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放送部のうたまるさん。学園パラレルファクター。

春というのは、いろんなことが、始まる季節だ。
それは、この学校においても、同じである。
つるつる頭に、サングラス。それから、ちょっと恥ずかしがり屋のくせに、本当は、お話をすることがすきな彼にも、春がやってきた。


彼は、放送部に、入って、一年間、頑張った。同級生の黒柳さんと、一緒に頑張った。

放送部は、大変だ。毎日、お昼に、放送を、必ず、流したり、聞いている人の心を引き付けるため、面白おかしく、はなさねば、ならない。
そして、時には、真面目に、学校の行事や中間テストや期末テストの話や普段の学校のお知らせなどをしなければならない。

 

彼は、これは、ちょっと、不思議だなと思った。面白くなったり、まじめになったり、あっちに、いったり、こっちに行ったりしなければ、ならないなんて。と思った。
彼は、これは、難しいんじゃないの。こんなこと、難しいよ。と思っていた。
けれども、黒柳さんは、これをやってのけた。みなさん。こんにちは。黒柳 てつこです。いかが、お過ごしですか。?から、始まって、今日の楽しいニュース。


植木 等君が、今日も、どこそこで、バカ騒ぎをしたとか、バレンタインデーで、皆、生徒も先生も、学校の事務方さんも、用務員さんたちも、皆、わくわく、ドキドキして、
うきあしだっているとか、いって、最後には、今日のお知らせです。来週から。期末テストです。皆さん。頑張ってください。応援しています。お相手は、パラレルファクター学園放送部の黒柳 てつこでした。
と、最後にあいさつするのだ。

 

楽しいお話をするときは、本当に、楽しそうに、話す、黒柳さん。
けれども、まじめな、話題になると、サッと、変わって、途端に、真面目に誠実に話す、黒柳さん。

彼は、そんな、黒柳さんを見て、「すげえ。あんなに、ポンポン、変わる。なんだか、百面相みたいだな。」と、感心していた。
けれども、、根本の声の部分、優しく、誠実で、聞き取りやすい声というところは、気持ちがどう変わっても、同じだった。

 

そういうところも、彼は、凄いと思っていた。

彼は、この一年間、放送部で、頑張った。放送部の先輩の小林くん、そして、先生、部長に、認められるために頑張った。
彼は、最初の頃、滑舌や、お腹から声を出すための、腹式呼吸というのが、少し、苦手で、小林君に、「うたまるくん、またかんだね。」「そんな声じゃ聞き取りにくいよ。」と、言われることも、時々、あった。

 

そんな時、悔しくて、俺だって、俺だって、頑張ってんだヨ。」って、いう、気持ちになって、サングラスの裏側がぬれて、少し、汚くなったり、
涙を我慢しているせいで、目の中が、なんだか痛くなったり、して、大変だった。

だけど、うたまるくんは、負けなかった。怒られても、負けるかヨ。俺は、何度、だってタチアガル。何度だってナ。」という、鵜良い気持ちを持って頑張った。


腹式呼吸も、最初は、苦手だったけど、周りの仲間や、小林先輩に教えてもらって、だんだんと、コツをつかんで、いった。

 

最初は、難しいけど、コツをつかむと、案外、できるようになるものだ。
腹式呼吸を覚えると、前より、歌、特に、カラオケが 、うまくなった。

 

すると、なぜか、女の子に、「素敵ね、うたまるくん。歌、うまいわね。」と、言われることが増えた。

 

彼は、その時、「歌が、上手いなんてそんな風にいってもらえるなんて、嬉しいな。」と思って、とても、いい気持ちになった。

滑舌も、最初は、できなかったが、女の子に褒められた時のことを思い出すと、だんだんと、できるようになっていった。

彼にとって、この体験は、大変いいもの、一つの忘れられない。大事な体験となり、その後も、めきめきと、できることが増えていった。

 

彼は、感情を解き放ったり、気も意を込めたりするのも、好きになっていった。

歌、滑舌、感情、この三要素が、まざりあって、彼は、ラップを始めた。

 

ラップを始めると、とても、楽しかった。リズムと、リリック、言葉を考えていくのが、楽しかった。

ラップを始めると、放送部の活動の中で、自分に足りなかったところ、まだ、まだ、磨き上げなければ、ならないところも、分かってきて、大いに、部活動に役立った。

ラップを始めると、辞書を引くことも、増え、語彙力も上がった。

 

これは、ラップを始めた、始めないでは、ないかも、知れないが、ラップが、彼の中の何かを解き放ち、彼の中の何かを変えたのは、確かだ。

 

彼は、ブラッシュアップ、という言葉が好きだった。何か、ことあるごとに、ブラッシュアップという言葉が好きだった。
今でも、事あるごとに、磨き上げないと、いけないコト、ヤラネバならないコトを、見つけると、よく、ブラッシュアップと、いっている。

 


この一年間で、彼は、変わった。だけど、忘れていない気持ちがある。あの時の黒柳さんに対する気持ちである。

黒柳さんは凄かった。
楽しいお話をするときは、本当に、楽しそうに、話し、
まじめな、話題になると、サッと、変わって、途端に、真面目に誠実に話す、黒柳さん。

あっちに、いったり、こっちに行ったりしている。だけれども、根本の所は変わらなかった。

「そんな黒柳さんに、近づけて、いるのカナ?俺は、そんな存在に、ナレテイルのかな。?」と彼は、時々思う。

そんな中で、一歩、一歩、ブラッシュアップし、自分を磨き上げて、ここまで来た。
その頑張りが認められ、今では、あこがれの黒柳さんと、お昼の放送をしている。

彼は、まだまだ、頑張っていく。サングラスの裏に、輝くひとみを隠しながら。

 

いくぞ。いくぞ。負けないぞ。高みを目指して、オレは、行く。レッツゴー。へウィゴー。