僕は、町田さんの家で町田さんと話をしていた。
町田さんは、お話を書くのが好きなのだと言っていた。そして、自分の書いた話が映画になったりしたらおもしろいですね。と僕に話してくれた。
お話作りのはなしをしている時の町田さんの顔は、いつもより少しだけ、明るかった。
それを聴いて僕は、町田さんに「町田さんの夢、とても大きいですね。夢を持ってる人は素敵やな。と思います。」と僕は言った。
それを聴いた町田さんは、「ありがとうございます。ほめてくれてうれしいです。」と喜んでいた。
僕は、今日の町田さんはいつもより明るいなと思った。僕は町田さんは僕と話すのがそんなにおもしろいんかな。と思った。
僕と話して、楽しくなって、ご機嫌になった、町田さんは僕に「今、温めているお話が一個あるんです。」と言って僕にお話を聞かせてくれた。
そのお話は、「巨人は荒野を走る。」という題名で、ストーリーは、ある秘密を持った謎の東洋人、ハセガワが、いつか、スターになりたいと思いながら、上手く行動できずにいて、其の怒りを心の奥底にため込んだ、夢見がちな少年、ニックに、暗殺の技術と空を飛ぶ技術を教え、ニックは、その技に、自分への日々の怒りを込め、町の悪者を倒して、ヒーローになる。そして、ニックは、夢をかなえる。しかし、ある日、ニックは、自分の師匠であるハセガワには、この町の平和を乱すような、夢、この国を変えるために反乱を起こすという野望があることを知ってしまう。
そのハセガワの野望を知ってしまった、ニックは何とか、師匠の野望を止めようと奔走する。そして、物語のクライマックスでとうとう二人はぶつかり合う。
何も知らないものが技を得たとき、人はその技をどう使うのか。
というテーマが込められたものだった。
僕は、それを聞いて、笑いながら「町田さん、おもろいです」といって、町田さんをほめた
その時の町田さんは、僕に褒められたことが、うれしかったみたいで、また喜んでいた。僕は町田さんの話を聞きながら、町田さんは自分が好きな事を楽しそうにはなすひとなんやな。と思った。
笑っている町田さんに僕は、『小説作りって、おもしろいですよね。小説を書いてみたり、お話を書いてみたりすると自分では、普段気づいていなかった事とか、うわ、僕、こんなん考えてたんやな。ってことが分かって、面白いですね。」と町田さんに言った。
僕がそう言うと、そうなんですか。じゃあ、僕の意外な一面とか、そういう所ってわかります。?僕、初めて知りましたよ。と僕ニコニコして質問してきた。
僕は、その町田さんの質問に対して、「そうですね。きっとありますよ。町田さんは少し純粋な話を書く人なんやなと思いますね。と言った。
その時の町田さんは、そうですか。そういってもらうととてとてもうれしいです。と喜んで、僕にニコッとした。
その顔を見て僕は、町田さんは僕とお話することが、楽しいんやな。と思った。