高見山の夢。
いい気持ちだな。ああ、勝った後の風呂ってのは、
最近、体の調子も、グッドだし、今場所。ユウショー。しちゃうんじゃないかな。
おーい。今、帰ったぞ。
俺がそういうと、俺のワイフ、ワコクの言葉だと・・・あ、女房か、「はい。アナタ。」といって、
三つ指をついて、出迎えた。
俺のグッとワイフは、着物をきていた。綺麗な着物で、キョートの西陣おりだった。
俺は、俺のワイフにぁグッドな着物を着せたかったから、部屋の若い衆や、親方に頼んで、
キョートの西陣おりってのを作ってもらったんだ。皆、最初は、渋ってたけど、俺が、オオゼキになったから、これからも、
頑張ってって、事で、お金を出してくれた。ワイフにいい暮らしをさせてやれなきゃ、ハワイアンの名が廃るから。
俺は、海を越えて、ハワイから、このワコクにやってきた。先場所では、10勝五敗で、三賞の敢闘賞をいただいた。
その時、俺は、嬉しくて、オゥ、と思った。ワコクは寒い。ハワイとは違う。だけど、頑張った。
そして、縁があって、マイワイフとも、出会った。
"今日のワイフも綺麗だ。色が白くて、つやつやしてる。髪は、カラスの濡れ羽色。
これは、ワコクズ スモウ ソング。スモウジンクっていうのにも、歌われている。"
マイワイフの笑顔はすてきだ。マイワイフとの出会いは、かなで山のとあるホテルのレストランだった。
俺は、ワイフを見たとき、オゥ、グット、ガール。ワコクズ ヤマトナデシコと思ったね。
そして、まかり間違って、いろいろあって、俺は、マイワイフ、と結婚した、
それからというもの、とんとん拍子で、とうとう横綱の地位を狙えるところまできた。
ありがとう。サンクス、マイワイフ。俺は、そんなことを思いながら、マイワイフに、ただいま。といった。
俺がそういうと、マイワイフは、「ふふ、お帰りなさい。アナタ。」と言って笑った。
"なんでだろうな。マイワイフの可愛い顔、悪露が白くて、柔らかそうな顔おみていると、
どんなワコクズスモウレスリングも、耐えられる。"
なんでだろうなあ。こんないい女房がいる俺は幸せだ。俺がそうおもうと、急に目の前がまぶしくなった。
なんだ。人がいい気持ちで寝てるのにと思った。、俺はその時おかしいなあ。あれ。と思った。寝ている。・・・・・。?
俺は、そう思って、目覚めた。長く寝すぎたのか。少しだるかった。気が付くと、そこは、病院のベットの上だった。
病院のベットの近くの窓が少し、開けてあってそこから、やわらかな、涼しい風がそよそよと、優しく入ってきた。
ああ、涼しいなあ。そうか、もう、夏かあ。ハワイが恋しいなあ。と思った。俺がそう思っていると、看護婦さんがやってきて、まあ、関取が、お目覚めなったわ。と笑った。
その笑顔は、とても、かわいらしかった。なんだか、女性らしくて・・・オゥ。と思った。
そう思うと、夢の中のおぼろげな、俺のフューチャーズマイワイフを思った。
彼女の事を思うと、なんだk、なんだあ。夢か。ドリームかぁ。と思った。俺がそう思っていると、さっきの看護婦さんは、どこかへ行ってしまっていた。
多分、俺が起きたことを、他の看護婦さんたちに報告しに行ったんだろう。俺はそう思いながら、さっきのフューチャーズマイワイフの事を思っていた。
そのワイフの事を思うと、「あの子の名前、なんてんかなあ。」と、言う言葉が口をついた。
俺はその自分の言葉を自分の耳で聞きながら、はやく、出世して、親方になろうと強く思っていた。
そんな俺を、窓から、柔らかな風が、冷ましていた。