あるとき、誰にも抜くことができない、剣があった。
力自慢の者でも抜くことができなかった。
この剣はびくともしなかった、どこの誰が、どう頑張っても、びくともしなかった。
その剣を抜いた者がいた、彼は、力には自信があったが、
力自慢というわけではなかった。そんな彼はまだ知らない、自分がその剣を抜き、この国の王となるという事を。彼の名前はアーサーと言った。
このような物語が本当にあったのです。この物語の名前は、アーサー王伝説。
この物語は、アーサーという少年が、岩に刺さった剣を抜き、王となり、魔法使いのマーリン、騎士のランスロットと円卓の騎士たちとともに、他国のライバルの王たちと戦い、広大な領地を得て、イギリス統一を目指す。というお話です。
仲間と出会い、あまたの戦を乗り越え、広大な領地を得た彼を苦々しく、思っている者がいた。
ローマ皇帝だ。とうとう彼は、ローマの皇帝とも戦う事になった。剣を抜いた少年は、
剣を抜き、ローマ皇帝に挑むことになるのだ。あのローマに挑むのだ。
ローマは大国だ。超大国だ。
ローマ帝国は、彼らより強く、手勢も多いかもしれない、百戦錬磨の男たちが、たくさんいるかもしれない。しかし、
少年は、恐れなかった。少年は、一人では、なかったから、
苦楽を共にした勇敢な頼もしい仲間がいたから。少年は少年だが、少年ではなかったから。
「皆がいるから頑張れる、皆がいるから越えられる。どんな壁でも。どんな壁でも超えてきた、超えてやる。皆で。俺の力で。」
ローマ帝国に果敢に挑んでいくアーサーたち。戦は、一進一退。
何日もの激戦、激戦。
たくさんの者たちが命をもやし、倒れていく敵も味方も。
そして、アーサーは皇帝と一騎打ち。
「さぁ、剣を抜け。アーサー。」
皇帝は待っていたたこの瞬間を、楽しみに待っていた。
「いくぞ。」少年は剣を抜き、皇帝に挑む、あの日、剣を抜いた少年は、剣を持ち、剣で戦い、,剣に育てられ、王となった。そして、王は皇帝に挑む、これは、彼の定めなのか。皇帝と戦うことは、定めなのか。誰かが彼をためしているのか。
そんなことを、彼は、考えなかった、彼が考えているのはたった一つ、皇帝を倒すこと。仲間といまある壁を待た超える事。
皇帝も考えていることはたった一つだった。ローマの敵は、消さねばなるまいと。今迫ってくる壁を超えるだけだと。」
今二人は、剣を交える。銀の2つの剣が交わった。壁を越えようとする力が、重なった熱い剣が重なった。
「ウォー―。」
「ウリャー。」
二人の男のこれが戦場にこだました。いや、幾多男の声だ。武人声だ
戦場とは、そういう場所だった。
アーサー王は、この一騎打ちを制した。
彼の剣が、皇帝を超えたのだ。
彼は、またひとつ壁を超えた。
「やったのか。勝ったぞ。」
彼の鎧は、赤くなっていた。その赤さは、あざやかではなかった。
その時、彼は、この戦に勝ったのだ。
彼は、また壁を越え、成長した。
彼の後ろから、声がした。仲間たちの勇敢な声だ。
別の場所では、まだ、仲間たちが戦っている。
その声を聞いて、彼は「ありとう。いつも助かっている」とつぶやいた。
彼は、これから、高い壁にぶつかる。皇帝よりも高い壁に。それでも彼はまた、超えていくのだろう。皆で力を合わせて。
皆がいるから頑張れる、皆がいるから越えられる。どんな壁でも。どんな壁でも超えてきた、超えてやる。皆で。俺の力で。
おしまい
アーサー王伝説はとても面白いロマンたっぷりのお話です。
僕もアーサー王みたいになりたいです。
アーサー王伝説、いいね。
です。
この物語には、魔法の剣、エクスカリバーが登場したり、魔法使いが出てきたりとファンタジー要素がたっぷりで、世界的にも大人気なお話です。
魔法の剣に魔法使い、男のロマンですね。