nezuzyouziのブログ

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ミライのパラソル、広がれ。 僕のドラマごっこ。

 ミライのパラソル、広がれ。

 勘十郎は、石を磨いていた。綺麗な石をそろえるのは、当然のことだ。

最近は、横文字が、流行っているだから、勘十郎は、ジュエリーというものも、扱うことに決めた。石屋が宝石と思うかもしれないが、宝石も、立派な石である。

伝統を守ることも、大事な事である。だが、それを守ることは、もっと、大事な事だ。何かを守るためには、魂を受け継ぎ、新しい挑戦し続けなければならない。勘十郎は、そう思う。

この店を守ることは、歴史を守ること。歴史を守ることは、家族の歴史を守ること。家族の歴史を守ることは、家族を守ること。家族を守ることは、店を守ること。勘十郎はそう思っているのだ。勘十郎は、多くを語らない。伝えたいことは山ほどある。けれども、口下手のため、なかなか、伝えられない。口でいうより手の方がはやい。勘十郎父さんは、なんとも、不器用な父であった。

 そうこう、話しているうちに、こずえが、銀色のロフストランドクラッチをキラキラさせて、こちらにやってきて、玄関に入ってきた。けれども、あいさつはなかった。あったかも、しれないが、どこか元気がなく。モチマエのいつもの明るさもなかった。

目には、ナミダが浮かんでいた。なにかあったのだろうか。

 学校で、こずえは、他の生徒たちに自分の体の事をからかわれた。変だ。ロボットめ。と、いじめられた。手芸クラブの、いつも、仲良くしていた花ちゃんに、こづえちゃんって、手にも、ハンデがあるのね。と、不思議そうに言われた。そういえば、そうだ。手も、細かくは、動かないかも、知れない。けれど、今まで、指摘されるまで、そうだとは、思わなかったし、生活にも、カワイクいうなら、せーかつ。にも、困らなかった。だから、手の事は、深くは考えなかった。だから、花ちゃんには、悪気がなかったとしても、そんな風におもってタのね。」とおもってしまった。だから、今日は、ナミダで、いっぱいなのだ。体の事はいい。でも、手は、普通よと思っていた。でも、指摘されれば、それまでである。

昔、海外の本に書いてあったハンディキャップと言う言葉、それを知ったとき、こずえは、良い言葉だと思った。それ以来。外国人に倣って、まねをして、お母さんと、お父さんの

事をママ、パパと、呼ぶことにした。かれこれ、五、六年は、こう呼んでいる。

最初は、母さんも、父さんも、ママ、パパと言う呼び方に、びっくりしていたが、里美母さんは、この呼び方が、気に入り、すっかり、ママさん気分である。お母さんは、すでにママなのに、ママさん気分とは、こりゃいかに。父さんも、それほどでも、ないようで、こずえが、カワイイコエで、パパ。おシゴト、お疲れサマー。^^」と、いうと、ああ。ありがとう。こずえ。と、蚊の鳴くような声でいうのだ。

いつも、カワイイこずえ、外国人の女のコのように、明るく元気なこずえ。しかし、今日は元気がなかった。泣きたかった。けれど、自分一人の家では、ない。ここは、皆の家だ。特にここには、弟のアラタ。あーちゃんもいる。あーちゃんにとって、こずえは、お姉ちゃんだ。こずえも、そう思っていた。だから、弱音は、はかない、泣きもしない。そう決めていた。けれど、今日は、違っていた。泣きたかった。なんで、どうしてェ。と、言いたかった。

だから、こづえは、御不浄へいった。けれど、御不浄は、匂いがあるので、やめた。

御不浄は、におうから、嫌ヨ。そう思った。そう思うと、この家には、泣く場所がないような気がして、寂しくなった。

 寂しい気持ちになったこずえの耳にその時、コーン。コーン。ガガガと、音がした。

この音は何だろう。うるさくて、煩わしい。でも、どこか、祭囃子のように楽しい気持ちになるいつも、生活の中にある音。その音に引き寄せられるように、こずえは、「ソウダ。パパの所に行こう。と思った。

その時、こずえは、くすっと、笑った。パパの所に行くって、なんだか、ニューヨークから、ロスに行くみたいね。こんな和風ぜんとしてるのに、バッカみたい。ネェ~.^^と思って笑った。そう思うと、元気が出て、ナミダは少し、どこかへ行った。

 工場の事務所に行くと、ちょうど、パパ、いや、どこから、どうみても、狸顔の、でっぷりとした、横も、縦も、大きい。パパがそこにいた。パパは、ロスの書斎で、グリーンティーを飲んでいた。いや、パパなので、アールグレイか、だが、そのアールグレイは、どこか、緑がかって見えた。

 ニューヨークから、銀色の、スポーツカーに乗って、やってきた少女は、崩れ落ちるように、父さんの胸で、泣いた。何すんだ。こずえ。と、最初は、怒っていたが、こずえが、パパ。パパ。と、泣くと、どうしたんだ。また、アラタと喧嘩でも、したのか。と、心配した。

