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まってろ。政治家稼業。パラレルファクター

まってろ。政治家稼業。パラレルファクター

 今日、この俺は、久しぶりに、奏山へいった。

まったく、腹の立つ、街だと思った。

自然も、あって、山もある。魚もうまい。

それに、なんと、言っても、カイリク新幹線。凄いよな。何回、のっても、そう思うもんな。駅弁も、美味しい。いかめしが、良かった。やっぱり北国は、魚の素材が違うと思った。そう思った俺は、またサメのマネをして泳ぎたいと思った。俺は、動物のマネが好きだ。どっかの誰かと違って、おかまじゃねえ。俺は、オスだ。俺は、トカゲだ。このワコクという、家を守る、ヤモリだ。

見てくれ。俺の鍛えたこの肉体を。見ろ。まさに、ワイルド。小野道にある、マッスル・ハウスという、ボクシングジムも、兼ねたジムで、体を鍛えているんだ。俺は、清水さんをこの手の抱くまで、俺は、戦う。

 

 俺は、後悔しているんだ。あの時、清水さんが、バレーボールのプロにいかないわ。といったとき、月並みな事しか言えなくて、俺、好きだったのに。ドキドキして、何にも、言えなかった。俺は、肉食系のはずなのに、あの子の前では、草食動物になっちまった。あいつなら、あのオンナなら、何て言うかな。俺みたいな心は、あいつは、もっちゃいねえよ。アイツは、ちゃかして、逃げるガウ。弱いオスだから。

 

でも、あの時の俺も、弱かった。声をかけられなかった。ここぞって時に、良いことを言えなかったガウ。俺は、オスなんだよ。あいつとはちガウんだよ。バレーボールの道じゃなくて、清水さんが、政治の道へ行くって言ったとき、俺は、応援する。俺。としか言えなかったんだ。

俺、生徒会もやってて、他の奴らの悩みとか、野球部の助っ人とか、サッカー部とか、バレーボールの玉ひろいとか、いろいろやったんだけど。一番、力になりたかった清水さんの力になれなかった。

それが、今も、心残りだ。だから、俺は、清水さんが、政治の世界に行くって言ったとき、寂しくなった。あんなに好きだった。清水さんがコートの外に行く。コートを出て、俺の知らない世界に行く。そう思うと、俺は、行くなよ。と思って、俺も、連れてけよ。と思った。

自分だけ、俺をのけ者にして、政治の世界に行くなんて、俺、バレーボールやって、キラキラしてる清水さんが好きだったのに。

キラキラしてた。汗が輝いて、大声出して、俺も、一緒に戦ってイルつもりだったガウ。だから、行くなよ。もっと、一緒にいたいと思った。

だから、俺は、政治の世界へ飛び込んだ。後で知ったが、君は、秘書になったみたいだけど。俺は、その時、清水さんも、政治家だと思っていた。だから、選挙にも、立候ホしたガウ。俺は、紅鷹党の理念、ワコクの人々に、寄り添う。人が人を助ける。という言葉に共感して、紅鷹党で立候ホした。

 

あの日、あの時の清水さんにいい事いえなかったから、あの時の君に、良いことを言えるような男になるんだと、思って、俺は、いばらの道を行くことにしたんだガウ。

 

俺は、せんろみたいに、グローバル主義ではなくて、今この自分のいる地域のために、仕事をしたい。あの時の君みたいに、悩んでいる人、地域の人のための政治をしたいあのオンナとは、違う。俺は。

アイツは、自分の分が悪くなると、女の子風になるよな。

これは、たられば、ダガウが、あの時、あいつなら、アタシ。知らないワ。アタシ。知らない。知らない。と、逃げるんだろうな。

俺は、そう思う。だから、あのせんろに、負けない。かみついて離れない。

 

俺は、そう思って、奏山の紅鷹の本部に、向かった。

 

その道中、待ち合わせの時間に、まだ、早いことに気づいて、本屋にしばらく寄った。そこで、思いがけず、俺は、いい本に出会った。それは、奏山の産業、経済についての本だった。本によれば奏山は、刀や剣の産地らしい。鉱物も、質のいいのが取れるそうだ。

 

 そういえば、高校生の時、清水さんに教えてもらったな。と思った。俺は、理数系。生き物の事に詳しかったが、社会科とカメリア語は、不得意で、ときどき、教えてもらっていた。そういえば、清水さんは、そんな事、言ってたような気がする。俺は、そう思った。高校生の時の思い出だ。

もう、何年前、だろう?俺は、そう思った。

 

