僕は、今日、いつものように校門を出た。
時刻は、4時、僕は、部活動をしているわけじゃないから、早く帰った。
たまに、教室に居残って、シェルドンと、ハワードと、ラージと、町田君とかと話すんだけど、今日は、皆いなかった。
僕は、皆、早く帰っちゃったのかな。?シェルドンが、僕と一緒に帰らないなんて、不思議だな。と思いながら、外履きの靴を履いて、カバンをもって家に帰ろうと、外に出た。
外には、夕日が出ていた。夕日は、僕と校舎をそめていた。
あれ、こんな歌、なんか、あったぞ。たしか、町田君が好きな歌なんだ。
とっとちゃんも好きっていってたな。
僕は、そんなことを思いながら、道を歩いた。夕日が道に、僕の影を作った。
僕は、道をあるいた。家に向かって、歩いた。僕が歩いていると、僕を呼び止める声がした。
その声は、僕に、「レナード、今日は、一人で帰ってるのね。どう?私と、一緒に、帰らない?」といった。その声は、ペニーの声だった。
ペニーのブロンドの髪は、夕日に照らされて綺麗に光っていた。
ペニーは、いつも元気だ。ペニーは、いつも僕を励ましてくれるんだ。君といると、勇気が出てくるよ。シェルドンが、昔、人間は、自分が持っていないものを持っているものにひかれるものだ。といったことがあったけど、そうかもしれない。
僕は、ペニーに「いいよ、一緒に帰ろう。」といった。
僕がそういうと、ペニーは「ありがとう。うれしいわ。」と言って、喜んだ。
僕は、喜んでいる時の君の顔が好きだ。僕、君の事。素敵だなって、思うよ。
僕と、ペニーは、歩きながら、少し、話した。ペニーは最近、近所のお店を手つだっっているそうだ。そこのお店にアスミちゃんが、来て、「紅葉」という歌をピアノで、弾きながら、歌ってくれたそうだ。僕は、それを聞いたときアスミちゃんのピアノ。素敵だもんなあ。アスミちゃんの演奏はすてきだったなあ。と思った。
僕は、そう思って、今度、一緒に「ききたいね。と、ペニーにいうと、ペニーは、「もちろんよ。」といった。僕に、ペニーはそういうと、「そうそう。それでね。その日、たまたま、そのお店に、町田君も食べに来てて、アスミちゃんの演奏を聞いていたの。アスミちゃん、弾いているときは、気が付かなかったんだけど。弾き終わったら、すぐに、気が付いちゃって、そしたら、ポワンって赤くなってたわ。」と言って、笑った。
僕は、笑っている、ペニーに「好きな人がそばにいると、緊張しちゃうもんだよ。僕も、君といると、少しドキドキするから。」と言った。
僕が、そういうと、ペニーは「そう。ドキドキするの。レナードはピュアね。」といった。
僕は、そういう、ペニーに「君もだよ。君もピュアだよ。とっても。とっても。」といった。
僕がそういうと、ペニーは、僕に、「ありがとう。」と言った。
僕と、ペニーが話していると、シェルドンがやってきた。
シェルドンは、僕と、ペニーをみると、「レナード。遅いよ。僕、ずっと、待ってたんだ。だけど、君が、遅いから先に帰ったんだ。だけど、君と帰るのは、僕の日課だから、待ってたんだ。」といった。
僕は、シェルドンが、そういった時、あれ、先に帰ったんじゃなかったのか。と思ったけど、シェルドン、寂しかったんだな。と思うと、一緒に帰ろう。という気持ちになった。
シェルドンが、僕と一緒に帰れなくて、寂しかったんだ。と思うと、おかしくて、僕は、おかしくなって、笑った。
僕が、笑うと、シェルドンは、「レナード。笑うな。」といって、少し、怒った。
少し、怒っている、シェルドンをペニーは「まぁまぁ。シェルドン、仲良くしましょう。?私たち、友達よね。?」といって、なだめた。
ペニーが、シェルドンをなだめると、シェルドンは、「本当は、正式に抗議したいところだけど、ペニーが、そういうなら、そうするよ。」と言った。
ペニーは、シェルドンがそういうと、「シェルドン。ありがとう。」といった。
僕たちは、家に帰ろうと、道を歩いていた。
僕たちが歩いていると、ラージと、ハワードがいた。
ラージは、僕たちをみつけると、おーい。と手を振った。
ハワードも「おお。レナードと、シェルドン、それから、ペニー、じゃないか。」と笑った。
ラージと、ハワードも、僕の大事な友達だ。
友達に、おーい。とか、おおっ。と言われると、なんだあ。と、いってみたくなるものだ。
僕は、ラージとハワードの所へ行った。僕が、ラージとハワードの所へいくと、シェルドンと、ペニーもついてきた。
ラージのキャラメルブラウンの肌は、夕日に照らされて、もっと、良い色になっていた。
