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カワイイ響き。 政治家稼業 パラレルファクター。

 

カワイイ響き。^^ 政治家稼業 パラレルファクター。

ガクエン・ドラゴン

今から、2年前、春風 幸雄は、ワコク国際学園の1年生になる前、ワコクかぶら岡中学にいた。かぶら岡中は、学力も、まあまあな公立校で、幸雄は、科学が好きであった。

幸雄の、姉の竜子は、顔に似合わず、カメリア語が好きで、中学生のころから、カメリア語を習っていた。ワコクも、今は、国際化の時代で、グローバル化の波からは、逃れられない。竜子は、外国人を怖がる人が多い中で、カメリア語を身に着けて、異文化を吸収することが大事だと考えた。竜子にとって、カメリア語は、明日への翼だったのだ。

 だから、高校では、カメリア語の勉強に力を入れているインターナショナルコースに進んだ。といっても、当時は、まだ人間の方が多く、カメリア人学生も少なかった。

 

ちょっと、期待外れだったと、思ったが、竜子は、この学科のクラスの雰囲気が好きだった。カメリア人のエミリーとはすぐに仲良くなった。竜子は、持ち前の明るさと、カメリア語で、エミリーと仲良くなっていった。体育の時間などは、多人種の生徒たちとも、バスケットボールなどをして、親睦を深めた。竜子は、バスケットボールが得意で、身体能力も、プロ並みだった。しかし、竜子は、プロになるつもりはなかった。

 

のびのびと、明るく元気に学校に通うのが、楽しくて、嬉しくて、仕方がなかった。

 けれど、ある日、国風教育コースの薬師寺くんに、殴られた。イテキコースめ。と、ののしられた。けれど、竜子は、気にしなかった。痛いのには、なれているし、喧嘩も好きな方だったからだ。このころ。ワコク、とくに奏山では、グローバル化に伴う不良の増加というのが、問題になっていた。バイクや、自転車を乗り回したり、夜、歌のCDを聞いて、騒いだり。そんな生徒が、国風教育コースには、あふれていた。

 

彼らも、外国人が怖かったり、自分を大きく、見せていたり、理由は、いろいろだ。なんで、人は、小さなことで悩むのか。けれど、悩んでいるときは、それが世界のすべてのように感じてしまう。なぜだろう。桃園ユメカは、そう思っていた。いつも、かっこよく、凛としているつもりなのに、声がいつまでたっても、マンガみたいなカワイイコエだった。

ユメカはそれがいやだった。家に帰れば、勉強。勉強であった。

 

けれど、国風コースにいる間は、みんな自由人ばかりなので、楽しかった。

女子生徒も、多く、みんなで、アイドルの新曲の事や、芸能人の事をカワイイコエで話した。ファンレターも、多く。自分の居場所は、ココダァ。^^と、思っていた。

 

 けれど、気にくわないことがあった。インターナショナルコースの竜子だ。

外国人あいても、物おじしない。カメリア語で話す。今でも忘れない。カメリア人と、話している。小学生のころに見た。あの光景。怖かった。小野道で、決戦があって、自分も戦いたかった。でも、女だから、子供だから、戦えなかった。女だかラ、っテ、コドモだからって、ナンナンダヨ。^^」と、思った。お兄ちゃんも、お父さんも、皆たたかった。

でも、自分は、奏山のおじさんの家に引き取られた。

ユメカは、ナンデ。と思って、生きてきた。

この何十年と。だから、竜子を見ていると、嫌な気持ちで、いっぱいだった。

仲良くしやがって。コノヤロー。^^と、思っていた。

 

 だから、外国人に嫌がらせをしてやれと、思って。いたずらも、たくさんした。

 エミリーは、泣いた。嫌がらせをされたのだ。

エミリーの涙を見ていると、竜子は、許せないと思った。こんなことする輩が、許せなかった。人は、なぜ、こんなことを思うのだろう。人は、涙に弱いのか。竜子は思った。

そう思った竜子は、夕方に、嫌がらせをされるというエミリーと、一緒に帰った。その時、気分を盛り上げるために、目の周りだけが、黒く隠れるマスクをした。自分が好きな漫画のヒーローをまねたつもりだったが、同もかっこよくない。鏡に映るその姿は、なんだか、たぬきのようだった。と、思った。が、幸雄だけは、カッコいい。ダーク・ペンギンみたい。と、喜んだ。

