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カステラ戦記 アフレコ体験記

 

今は昔、竹取のおきなというものありけり。そんな時代もあった。いつか笑える日が来るわ。そんな歌もあった。俺の父はタクシー運転手だった。俺は運転手、あんたは客。それに対して、俺は運転して、目的地まで運ぶ。それが呪いの指輪だとしても、しっかり、お題を思えば、しっかり運ぶさ。それがギブアンドテイク、かのローマ人だって塩をもらって殺しあってたんだ。とんだお侍だよ。まったく。そんな父のもとで育った俺は、いつしか俺もギブアンドテイクで聖人様のように聖書の人のように生きていきたいと思った。与えるものと与えられるもの。ギブアンドテイクで、生きる人、アナクロより、ハイテク、グローバルなんて言われて久しい。俺は、そんな時代に大人になった。あとは飛ぶ鳥を落とす勢いだ。女も、仕事も何も可も手に入れた。感謝します。本当に、試案なる父上の教え、ある意味での武士道が私に光をくださった。感謝申し上げます。謹んで。

最近俊彦は笑顔が増えた。なんといっても桃園ゆめかさんに勉強を教えてもらっているようだ。いくら、金持ちでも、そこまで、家庭教師を芸能人に頼むということはしていない。しかし、俊彦は、楽しいでーー。ほんとに。と、喜んだ。おかしいな。知り合いの探偵に調査を依頼すると、自宅学習支援員の、ステファニー・リーさんという方だそうだ。そして、その友人のハンさん。彼は一重瞼の細めのイケメンらしい・そんなことはどうでもいいことだが、探偵野郎、いや、失礼。樹里さんは面食いで、そんなことも逐一報告する。ほかのことは逐一報告してほしいが。やれやれ、人を消すまほうがあれば消すのに。いや、人を呪うのは良くないな。人は愛さねば、人類みな兄弟、例え、それが心に仮面をかぶったライダーだとしても、自由を求め、競い合う、宇宙のめぐり逢いのしとなれば、皆、愛さねばならぬ。輪廻の和の中で。と思う。今後の俊彦の成長に注目だ。他のしみだな。しかし、道の向こうのものだとすると、離れてもらわねばならない。俊彦はビックになる男なのだから。

 

最初は出来心、だったんだ。糞。サンタクロースを信じている子供に嘘をつくような、そんな気持ちだったんだ。ステが悪ノリしたんだ。今の俺は飛んだクソ野郎だ。ステのやつが僕、桃園ゆめかだよぅ。」と、言ってしまったんだ。俊彦の前で、そしたら、ゆめかちゃんでー。と、喜んだ。目をキラキラさせて、出来心だったんだ。物の弾みだったんだ。俺は物の流れで、そのマネージャーになってしまった。嘘はうそを呼ぶ、最初の流れは快調だったのに引くに引けなくなって、しまうときがある。男には。少なくとも、ステにも。女にも。

ステもまんざらではなさそうだ。本物になれて少なくとも、俊彦の前では、彼女はステではなくて、桃園ゆめかだったんだ。口のうまいステめ。ステも化粧をしたり、神を整えたり、ガーリーだ、フェミニンだ・聞きなれない横文字を使うようになった。舶来かぶれめ、クソ。カタカナ語の俺たちも十分には舶来ものか。やれやれ、結果オーライ、何はともあれとはいえ、嘘が嘘を呼ぶ、そんな気がしてならない。いいじゃない。楽しめば。僕、本物になれてうれしいよ。僕はとしちゃんの前では桃園ゆめかなんだから。いいの。僕は、慣れてうれしいよ。このまま、サポーターを続けて、夢の先生教室を開こうかな。そんな野望も、生まれたらしく、ステのやつは喜んだ。

俺も、その事業を手伝おうかな。と思った。夢の教室、教科ごとに先生役を雇う。国語は誰誰さん。数学は、という風に、俺もこの事業に乗りたいと思った。俺たちの夢、サニー豪だぜ。これは、クソ。俺は思った。そう思うと、俺の人生は肥しになったぜ。と思った。そう思うと夢を耕さないと思った。

 

昨日は嫌な客に絡まれた。いや、まったく、どうしたもんかな。しかし、細かいことにとらわれていては、カステラは焼けない。タピオカも売れない。あいつは朝行くとまた、いた。

俺は、カステラー。カステラーと気にしないように焼てきたがにやにやして、俺のほうを見てきた。そして、「お兄さん。今日も制が出るね。俺、北野って、もんだけど、おんたいいひとだから、お願い、きいてくれないかな。あんた、カステラ屋、いやなんだろう。俺来ると、いつも、怖い顔してるぜ。目が笑ってないんだよな。わかるんだよ。俺にはさ。それを聞いて俺は怒った。帰ってくれ。かわないんだったら。どこか行ってくれ。といって、追い払おうとした。あんた、客商売だろ。愛想よくしろよ。なあ。兄ちゃん。」と不気味に割った。俺はあっけにとられた。気が付くと、焦げ臭いにおいがした。カステラが焦げていた。そして、男はいった。おや、カステラ、焦げちまったなあ。ははは。まあ、また焼けばいいよ。店は焼かないように気を付けて。」と笑った。そして、俺は何なんだ。生活かかってんだ。警察呼ぶぞ。」とすごんだ。男は、「そうか。呼べ呼べ。なんでも呼べ、あんたがこれから世話になんだから。今のうちに呼べ。」といった。

