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麒麟が来る。なのはと秋の風。麒麟が来る。

魔法使いを呼ぶ条件。麒麟が来る。なのはと秋の風。麒麟が来る。

将軍から暗殺を企てているものを調べてほしい。と言われた光秀。京には自分の味方はいない。三好氏は手強い。自分の自由を聞かなくしてくる。三好を払いたい。越前で悶々としている光秀。お前の事は信頼しているぞ。と語る将軍。はて、その信頼とは良い信頼か。わらおもつかもうとしているだけではないか。光秀は思った。しかし、これを口実にして、越前を飛び出し、夢への足掛かりとしたい光秀。誰かつてはおらぬか。能を見ているときに将軍様に言われた。私を守ってほしいと。そう言われたとき、胸がすいた、これで大義名分を得たのだ。夢に近づけるのだ。信頼には信頼で返すのが武士だ。光秀は思う。しかし、そんな美しい者だろうか。「私につてがあります。尾張の武将、織田信長でございます。」そう言った。武士らしく奥ゆかしく言った。誠意を持った男として忠を尽くした。

一方、こまは、京の町で薬を作っていた。痛みや傷が治る薬だ。体のこりにも聞く。良い薬だ。まちのおじいさまから頂いた。この薬をたくさん作り困っている人に配ろう。届けよう。優しい思いは優しいものを連れてくる。きっと、麒麟が来る。この薬を配れば。しかし、師匠はいう、薬とはむやみに配るものではないとたくさん作って配れば、我先に我先にと人はいい、良き物も悪しきものとなる。刀で救われるものもあれば、綿で傷つくものもある。師匠はいう。

駒は思った。師匠は何もわかっていないと思った。目の前で苦しんでいる人を少しでも減らし、麒麟が来る世を信じたいと思った。

光秀は思った馬で揺られながら思った。道すがら思った。これで、将軍様もお慶びになるだろう。と思った。

 信長は言う、「お前、いいのか。なのはちゃんはかわいいぞ。助けてくれるだろう。あのオレンジの髪を払い、白く柔らかいかわいいリボンの輝くバリアジャケットを振り回し、良いにおいをさせながら、駆けつけるだろう。全力全開で、かわいい声をさせながら。「うん。いくよ。」と、でも、いいのか。それで、声をかけても、かわいい演技もあれば冷たい演技もあるぞ。その声はかわいい声がどこまでも、響くようにどこまでも響くぞ。伝い演技もしなければならぬぞ。その中で戻れなくなるぞ。何、安心しろ。手は抜かぬよ。手は抜かぬからよくきくのだぞ。よく注意をするのだ。かわいく、優しく元気も良い。なのははな。しかし、中をしなければならん。わしはそういうのだ。十兵衛、信長は冷たい声で言った。しかし、その声は優しくかわいかった。しかし、その声は冷たく、重く重厚で深い暗闇から語り掛けるような声であった。光秀の額に汗が流れる。それをなのはは、優しく見た。いい笑顔だった。包んであげたくなるような優しい笑顔だった。しかし、包まれているのは自分のような気がして光秀は怖くなった。

 滅びの呪文をとなえろ。そう言われているような気がした。彼女はうん。どうしたのかなと、こちらを覗くばかりだ。秋の風が頬をかすめた。なのはは笑った。大丈夫だよ。さぁ。といった。光秀の額から汗が流れた。唇が震える。何を悩む、りりかるなのははもうそこだぞ。なのはちゃんがいるぞ。と言い聞かせた。秋の風が光秀の頬を冷ました。