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又吉さん パラレルファクター

僕は、もじゃもじゃ頭の人と公園のベンチで話していた。

僕は、その人に「僕、自信がなくて、好きな子はいるんだけれど・・・・・」と弱弱しくいった
僕がさっきまで、小説を書けないと言ってこまっているその人の話を聞いていたのに、いつの間にやら、話は、僕の事になった。
するとその人は僕がそういうと「勇気が持てないって、その気持ち、わかるきがするなあ。僕も、ムカシは、そうでしたから。」と僕の悩みを聞いてくれた。
僕は、それを聞いて、心がほっとした。この人になら、僕の悩みを話せると思った。
僕は、「それで、困っていて、僕、どうしたら、勇気が持てますか?毎日、このことで悩んで、少し元気がないです。」と僕は涙目になってその人に僕の悩みを相談した。
すると、その人は、「うーん。好きな事とかって、あります?音楽が好きとか、野球が好きとか。好きな事の中で自分に自信をつける練習をしてみたら、どうですか。」と僕の勇気が持てないという
悩みに対してその人はそういった。そここえは、優しく低い声だった。
僕はその人の「自分の好きな事を見つけてみたらどうですかという言葉を聞いて、「僕の好きな事って何なんだろう。と思った。
僕は、考えた。僕の好きな事、好きな事と、自分の中の自分に優しく問いかけた。すると、僕の中で、ある答えが出た。
僕が自分の好きな事ってなんだろうとかんがえていると、その人は、「僕は、あの、本を読むのが好きで、本をかいてみたんですよ。そしたらその本がすごいことになっちゃって。
僕はその人の話を聞いた。もう、答えは出ていた。僕はその人の話を聞きながら、手に持った缶コーヒーを飲んだ。その時に飲んだコーヒーは、ただの缶コーヒーなのにとてもおいしかった。
そして、さっき、その人が言った、「自分の書いたお話が凄いことになった。という話を聞いて、とても楽しい気持ちになった。僕はその話に興味をもって、その人に「すごいことってなんですか。」と聞いた。
僕が聞くとその人は、「なんでしょね。あれは、ほんま、凄かったですよ。自分でもこれ夢やんなとおもいましたもん。まぁ、詳しくは、ググってください。」とにこっと笑った。
それを聞いて僕は、「えー。」といった。
僕がえーという時の言い方がおもしろかったのか、その人は「まぁ、凄いことやったです。お楽しみに。」と笑いながら言った。
僕は、教えてくれないその人に少しむくれながら、いいよ。後でググってやると思った。そう思ったとき、なんだか僕は、自分が小学生みたいだと思って、おかしくなって笑った。
そして、僕は、笑いながら、「さっきの自分が好きな事をやって、自分に自信をつけていく、練習をするという、おはなしなんですけど、答え出ましたよ。とその人に言った。
僕が答え出ましたよというと、その人は「おお、なんですか?」と優しく低い声で、いって僕の話を聞いてくれた。薄暗くてその顔ははっきりとは分らなかったがその目は、しっかりと僕の方を見ていた。
僕は、じっと見られて、少し照れてしまった。でも、勇気を出して、僕も相手の目を見てその人に元気に「お話を作ることです。」言った。
その元気な僕の声を聞いて、その人は、「おお、元気な声ですね。芸人も向いているかもわかりませんね。」と低く優しい声でいった。
僕はそのあとも、その人と話した。僕は、ずっと、その人と話していたかった、その人は僕が話しかけやすい雰囲気であったし、何よりも、その人の低く優しい声をずっと聞いていたいと思ったからだ。
しかし、物には終わりというものがある、どんなに楽しい時間でも、始まりがあれば、終わりがあるのだ。
その人は、僕に、『缶コーヒーごちそうさまでした。おいしかったです。ありがとうございました。」といって、ベンチから立ち上がって、街の方へあるきだした。
僕は、街の方に歩いていくその人の後ろ姿に向かって、さっきの凄いことってなんなんですか、あなたは誰なんですかと聞いた、
すると、その人は、振り返って僕の方を見てパソコンのキーボードを叩く真似をして、ググってくださいといった。
その人はそういうとまた歩き出して、街に消えていった。
街には、明かりがついていた。その人はその明かりのついた街の中に消えていった。
僕は、その人がいなくなった後もしばらく、そのベンチに座っていた。そして、「また、どこかであえるかなと。」呟いた。
そして、僕はその後、自分の書いたお話をインターネットに書いた。
え、僕がどんなお話を書いたかって、「そうですね。ググってください。」

その後、僕は家に帰って、言われた通りに僕の話したもじゃもじゃ頭の人についてググってみた。
その人について、ググってみると、その人は、お笑い芸人で、なんと、芥川賞をとった人だということが分かった。
僕は、そのことを知って、自分の部屋のパソコンの前で、「えー。」と驚いた。僕は、驚きながら、「思いがけない。信じられない事って、起きることもあるんだな。と思った。
その時、僕の頭の中に、僕の方を見てふざけて、キーボードを叩く真似をして、「ググってください。」といっているその人が浮かんだ。
そして、僕は、「面白い人だったな。」と笑いながら言った