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麒麟が来る。ひとりじゃないの。

麒麟が来る。ひとりじゃないの。

信長は蘭奢待をもらい、将軍を退け将軍となった。しかし、足利派をすべて平定したわけではなく室町社会からの旧来の大名、機内より西の武家は信長に従おうとはしなかったのであった。将軍は毛利氏に保護という名目で蟄居させられていたが我こそが将軍であると信じて疑わなかった。それは光秀たちと過ごした時間が嘘ではないからだった。しかし、それは過去にとらわれて生きることの裏返しでもあった。将軍は思った。山寺から武門に利用される形で京都に出てきて方向性が違ってきたらなかば捨てられるようにして京都を追い出された。自分は将軍になりたかったわけではない。くらいついていたらここに立っていた。坊主が国を治める。こんな面白いことがあろうものか。山から出てきたものが里へおりて学を修め国のかじ取りをした。なかば騙されていたのかもしれないがあの時の思い、努力に嘘はない。ある時は悩み、ある時は喜び、ある時は子供のように怒った。怒った時は不思議と心の中がすいた。剣術を学んだときは負けはしたが少しはうまくなったであろうと得意になった。俺はしょせん作られた作り物の将軍だ。しかし、俺の中に生きるこの心この思いでは本当だ。ある時、信長が俺に挑戦状をたたきつけた。売り言葉に買い言葉は一番よくないのだが俺はあいつに見せてやりたかったのだ。かかって来いと、俺はここまで育ったぞ。とみせてやりたかったのだ。何を見せられるかわからなかったが感じさせたかったのだ。

 

うんとね。お正月のお買い物に行ってきたよ。でさ、光秀に服を買ってあげたんだよネ。光秀。服飼ってくれるんだよ。かわいいの一杯。リボンも新しいのたくさん買ってくれるんだよネ。イイデショ。だからさ。いつもの感謝を込めてスーツとネクタイを買ってあげたんだ。似合ってタナー。孫にも衣装だ。って、いったら、孫はあなたですよ。だって、ふふ。孫なのー。そっか。光秀はお父さんみたいなものなんだもんね。だから私、もっと強くなるよ。この時もどの時も一緒にいたいから。夢のためにずっとずっと伸びるようにネ。お正月いいなあ。うふふ。おぞうに食べたり跳んだり跳ねたり。ふふふ。どんどん行くよぅ。止めて見せろー。

 ばかじゃねえのか。丹波へ連れてけだ。俺の庭だけどあんたが、お侍がいくのは進めねえよ。なんでかって、丹波の向こうってのはお前様の事、良く思ってねえ奴がおおんだよ。この世ってな。戦、戦だ。あんたらはせいぜい洛中まで機内までだ。俺よく行くけどさ。行きたくねえんだよ。大体町の中でも微妙だろ。お前の評判。俺は声真似聞くんでかかわらないでくれ。俺は飽きたんだよ。夢や希望なんてあほくさくてそんなのより好きな時にマッシュルよんでほのこきいて、適当に寝て、コンビニで働いてK-POP聞いて、バイト先の先輩にドキドキしてたほうが精神衛生上よくねえか。ははは。怖いって顔がもう、わかったよ。そりゃ。ドキドキして起きしていきたいさ。赤い眼鏡がキュートなんだよ。だから。だもんだから命を救いたいよ。この前、腕組みして「こまったにゃん♪だとさ。かわうぃ~~~~いだろ。かわいいだらや。ははは。」

そこまで行ったとき、光秀は怒った。「ならば連れていけ。今日を越えねば明日は来ない。敵は丹波にあり。」光秀がそういうと「今の、ほのこの声でききたかったなぁ。ふふ。でもさ、買う語しとけよニャン♡。魑魅魍魎の里だぜ。」

今日もあの子は飛んだり跳ねたりしている。それで笑っている。それを守ろうと躍起になっている光秀もいる。その外で恋に燃えている彼もいる。最近はほのこより赤い眼鏡の先輩だそうだ。移り気なことで。その横でイデオロギーのために京の山より都におり京を図らずも都を治めた男もいる。そのことを思うと恋や努力、にゃんにゃんが飛び交っているのを聞くと光秀の思いは小さなものに感じる、小さな中での父親ごっこは小さく感じる。しかし、そんな彼も今ここに生きている。そんな男がここいる。どうなっていくのだろうか。彼らは、彼女らは。

お題「#買って良かった2020