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その男。津山。政治家稼業。パラレルファクター。

その男。津山。政治家稼業。パラレルファクター。

 俺が、あいつと出会ったのは、ワコク帝国大学の2年の時だ。

俺は、最初、気に食わねえ奴だ。と思った。俺は、今、一応、エリートコース議員と言われている。入閣も2年間務めた。ワコク文部省の文部大臣。ワコク中の小学校、中学校、高校、大学、それから、支援学校も俺の鶴の一声で、動いた。俺は、そのころは、奨学生で、勉強一本で、ここまで来た。だから、最初は、せんろの事は、「なんだ。金持ちのボンボンかよ。」と思ったもんだ。俺は、なんだかんだのの洋食よりも、ワコクの食事、おでんだ。煮物だ。の方が好きなんだ。

だから、そのころは、せんろの和のものより気取ったものが好きな所が嫌いだった。今は、おれや清水さんのおかげであいつは変わってきて、ワコクの人々の事も考えるようになったが、あの頃のあいつは、曰く、ミナライ まほー☆少女だったらしい。ふざけるな。まったく。でも、あいつはそんな奴だった。

あいつの気持ちも今になってわかるんだ。ワコクも、いつまでたっても、ワコク然としていてはいけない。あの頃は、海外の文化をどんどんと取り入れよ。そして、生まれ変わろう。ワコクと共に。という時代だっからな。ピアノや音楽が盛んになったのもこのころだ。

俺はクラシックってのもよくわかんねえ。だけど、これも、せんろが言う所の新しきを学ぶって、事なんだろうなあ。

俺は、最初、嫌いだったんだ。あいつの事。けど、知ったら、いいやつじゃねえか。と思ったわけだ。俺もな。こんな訛りのひでえ。落語っぽい話し方だったら、人気は出ねえという事で、礼儀正しい言葉遣いを心掛けている。面白いもんだぜ。最初は、恥ずかしかったけど、こっちの方が話しやすいよな。という事で。今でも、エリートコースは違いますね。って言われんだよな。

 

 礼儀正しい言葉を使うようになったのも、せんろの影響だ。あいつは、大した奴だ。みんなまとめちまう。人をまとめるが、上手いだよなあ。あいつは。

俺、大学三年生の時、憧れてたよ。けど、リノとあってから変わったよ。最初はびっくりしました。けれど、これも彼の一部なのだと思うと、そうか。という事になったのです。

せんろ議員は頭の良い男です。大きくたたけば大きく響き、小さくたたけば、小さく響く。のほほんと、リノね。だか、みゃんみゃんだかをやっていますが、気が付けば、プレーンになっている。そんな人です。テツロウさんは。

 

津山議員は、ここまでインタビューに答えた。お江戸訛りも全くなく。礼儀正しい男という印象を与えた。

けど、仕事が終わった後、家の書斎に行くとリノがいた。リノは「遅かったネ。津山君。リノね。待ってたんだ。津山君とあそぼかな。」って思って。と笑った。

津山議員は「なんだよ。おめえは。座敷童かよ。」と、強くいったが、リノはクスクス笑って、「あー。江戸っ子だ。江戸っ子王国だ。」と、笑った。

津山は、この野郎。と、リノと、鬼ごっこをした。

31歳のエリート議員と、かわいい漫画の女の子風の子。なんだかよくわからない対決。よくわからない二人だ。けれど、二人は、特にリノは、この時が好きなようで。

リノ。また来る。といって、風の中に消えてゆく。津山はここまで知っている。

せんろの事を。せんろは、自分が訛りの強い言葉で話すことも知っている。

二人は、お互いに柔らかい腹を知っている。

そんな二人が、せんろと、津山なのだ。

 

リノがいなくなった書斎で、津山はワインを飲む。

1人でちびちびと、飲んでいると思いだす。大学時代の事を。

そう思うと、せんろテツロウに会いたくなる。あいつは文字通り、せんろに乗って旅に出て行ってしまう。昼間、会議や会合で、会うことはあっても話すのは、仕事の話だ。

プライベートであっても、リノの事の方が多い。そう思うと、津山は寂しいと思った。

ええい。男がなくもんじゃねぇ。と思ったが、寂しくなった。

そう思っていると、せんろが立っていた。津山はびっくりした。

「あなた。どこから。まったく。あなたは、海外ならいいアサシンになれますよ。」と、笑った。すると、せんろは、「津山君。私は今来たところです。さっき来たのは、小さな魔法つかいちゃんです。どうです。リノちゃんの魔法は?大臣、お答えください。」と、低い通る声で、言った。

津山は「リノ。お前。せんろか?今どうなってんだ。まったく。お前は。」と笑った。

すると、ソファーちゃんのパペットが「リノは寝ています。とても疲れているそうです。」と、冷たい声で言った。

津山は「あなたは、芸達者ですね。落語家になればよかったのに。」と笑った。

せんろは、「落語家?いや、リノはリノ。ソファーはソファー。私は私です。」と返した。

津山は「あなたは、そんな人でしたね。テツロウさん。」と笑った。

せんろは、津山の隣に座り、「今度、またゴルフに行きましょう。」と笑った。

それに、津山は「当たり前だ。お前は俺の親友だからな。」と、言った。

それに、せんろは「はい。もちろんです。」と笑った。

津山は、それに、「お前。本当か。それ。」といった。

そして、仲間の印ならこれ飲めよ。と、ワインを進めた。

少し酔いが回ってきたがせんろの顔をじっと見たつもりだった。

しかし、そこにはリノがいた。リノは可愛く、「津山くん。」と、寝ぼけてやってきて、「今度、まほーステッキ買って。それから、かわいい服もネ。」と、眠そうな声で言った。

津山は「リノ。わかったぞ。だから寝ろ。」と、リノの頭をなでた。

リノは、スヤスヤと、津山の隣で眠った。

津山は可愛いと思った。けれど、分っていても、もうちょっと、俺の親友と話したかったぜ。と思った。

リノは「メロンだ。ソファーちゃん。」と、寝言を可愛くいった。

初夏の柔らかな風が書斎に入っていった。