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ブラック・レディ オンザ ソファー。政治家稼業。パラレルファクター。

ブラック・レディ オンザ ソファー。政治家稼業。

 私が、覚えているのは、あの日、あのおもちゃ屋で、先生が、私の事を、じっと、ご覧になって、ニコッと、笑っていたこと、芥川先生の雲の糸の冒頭のように、下界を見下ろす、オシャカ様のように、私の、顔をじっと、見て、美しい瞳をしているなあ。と、頷きになって、私の安物のプラの紫色の目をご覧になった。そして、私の紫色の髪を、さっと、なでて、手触りのいい髪だな。本当の女性のようだ。

漫画の女の子が、そのまま、飛び出したかのようだ。と、低い声で、おっしゃった。そして、小さい子向けと、書いてあるから、リノのお友だちに最適ですね。」と、笑った。

 

リノ、その名前は、今でも、この耳に、残っている。よくとおる、澄んでいるいい声だった。聡明で、知恵が回る。そんな声だった。リノの父なのだと思っていたが、買っては違っていた。私は、おもちゃ。お客様、お友だちが、どんな方だろうと、関係がない。私は、ものだから。と、思っていた。リノと、初めて会ったのは、あの高級マンションの一室。私はどうして、と、思ったが、リノが、「私。リノ。今日は、テツローじゃなくて。アタシの日。よろしくぅ。^^」と、笑った。可愛らしい良い声だった。

 

リノは、私に手を通すと、「今日ネ。^^いっぱい。オテマミ^^書いたンダ。^^だから、凄く、リノね。疲れたノ。^^」と、言った。それに合わせて、高い声で、ふーん。ほーん。と、言っていた。リノは、どうも、しっくりこない様子で、「よー~し。^^明日、テツローに相談しよ~^^」と、言った。そして、私の顏を見て、「アナタ。とっても、可愛い顔だネ。^^リノより、お姉さんカナ。^^なんだか、アタマ、良さそーだ^^。」と、いって、笑った。

ものを言わない私を、動かして、そうだ。そうね。と、頷かせていた。

 

それでも、楽しそうに私に話すリノ。そして、疲れると、子供しかいない部屋には、不釣り合いな、高級な革張りのソファーに私を脱いで、リノは、オレンジジュース。^^と、いって、飲んでいた。氷も、入れて冷やして飲んでいた。

リノは、私に、こういった。ジュースを飲みながら、「そだ。^^アナタ。名前、なかったネ。^^何がいい。?」と、笑った。

 

そして、物言わぬ私に、「ウン。^^ウン。^^」と、カワイイコエで、頷いていた。

そして、「そだ。^^ソファーちゃん。革張りソファーで、寝ているから、ソファーちゃん。^^でネ。^^苗字は、ブラック。これからのジダイにィ合わせて、横文字ダヨ。^^」と笑った。

 

その時、私は、そうですか。と、思った。名前なんて、どうでもいい良かったが、ソファーという言葉の響きが、優しくて、気に入った。私が、そう思っている間も、リノは、話を続ける。そして、一通り話すと、私に手を通して、「そだねー。^^」と、やっている。けれど、リノは、しっくりこない様子で、う~ん。^^と、悩んだ。

 

 翌日、私は、リノの父に連れられ、リノの父の事務所に、行った。職場に、おもちゃを持っていくこの人も、おかしいと思ったが、リノの父は、アンティークです。アンティーク。いい政治は、良い文化から、インテリジェンスは、形から。」と、言って、私を事務所の自分のデスクの近くに置いた。案の定、秘書の女性が、何やら、怒っていたが、私は、気にしなかった。

 

休み時間、女性が、どこかへ行った時、リノの父は、私に手を通して、こうだ。これが、こうなって、と、動かし始めた。そして、そうだな。これは・・・・。」と、考えた。

すると、私は不思議な気持ちになった。だんだんと、自分に命があるように錯覚していくのだ。文楽の呼吸、息遣いの様に、リノの父の呼吸が私の呼吸となり、私の呼吸が、リノの父の呼吸となった。

それを感じたとき、暗い部屋に、小さな灯りをつけて、リノが、やっほー^^」と、笑っているのが分った。そして、私にこう言った。ソファーちゃん。生まれたね。おめでとう。ソファーちゃんは、私のおつきだよ。秘書だって。よろしくネ。^^」と笑った。

私は、リノに、よろしくお願いいたします。」と、言った。

 

リノは、呼び捨てでイイよ。^^私たち。オトモダチ。^^でしょ。?」と、笑った。

私は、そっけなく、「はい。」と、言った。

 

 この二人といて分かった。この二人は、親子でない事。それどころか、同じせんろテツロウという人間であることが分かった。この人は、大変なのある政治家で、グローバリストであることが、分った。その働きぶりは、凄まじく、入閣まで、あと一歩まで、迫っていることも分かった。

その反面、グローバル化を美化しすぎている所があり、ワコクの野党 紅鷹党などは、彼の事を、海外かぶれと、馬鹿にされることが多い。

それでも、めげずに、進む彼、気が付けば、そんな彼の事を、「先生。」と、呼ぶようになっていた。

先生が私に最初に下さった役回りは、リノのおつきで、せんろ先生の支持者。私は、なんでと思った。けれど、分った。せんろ先生は、強い支持者を求めている。現実肌で、擦れていて、冷たい。そんな支持者を求めている。そんな人なら、もうのぞみさんがいるのでは。と思うが、

先生は、リノと、自分の中間のもの。先生は、おっしゃった。私たちは、先生の一部で、先生も、また、私たちの一部だと。私たちは、チームだと。私は、思う。そうだというならば、私のこの冷たい口調は、どこか突き放すようなこの口調は、先生の一部なのかと思う。そう考えると、あいつは、ワコクの事を考えていない。と、言われても、仕方がないと思った。だから、先生は、のぞみさんではなくて、私を作ったのだ。と思った。そういう役回りなら、物まねの中から、自分を定めよ。と、そう、お考えなのだ。

 そうなら、のぞみさんがいるのにと思う。

そう思うと、先生も、素直じゃ、ありませんね。と思う。

私が生まれたという事は・・・先生は、のぞみさんが・・好・・・。

 私は、リノのおつきなので、それ以上は、申しません。

それに、先生の熱心な支持者でも、ありますので。

ここまで、喋ったとき、清水さんがやってきた。

 

清水さんは「議員。何をやっていたんですか。?」と、聞いた。

すると、ソファーは、先生は、書類の作成と、前回の議会の議事録の確認をしていますよ。」と、冷たくいった。のぞみは、「こら、議員。遊んでるじゃないですか。」と、怒った。

 

それを聞いて、私は、先生。こんなことをしている場合ではないのでは。と思ったが、私は、あくまで、おもちゃで、リノのおつきなので、何も言うまいと思った。

私が、そう思っていると、するっと、私は抜け、元の場所に戻った。

窓から、春の日差しが、さしていた。私は、ああ。もう春ですね。リノ。といって、次の出番を待つことにした。

 

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