今日、ぼくは、先生に怒られた。
授業中、ふざけすぎだって。
僕は、とても楽しい男だから、ちょっとや、そっとじゃ、へこたれない。
だけど、今日は、さすがの僕も、しょぼんとしちゃったよ。 まさか、あんなことを言われるとは、思ってなかったから。
だって、先生に、今日のことは、あなたのお母さんに電話しておくわね。って、そのとき、僕は、背筋が凍ったよ。もう、そのときは、寒くて、寒くて、ブルブルってなったよ。まだ、クリスマスには、早いけど。
だって、ひどいよ、ママに言うなんて、あんまりだよ。
僕のママは優しいんだよ。いつも、僕のこと、ハワード、ハワードって言ってくれるんだ。
ママの作った、スープやハンバーグ、あとブリスケットも最高だ。僕いつも、一人で食べちゃうんだ。
ご飯を食べたら、その日の宿題をして、次の日の学校の準備をして、モノマネの練習、最近は、主に、アスミちゃんとか、シェルドンの練習、それが終わったら、お風呂に入って、寝る。もちろん、ママの洗濯した、パジャマを着てね。
けど、今日は、ママに怒られるから、そうもいかないや。
僕がしょぼんとして職員室を出て、廊下を歩いていると、ラージがいた。ラージは、僕と一緒に帰ろうと、待っていてくれたんだ。
ラージ、君は、なんていいやつなんだ。
持つべきものは、インド人の友達だよ。
僕がしょぼんとしていると、ラージは、「こっぴどく、怒られたみたいだね。ハワード。そんなに落ち込むなよ。君らしくないよ。また明日頑張ろうよ。」と言って、僕を励ましてくれた。
僕は、ラージにありがとう。ラージ、嬉しいよ。と言って、ラージにお礼を言った。
人は、落ち込んだとき、励ましてくれる人がいるだけでこんなにも、いい気持ちになれるのかと思った。
僕は、そう思うと、笑顔になった。
僕が笑うと、ラージも笑うのかと思っけど、ラージは、でも、先生に君が怒られるのは、君が、授業中にふざけすぎるからだよ。そこは、きっちり、受け止めないと。と言って、僕を注意した。
僕は、ラージに注意されたとき、そうか、ダメだったんだな。と思って、また落ち込んだ。
気分が落ち込むと僕は一人で帰りたくなった。
でも、ラージは、こう続けた。でも、君のギャグやモノマネはおもしろいよ。僕は、こっちの言葉は、まだまだ勉強中なんだけど、能ある鷹は爪を隠すって言うでしょ。?だから、授業中とか、じゃなくて、休み時間とか、放課後とかに、見せてよ。シェルドンの家に集まった時でもいいからさ。と言った。
僕は、その時、ラージは、難しい言葉を知ってるな、能ある鷹は爪を隠すか、そうだなぁ。そうして、みようかなと思った。
そう思うと僕は、ラージにシェルドンの真似をして、君の意見も一理あるね。レナード。参考にするよ。と言った。
僕がそう言うと、ラージ、ふふふと、笑って、似てるよ。ほんとうに。クールだよ。と言った。
僕は、ラージに自分のモノマネ褒められて、とてもいい気持ちになった。そして、僕の心はとっても、あったかくなった。
そして、僕にはいい友達がいる。と思った。
僕は、夕日の優しい光に包まれながら、ラージと一緒に帰った。僕の白い肌を夕日が照らした。ラージの肌は、夕日に照らされて、いつもよりもっと、キャラメルブラウンになっていた。
ここまでは、いい話だ。心温まるいい話だ。
けど、家に帰ると、僕は、ママに、ハワード、何、やってんだい、ルビネル先生から聞いたよ。ハワード、あんた、授業中にふざけてんだって、?どうなってんだい。と、こっぴどく怒られた。
そのとき、僕の心は、とっても冷たくなった。
頭の中は、もう、ママ、ごめんなさい。もうしないよ。と言う、気持ちでいっぱいだったんだ。
もう、ほんとうに怖かった。
もうほんとうにね。
そのときの、ママの顔たるや。鬼、いや、モンスター、みたいだったよ。ほんとうにね。けど、僕は、そんな、ママの息子なんだ。
あれ、僕のだけ、ちょっと変だな。
フール (id:TheFool199485)さん、ルビネルさんをお借りしました。