そう思うと、何だか、涙が出た。温かい涙だ。勉強している清水さんの顔は、かっこよかった。スマートで、真剣な顔だった。ペンで、綺麗な字で、カメリア語の単語をノートに書いている清水さんの顔をいまでも、覚えている。今でも、清水さんは、こんな顔を、して、書き物を、しているんだろうか。この本も、清水さんが、書いた本だったら、良いのに。俺は、そう思った。そう思うと、スラスラと、頭に入ってきた。

 

そして、俺は、最後に表紙を見た。上司には、著者の名前が書いてあった。

 

そこには、あの、男の名前が、書いてあった。せんろ テツロウ と、書いてあった。

著者の写真も、載っていた。良いスーツを着て、凛々しく、賢そうな顔を映っていた。俺は、その写真を見て、この野郎と思った。

そして、コイツの本を読んで、懐かしい気持ちになっていた自分に腹が立った。

 

俺は、イライラして、その本を、バンと、少し乱暴に戻した。

その時、聞き覚えのある声がした、「モリヤ君。^^本が、痛い。イタイってサ。^^」と、俺に言った。

この声は聞き覚えがある。そう。せんろの声だ。

俺は、その子に、何だ。この野郎。といった。

すると、せんろは、「ねえ。守屋クン。^^まほー図鑑探して。」と笑った。

 

俺は、せんろに、自分で探せよ。と、襟巻を出しておこった。

俺が怒ると、「あー。守屋クン。^^怒ってるんダ^^でも、プリプリしたらサ、駄目デスヨ。^^」と笑った。

そして、こういった。俺は、売るせえ。といった。

俺がそういうと、せんろは、怖―い。^^と、いって、どこかに行ってしまった。俺は、勝ったと思った。

 

しばらく。俺が勝った余韻に浸っていると、黒いスーツを着た男がやってきて。こういった。「守屋さん。ワコク清和党のせんろ テツロウです。私の本。読みましたか。」と、俺に言った。

 

俺は、読んだよ。この野郎。と、言おうと思ったが、この人はとても、紳士的なので、自然と、読みました。せんろ議員。今回のあなたの本は、とっても、良かったです。読んでいて、勉強になりました。と、言っていた。俺は、コイツ。と思って悔しかったが、これが、せんろさんの魅力か。と思って、敬語で接していた。

 

そして、俺が、せんろさんの顔を見て、やっぱり、先輩だ。と思っていると、俺にこう言った。「今度、守屋さんの本も、読みたいです。私は、どうも、最近、凝り固まっている気がして、若い議員さんの考えも、一度、聞いてみたいものです。守屋さんの志はなんですか。?」と、言った。俺は、その言葉を聞いて、いや。俺は。俺の考えは。と、躊躇した。

 

俺が、躊躇していると、「恥ずかしがることはありません。」と、言った。俺が、そうですね。私の考えは、地域の人のための政治です。政治とは、皆の者だと思います。」と、言った。

 

俺が、そういうと、せんろは、「守屋さんは、思ったことを素直に言えますね。良いと思いますよ。私も、学ばなければ。若い議員と話すのはいいですね。刺激になります。」と、言って笑った。

 

そして、今度、お食事でも、行きましょう。と、言って笑った。

 

俺が、行きましょう。と、言うと、せんろは、では、またといって、俺に丁寧に挨拶をして、本会議で、お会いしましょう。と言って、どこかへ行った。

 

俺の体は、汗だくだった。先輩議員と話すと、緊張する。これが、先輩議員の貫録かと思った。けれど、親しみやすい礼儀正しい人だなと思った。

そう思うと、少し、冷静になれた。

 

冷静になると、俺は、時計を見た。時計は、待ち合わせ時刻、五分前だった。俺は、「大変だ。遅刻だ。」と思った。

俺は、大急ぎで、紅鷹党の本部に向かった。

 

そんなコト、シーラナイ。^^だってェ。アタシ。知らないモン。^^」と、さっきの女の子は、思って、本屋の店員さんに「アノウ。マジカル・カヨちゃんのフルーツ★大まほー図鑑アリマセンカ。^^」と、可愛く聞いていた。そして、こういった。守屋 カゲト議員の書籍って、アリマセンカァ、^^」といった。

その子がそういうと、店員さんは「守屋さんの本は、難しいよ。分かるの。」と心配した。だが、その子は、カワイイコエで「店員さんにこういった。「分かるモン。アタシ、九さいだから。ワカルもん。^^」と言った。そして、こういった。「アタシ。フルーツ★大まほーも覚えて、ムズカシー^^本も読んでネェ。^^いい政治家になるンダ。^^」と、言っていた。

 

その顔は、とっても、可愛かった。この子が、せんろだとは、誰も、思わなかった。

 

店員さんは、その子が、いい政治家になる。といったとき、ちょっと、意味が分からず。首をかしげていた。

 

だけど、その子は、にこにことして、カワイクワラッテ。^^イタ。^^

 

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