パパが、心配すると、こずえは、違うの。あーちゃんは、今日は、部活動よぅ。と、言った。

そして、こういった。こういった時、こずえは、思った。一生懸命、頑張ってきたのに、こんなところで、わんわんないても、イイノ。?と思った。

 こんな事をいったら、パパに悪いわ。と思った。けれど、言いたかった。

学校で、からかわれたこと。いじめられたことを言いたかった。

 こずえは、重い口を開いた。「私ネ。」と、そこまで言いかけた。」

その時、事務所の戸の前で、美夜ちゃんの声がした。

美夜ちゃんは、女の子と話をしていた。聞き覚えのある声だった。

花ちゃんだ。花ちゃんは、「こずえちゃん。いませんか。?私。謝りたくって。今日の事。あの。と言っていった。何やら、涙声だった。

こずえは、イジメタクセニ。と思ったが、花ちゃんが泣いているのは分った。

美夜ちゃんは、こずえさーん。と、母屋の方に呼びに行こうとしたが、父さんが「なんだ。美夜。こずえなら、ここだ。もういいだろ。こずえ。おい。美夜。ここで、ガキみたいに泣いてるぞ。おい。美夜。ここだ。聞いてるのか。」と怒った。

勘十郎父さんが、怒ると、美夜は、「はーい。親分さん。はーい。ただいま。」と、いって、花ちゃんを事務所の中に案内した。

そして、ほうら、いけと、胸を突き出して、こずえを引き離した。

こずえは、この時、「モゥ。^^ナンダょう。」と、思ったが、花ちゃんの顔を見て、我に返った。花ちゃんは、こずえの顔を見ると、「ごめんなさい。こずえちゃん。私、ひどい事。いったよね。ごめんね。」と、謝った。

こずえは、謝ったって許さないんだから。と思ったが、花ちゃんの目を見て、それが、本当の事なのだと思った。そして、私の方が、幼稚ネ。^^と思った。だって、手や足の事を言われるのは、昨日、今日じゃないワ。^^それに、これも、私の個性。と思った。

100パーセントは、そうは、思えない。けれど、これは、私の個性。そう思った。なんだか、自分に、言い訳してるような気がするけど、私は、そう思った。だって、

こんなに、心配してくれる人がいるんだもの。パパだって、私が泣いたトキ、黙って、泣かせてくれた。パパの胸、広かったナ。^^そう思った。

そう思うと、こずえは、花ちゃんに「イイノ。^^ゴメンネ。^^ちょっと、私、びっくりしちゃって。^^」と、優しくいった。

花ちゃんは、こずえがそういうと、「ごめん。こずえ。」と、ちょっと、胸に、飛び込んできた。

花ちゃんの涙が、こずえの服。お気に入りのうさぎちゃんの服を濡らした。

花ちゃんの涙は、温かくて、なんだか、海の匂いがした。

前に本で、読んだ気がする。海には、世界中の涙、うれし涙、悲しい涙が集まると、外国の小説家の本かなにかだったけナァ。^^と、こずえは、その事を思い出していた。

そう思うと、私の涙も、花ちゃんの涙も、海に集まる。海へと帰るのかな。そう思った。

そう思うと、ロマンチックね~。^^と、こずえは、思った。

 けれど、現実は、少し、辛かった。甘辛かった。

 その日、男の子たちは、謝りに来なかった。

 こずえは、その事を夜になっても、忘れなかった。

そして、お風呂に入りながら、「あの、ダンシたち、パパに殴られちゃえ^^病院送りにされろ。と思った。

 けれど、今日は、花ちゃんの事もあったし、ワタシ。許してアゲル。^^と思った。

そう思うと、こずえは、歌を歌った。

風呂で、優しく、カワイク、しっとりと。

 

 ふわり 虹色のパラソルを二人で広げよう。

通り雨の数だけ、素敵な想い出が増えてゆく。

見つめ合うように信じてる あなたとこの日々。

臆病になる瞳に揺れる思い受け止めて。 と。

 

その時、そとから、ナンセーンス。と言う声が聞こえた。

そして、こういった。「姉ちゃん。歌、下手だね。」と、言った。

その時、こずえは、コラーと思った。

そして、「こずえ。下手じゃないモン。女のコのオフロにさ。^_^聞き耳。タテルナヨナー。^^」と怒った。

その声は、可愛かったが、勘十郎ゆずりの元気な声だった。

こんなに元気な声ならば、歌が聞こえぬわけがない。

アメリカの富豪の家なら、つゆしらず。ここは、日本の純和風の家である。壁も少し、薄いかもしれない。けれど、心は、みつであった。

通り雨の数だけ、思い出が増えてゆく。

本当の笑顔を見つめていれば。

こずえは、あーちゃんのエッチと思った。

けれど、風呂の戸口に立って、ケタケタ、笑っているアラタを見て、

ぎゅっと、抱きしめてあげたいナァ~。^_^と思っていた。

 

出演 小寺 こずえ 田村 ユカリ

   小寺 勘十郎 カンニング 竹田

   小寺 アラタ 数学田 マサシ

   小寺 里子  江川 ミヤコ

   細田 美夜  安達 ゆいコ

 

ゆかりおねえさんの歌、未来パラソルを聞きました。

これは、感想ドラマごっこです。ゆかりお姉さん。歌上手いです。

しっとりとうたっています。色っぽいです。好きです。応援しています。