町田君、恥ずかしがって見てくれませんでした。
私、頑張ったんだけどな。
朝ごはんの時、町田くんは、、気まずそうにしてたよね。
あの時、私、とっても恥ずかしかったんだ。でもね。私の気持ちに気づいてほしいって思ったから勇気を出して頑張りました。
その時、私の心の中で、バダジェフスカの乙女の祈りが、ひびいていました。
この乙女の祈りを作曲したバダジェフスカさんは、ポーランドのピアニストで、この人に関する記録は、戦争で焼けてしまったりして、ほとんどのこっっていないんだよってジェームズ先生が
言っていました。その話を聞いたとき、私は「そうなんですか。そしたら、これは、バダジェフスカさんが、私たちに残してくれたた祈りかもしれないなって、思いました。
私は、そう思いながら、バダジェフスカさんに、思いをはせました。、バダジェフスカさんは、この曲にどんな思いを乗せたのだろうって、だれかを思って作った曲、小さくても誰かに自分の思いを伝えたい。少しでもいいから、恥ずかしいけど、伝えるよって、そんな小さなバダジェフスカさんのだれかを思う気持ちがこの曲に詰まっているかもしれないって思いました。
そう思うと自然とある人の顔が浮かびました。私はその人の事を思っています。いつもは遠い所にいるけれど、いつもその人の所にも私のピアノの音が届いてほしいってピアノを演奏しています。
だから、私の頭の中であの時、乙女の祈りの曲がながれていたのかもしれない。私の思いが届いてほしいって思ったから、私の小さな祈りが届けばいいなあって。