遊んでいたかったのさ。と言って生きたのは印象的でした。ガムの懸賞でハワイ旅行に言ったり環境テロリストが山賊のふりをして人を操ろうとしたり、冬休みに山荘へ出かけて、事件に巻き込まれたり、怪盗Xがでてくると怖い大人がたくさん出てきて、意味深な事を向田先生風に言ったり、面白いです。楽しい編と怖い編。ビジネス編に、イデオロギーの闘争ものなど多岐にわたります。テレビドラマをよく見ていました。アニメ版もあるそうです。でも、僕は原作版が好きです。向田先生フリーク。向田先生の声真似主なら原作版です。それは作者の先生、那須正幹先生のなせる業だと思います。ズッコケ三人組を読むとき、僕はイタリア文学のクオーレというお話を思い出します。クオーレはイタリアの田舎町の学校が舞台のお話で、少し、文学的、神様の世界のお話的要素が強い作品なのですがそのクオーレとズッコケ三人組はよく似ていると感じます。それはハチベエたちは俗世間に生きているけども、作者の先生は教養的な話がしたくてそれがしのぎをそれとなく削っているように思うからです。先生の世界を100パーセント出せるのは怪盗Xだけです。でも、それをハチベエたちはうまいこと、キャンセルします。ハチベエハカセ、モーちゃんというキャラクターがたずなをくれるのです。すべて説法のように徳の高い世界というわけにはいきません、それをうまいことやっている。上手な方です。役にのまれることのないようにという事でしょう。大変良い時間でした。ズッコケ三人組よかったです。前からよく読んでいますが大変おもしろかったです。