今日は、ハワードが、カッコよくて、よかったな。
僕も、サッカー、よく頑張ったよ。そう思って、僕は、僕の部屋に帰ってきた。
僕は、インドから、ドレスタニアに、留学していて、校長先生が、僕に、この部屋を貸してくれたんだ。
部屋には、いろいろな本があるよ。授業で使う、教科書、それから、シュチュワートの図書館から、借りてきた小説に、それから、この国の言葉の辞典に、英語の本、それから、シェルドンから借りた、ホーキング博士の自伝。
シェルドンは、ホーキング博士を、尊敬しているんだって、ホーキング博士は、ハンディキャップを背負っても、けして、悲観しない強い心と、あきらめない力を持っていて、それから、いつでも、ユーモアを忘れない。
僕も、ユーモアを、忘れない。面白いことが、大好きだから。
ユーモアを、忘れない気持ちの大切さは、よくわかるよ。
僕も、「インド人も、びっくりだ。」っていう、ギャグを持ってるよ。
ホーキング博士は、ハンディキャップを負っても、負けないんだって。
僕も、故郷から、とても、遠いところにやってきて、今、そこにある学校に通っているから、逆境に負けない心は、参考にしたいよ。
この本は、とても、いい本だったよ。
面白かったな。でも、早く返さないと、「ラージ。早く、僕から、借りた本を返して。抗議する。」って、怒るかな。
よし、明日、返そうっと。
面白いことっていうと、さっき、ガーナ校長先生がね、「ラージ。君の故郷から、送りものだ。」っていって、プレゼントを渡してくれたんだ。
それは、ピンクのハートの形の箱で、とっても、可愛い、赤いリボンが、ついていた。
僕は、ガーナ校長先生に、それを見て、うれしくなって、「誰から。?父さんかな。?母さんかな。?誰かな。?」と、言って喜んだ。
すると、ガーナ校長先生は、「さぁ、誰かな。?とってもいいものが、はいってるといいね。ラージ。」と言って、ニコッと笑った。
僕は、ガーナ校長先生からその贈り物をもらうと、早速、校長先生の目の前で、あけてみた。
それは、なんと、僕の妹からだった。
僕の妹の名前は、プリアっていうんだ。プリアの肌は、僕の肌と同じで、とっても、きれいな色をしているんだ。インドにいたころはよく、家の広い庭で、鬼ごっこをして遊んだんだ。こんなこというのも、なんだけど、懐かしいよ。とっても、とっても。
プリアはよく、僕の事、お兄ちゃんとか、お兄様って言ってた。
プリアが僕の事、お兄様って言ったとき、いつも、お兄様だって、なんだか、偉い人になった感じが、した。その時、「ああ、僕は、プリアのお兄さんなんだなっ。て、思ったよ。
可愛いプリア。僕の大事な妹。
今日は、そんな僕の妹から、贈り物をもらった。
僕は、とっても、嬉しい気持ちで、いっぱいになって、ガーナ校長先生に「プリアからだ。僕、うれしいよ。インド人もびっくりです。」っていった。
僕がそういうと、「それは、よかったね。ラージ君。ドレス多ニア人も、びっくりだよ。」と、喜んだ。
その贈り物の中身は、チョコレートだった。僕の肌のように美しい褐色のチョコレートだった。
そのチョコレートは、とっても、綺麗に、箱の中に納まっていた。
小さいハートの形から、アニメのキャラクター、なんていったけ。そうそう。「うさぽんだ。」レナードが、一生懸命、グッズを集めてたっけ。ペニーを喜ばせるんだ。って。
でも、なんで、プリアが知ってるんだろう。うさぽんは、ワールドワイドだね。インドでも、やってるんだ。知らなかったな。
そのうさぽんのチョコレートのうさぽんの目は、ホワイトチョコレートだった。
そのホワイトチョコレートも、綺麗な色をしていた。
プリアは、料理が、上手なんだな。
僕は、この時、安心したよ。だって、僕の家は、お手伝いさんやメイドさんがたくさんいたから、料理が、苦手なんじゃないかって、おもっていたから。
プリア、料理が、上手なら、どこでも、お嫁にいけるね。お兄様は、安心しましたよ。
そういえば、プリアは、よく、僕が、将来は、お父さんを超える男になる、って、言ったとき、プリアは、まじめな顔をして「私は、お兄様を応援します。いつでも。」って、言ってくれたな。
プリアは、元気にしてるかな。そう思うと。涙が、ポロポロと、出てきてきた。
僕が、泣くと、ガーナ校長先生は、僕を「どうした。どうした。」といって、僕の所まで来て、肩をポンポンと、たたいてくれた。
僕は、ガーナ校長先生に肩をポンポンとしてもらうと、元気が出てきた。
すると、涙も、どこかに、行ってしまった。
不思議だな。元気に、なると、涙は、どこかに行ってしまうんだな。と思った。
そう思ったとき、これは、シェルドンにも、レナードにも、分からないだろうな。と思った。こんなこと言ったら、シェルドンは、抗議する。っていって、怒るかな。
レナードは、優しいから。「そうだね、不思議だよね。だけど、涙は。嬉しいときにも、でるよ。これも、不思議だよ。ラージ。涙って、不思議だよね。本当に。」っていうかも、ハワードは「ラージ。また、泣いてる。いいか。ラージ。あんまり、泣くとママに怒られるぞ。」っていうかもな。と思った。
そう思うと、面白くなって、僕は、笑った。
僕が、笑うと、ガーナ校長先生は、「君は、笑顔が素敵だな。その笑顔、大切にするんだよ。」といってくれた。
ガーナ校長先生が、そういったとき、僕はとっても、いい気持ちになった。
僕は、とっても、いい気持ちになると、ガーナ校長先生に「そう。僕。嬉しいよ。僕の笑顔は、とっても、いい笑顔だったんだね。校長先生、ありがとうございます。」って、言った。
僕は、幸せだ。いい妹、いい家族、いい先生に、そして、いいお友達に恵まれた。
僕、とっても、嬉しいよ。プリア。父さん、母さん。インドの神様、応援してね。って、思った。僕は、そう思うと、心の中が、ふわあ。っと暖かくなった。
今日は、そんなことがあった。
明日は、土曜日だけど、ピラティスがあるから、早く寝よう。
おやすみ。
ラージは、そういって、日記を書き終えた。
日記を書き終えると、ラージは、寝る前にちゃんと歯を磨いて、眠った。
そんな彼を、夜の空と星は、優しく見守っていた。