僕がラージとハワードのところに行くと、ラージが、僕の方を見ながら空を指して、
「今、僕、凄いのを見たんだ。なんと、UFOが空を飛んでいたんだよ。」と笑った。
僕は、そういうラージに、本当かな?と思ったが、本当にいたかもしれないと思って僕も一緒に探した。僕とラージがUFOを探していると、
シェルドンは、UFO?そんなもの、あるわけないよ。」と、いったけど、ペニーが「ホーキング博士、みたいになりたいんじゃないの?博士がここにいたら、「いないと、決めつけるのかい?科学は、常に、未知を探求するものだよ。」というはずよ。」というと、シェルドンは、「そうか、科学者は、諦めないんだ。僕も、未知を探求するぞ。」と、やる気を出した。
その時、ハワードも、「UFO、UFO、やーい。」といって探した。
僕と、ラージ、シェルドン、ペニー、ハワードの五人は、UFOを探した。
けれど、UFOは見つからなかった。
UFOは、もう、僕たちの見えるところには、いなくなっていた。
シェルドンは、「UFO、発見できなかった。」と、残念そうにしていた。
ペニーも、「なんだか、疲れたわ。」といって、なんだか、少し疲れた様子だった。
ラージは、「あれ、確かに見たんだけどな。インドの神様に、今度、お願いしてくるよ。」といって、空を見上げて、悲しそうにしていた。
インドといった時、インドのお父さんとお母さんの事を思い出したんだろう。
ハワードも、「残念だ。みんなで、探したのに。」といって、残念そうにしていた。
僕も、UFOを見られなくて、残念だ。と思った。
けれども、その時、見た、夕焼けの空は、とても、綺麗だった。
僕は、その空を見て、とっても綺麗だな。と思った。
夕焼けは、僕と、ペニー、シェルドン、ハワード、ラージを照らして、影を道に五つ作った。
僕は、その後、みんなに、もう帰ろうよ。といって、みんなと帰った。
その時、シェルドンだけ、まだ探すといって、その場に残ろうとしたが、ペニーが、「シェルドン、帰るわよ。」というと、シェルドンは、すんなり、「君が言うなら、仕方ない。」といって、僕たちと、一緒に帰った。
今日は、みんなと、一緒に、帰ることができて、良かった。
途中、みんなでUFOを探した。
今日は、見つからなかったけど、とっても楽しかったよ。
家の近くまで来ると、みんな、またね。といって、分かれちゃうから、最後には、僕一人になってしまう。
ラージは、僕たちと別れる時、とっても寂しそうにしていたな。ラージは、僕たちとずっと、いたいのだなと、思った。
僕は、それを見て、「大丈夫、また明日。」と、ラージに言った。
すると、ラージは、僕に、ニコッと笑って、「またね。マイブラザー。グッバイ。」と言った。
その時のラージは、なんだか、名残惜しそうにしていた。
それ見て、ハワードが、「またな。ラージ」と、笑った。
その次に、別れたのが、ペニーだ。
さっき、ラージに、「大丈夫、また明日。」と言ったけど、今、やっと、わかるよ。その気持ちが、僕も、ペニーと別れる時、つらかったんだ。
その時、僕が、「なんだか、とっても、さみしいよ。」と、ペニーに、言うと、ペニーは、僕を見て、「また明日ね。」と言った。
そのとき、僕は、ペニーに、また明日といった。
僕がペニーと別れて、寂しそうにしていると、ハワードと、シェルドンが、僕を冷やかしたが、僕は、負けなかった。
僕たちがそんなことをやっていると、ハワードが、僕たちと別れた。
ハワードは、そのとき、「UFO、見つからなかったね。残念だよ。また探そうな。」といって、笑った。
そして、僕と、シェルドンだけになった。
シェルドンは、僕と別れるとき、「今日は、大変、有意義な、下校、だったね。レナード、ありがとう。」といった。
僕は、シェルドンがそう言うと、「またな。シェルドン、また明日。遊ぼう。」と言った。
そう言うと、シェルドンは僕に「遊ぶだって。? 僕は、子供じゃないよ。僕のやっているのは、フィールドワーク。よく遊び、よく学んでいるんだ。君たちと違ってね。」と言って、笑った。
僕は、シェルドンがそう言ったとき、「こいつめ。」と思ったが、今日は、楽しかったので、許した。
みんなと、別れると、僕一人になってしまった。最初は、五人だった影も、気がつけば、僕一人だけだ。
そのことに気がついたとき、みんな、家に帰ってしまったな。とおもって、さみしくなったけど、また、明日、また会える。とおもって、元気に僕は、家に向かって歩き出した。