俺は、どうしていいかわからず、あっけにとられて、「何がのぞみだよ。」といった。

すると、「あのな。俺の頼み、来てくれよ。人のしてくれりゃいいからさ。あんたできんだろう。その体。その眼付、いいね。役者さん。みたいだよな。」といった。

そして、あんたはこんなところで終わるやつじゃねえよ。スポット浴びなきゃ。そうだと思うね。俺は。」と言われた。俺はすっかりその気になった。家族の事もあたまをよぎった。ハンがいて、ステがいて、ゆいがいるそんな家族が好きだった。けれど、クソおやじという息子の事、何かの影響で、もういい年なのに僕ね。と話している娘の事を思うと俺の居場所じゃないような気がした。ゆいにも苦労はさせたくなかった。色白で、美しいゆい。けれど、最近、疲れて、口数も少なくなったような気がした。俺の居場所だと思った。居場所はもうなくなったんだ。と思った。東西南北に店があって、夏は冷房完備、冬は暖房完備の大きなオフィスビルに会社を持ちたい。外国のアンティークやクラシックバレエ・歌舞伎や能にも増資が深い。そんな男になりたいと思った。その一歩がこれだと、暴力だ。と思ってしまった。掃除屋に返送して、家に分け入って、標的の命を取る。それが俺の仕事だ。と思った。

そう思うと、俺は男に話を聞いていた。男は、それじゃあ、いってきかせやしょう。と。喜んで言った

 

俺はステの夢に乗った。不動産屋にも行った。いい物件。オフィスビルを見つけたんだ。階は8階。8(やってやろうのや)だ。そして、うまくいったら、求人も順次、出すことにした。これで、俺は肥しになれる。もう糞じゃねえ。と、喜んだ。

ステはまんざらでもなく、僕の夢の場所だ。僕の舞台だよ。ハン。とにこっと笑った。ステはアーティストや声優に亜子が得ていた。それがかなって嬉しそうだった。それもそうだが、これで、家族を楽にできる。父さんもカステラを焼いたり、母さんも働かなくて済むかもしれない。それに俺も、今より教材研究をして、精進していけば結果が出る。と思った。

明日は今日よりもきっとよくなる。俺は糞そう思った。

母さんに笑顔がなくなった。母さんはスーパーの店員の仕事がつらく、病気になってしまっていた。ステは「これで、母さんも笑顔になれるね」とニコニコしていた。

そう思って、俺たちは、今日も、ビックになる前哨戦として俊彦のところへ行った。

俊彦の母さんの話では今日、掃除屋さんが入るそうだ。これから、まずは半年間。なんでも、掃除屋のセールスマンがしつこく、まずは半年と、熱意に押されて試すことになったそうだ。金持ちは家の部屋数が多く。俺も何か月も通ったからわかるが。このあたりの金持ちは掃除屋さんを家に入れたり。掃除府さん。メイドさんを雇うのが普通になっていた。知らない人を家に入れるのか。と思うだろうが、金持ち喧嘩せず。というやつでのんびりとしたものだった。俺とステがくると俊彦は「まってたよ。先生。お姉さんも。」と言ってにこっとした。そして、上がっていってよ。ふふふ。と俺とステを迎えた。ステは「うん。トシちゃん。僕もだよ。」とかわいい声で。いった。女なのに僕だというのはまだ慣れないがこれが俺たちの夢の一歩になるんだったら、いいかな。と、許した。

俺とステが働くと、お金が入った。・暮らし向きは良くはならなかったが気持ちが違った。

働きだすと、家にいて、だらだらしているよりも活力が出て、生活にも張りが出た。仕事で病気になって市今う人もいるが俺は少なくともその活力の出るタイプだった。

ステは少し違うようだ。しかし、元々、テレビが大好きで、出たがりな性格だったので、今の生活が、「僕。まんざらでもないよ。」という風だった。

俺は。俊彦に勉強を教えていった。俊彦が飽きると、しばらく時間を決めて、ブロック遊びやら、折り紙遊びをした。もちろん。マンガの声で。適材適所だな。何とかなるもんだ。と思った。そう思うとほっとして、小便がしたくなった。「糞が。」と思ったが、ステのやつが大丈夫だよ。トシ君は僕が見てるからさ。」と、言った。頼もしい姉だなと思った。

俺はそう思うと、母さんのスーパーの仕事も父さんのカステラ屋も良い仕事に思えた。俺はそう思うと、知らず知らずのうちに壁を作って、何となく抱いた自分の世の中の仕組みやイメージに囚われて貴重な時間を無駄にしていたんだ。変に周りを軽蔑して、ナイフみたいに尖っては見るもの聞くもの傷つけていたんだ。と思った。そう思うと。安心して、ほっとして、小便が出た。ほっとした。すると、掃除屋さんが入ってきた。顔を見たとき、何でここに、糞がと小便をしながら思った。