みんなで練習。初夏の風。
今日は、パパさんがアムロ大尉さんと大塚明夫さんさんの声真似の練習をしていました。なんだか、アムロさんとパパさんが勉強を教えあっているような感じがしました。
「ここのこれはどうするの。」とアムロさん。パパさんが「ああ、そこは、こうだよ。」とパパさん。アムロさんが「へ―。」と関心。パパさんが丁寧に教えている。それはとてもほほえましい時間だった。僕もそれを見て「へー。」と感心。
その感心をもちながら、僕はカレンダーに目をやる。今日は５月３０日。5月も明日で終わる。僕はこれから夏になって暑くなっていくな。と思った。僕がそう思っていると、部屋の窓が空いた。涼やかな初夏の風が部屋に入ってきた。僕は涼しいな。と思った。
パパさんとアムロさんはそんなことは気にも留めなかった。二人とも勉強に忙しいらしい。僕は財布を持っていた小さなカバンから財布を取り出した。パパさんとアムロさんにお茶を買おうと思ったからだ。