竜子は、ダーク・ペンギンが好きだった。自分の信じた道をしっかりと進む、彼が好きだった。子供のころは、特撮ヒーローなのに、ダー様と、結婚する。と、親に言っていたものだった。

だから、幸雄にそういわれた時。竜子は嬉しかった。

そう思うと、力がわいた。そして、「ヨシッ。」と、思った。

夕方の街、人々は、家に帰ろうと、家路を急いでいた。

エミリーは、最初。本当にそれで、いくの。アンタ。と、笑ったが。なんかあった時、ばれたら、いけないだろ?」と、笑った。

エミリーは、フフッと、笑って、「まあいいけど。」と笑った。

竜子は、笑顔は、カメリア人も、ワコク人も違いはないのね。と思った。

そう思うと、国風コースや、一部の大人たちが、怖い。許さない。と、言っているのは、もったいないと思った。

そう思っていると、ピンク色の、可愛い死神の格好をした人が、イテキと、仲よくしてんじゃねえよ。」と、襲いかかってきた。

それを見たとき、竜子は、やめなよと思って、腕を止めた。

その死神マスクは「もう。邪魔すんなよぅ。」と、怒った。

 

そして、アンタだね。と、思った。竜子は、可愛い死神と戦った。

コノヤロー。^^女には、手加減だろうが。と、いって泣いた。可愛い死神は、そういって、逃げて行った。その逃げていく、死神に、私の名前は、ガクエン・ドラゴン。アンタが、だれかしらないけど、この子は、このドラゴンが守る。この学園には、アタシがいるのよ。と、かっこよく言った。

エミリーは、何それ。竜子、可愛い。と、ケタケタ笑った。

竜子は、笑うなよ。結構、気に入っているのだからな。コレと、怒った。

竜子が怒ると、エミリーは、まあいいけどさ。今日、アリガト。と、笑った。

竜子は、嬉しかった。今日から、卒業の日まで、ガクエンを守っていこうと思った。

 次の日、ユメカは、たんこぶを作っていた。

そして、イターイ。^^と、カワイク泣いていた。

 

ガクエン・ドラゴン。^^許さないのだから。^^と、心に誓った。

ユメカと、竜子は、三年間。国風コースの雄、インターナショナルコースの雄として、戦った。本名ではなく、ブラック・キュートと、ガクエン・ドラゴンとして、なぜ、若いときは、小さなことで、あらそってしまうのだろう。小さなことが気になってしまうのだろう。なぜ、悩むのだろう。心をいろいろ動かして、頑張っていくのが、生きる事なのだろうか?最初は、いがみ合っていた。ブラック・カワイイと、ガクエン・ドラゴンも、日を追うごとに仲良くなっていく。100%では、ないが人柄が分かっていく。

一つの物語の形なら、二人は、友達になりました。で、ハッピーエンドかもしれないが、後、一歩の、ところで、終わってしまうこともある。

そして、奇妙な二人の関係は、弟の幸雄の時代。二年後、いや、三年後に、続いていくわけだが。それは、別の話である。

 

桜咲く春。二人が、しのぎを削った学び舎に、幸雄が、通うことになった。

幸雄の志望コースは、航行航空研究コース。この学科は、今、まだまだまだ、夢物語だが、空飛ぶ船の研究をするコースである。

幸雄は、うれしかった。嬉しくて、ヨッシャー。いくぜ。ガクエンと、喜んだ。

 せんろは、今日、ガクエン・ファイターシリーズを見ていた。

ガクエン・ファイターシリーズが終わると、せんろは、リノちゃんになって、椅子に座って、オレンジジュースを飲んでいた。そして、小さな声で、いつもとは違った、子ども風、アニメの女の子風の声ではあるが、どこか大人っぽく、「あーあ。あの子。元気かナ。^^でも、会いたくはないカナ。^^」と、言った。

事実は、小説より、奇なり。という、彼女と、リノちゃんには、関係があるのだろうか。

この時のリノの声は、可愛かった。しかし、カワイイ響きの中にも、何とも言えない哀愁を帯びていた。

ソファーは、その顔をじっと、見た。そして、リノ。思い出の深いものなんですね。と、思った。

テレビのスタッフロールに、桃園ユメカ役の名前が出た。しかし、その流れは、思いのほか、早く、とられることはできなかった。

それは、はかない流れ星のようだった。