nezuzyouziのブログ

nezuzyouziの日々のことを書く ブログです。

トンチンカントンチンカン。政治家稼業。パラレルファクター。

トンチンカントンチンカン。政治家稼業。パラレルファクター。

せんろは、今年も、また春の訪れを感じるようになった奏山町の風を受けて、黒いスーツに身を包み、せんろ製鉄所へやってきた。

ここは、せんろと書いてあるが、せんろの父は、鉄道マンなので、職人ではない。

このせんろは、せんろの父の弟のせんろで。せんろのおじさんの製鉄所であった。

のぞみさんと今日は、奏山地域の職人の保護。伝統工芸の保護のための援助金を出すということで、その調査にやってきた。のぞみさんは、黒い艶やかな髪に日の光を受けて、製鉄所の大きな門をくぐった。門には、怖い顔をした魔よけの鬼瓦が、あり、道行く人を睨んでいた。

せんろは、「おや。誰かとそっくりですね。」と笑った。せんろがそういうと、のぞみは、せんろをキッと睨んだ。のぞみが睨むと、せんろは、「ゴメンネー。^^」とカワイイコエで言った。いつもと、反対だったので、のぞみは、「どうしたのかしら。?」と、知的な印象の顔を少しゆがめて、考えた。「この間の事が,効いたのかしら。と思った。

この間、せんろと、のぞみは、小野道へ行った。小野道へ行ったと、言っても、デートではない。あくまでも、仕事である。二人は、ビジネスパートナーである。

そんな二人は、奥の座敷へ通された。洋館なら、応接間であろう。そこからは、大きな庭が見えた。せんろは、それを見て、「アタシ。小さいとき、ここで、相撲を取ったり、サッカーをしたナ。懐かしいワ。^^」と、言った。

のぞみさんは、また、キッと思ったが、せんろの小さいころの事を思うと、せんろさんの小さい頃か。と思って、しまった。昔のせんろさんは、今より、小さかったと、聞いていたので、お相撲も、弱かったかもね。と思った。サッカーか。せんろさんの事だから、「コラ、テツロウ。庭を荒らして。」と、言って怒られていたのかしら。?と、思った。

そう思いながら、和菓子を食べた。せんろさんの事を思って、食べるとおいしかった。

せんろも、和菓子を食べた。「いただきマース。^^ハム。ハム。^^」と。可愛く、効果音付きでやっていた。のぞみさんは、「もう台無しだわ。」と思ったが、せんろは、和菓子を食べると、普通の声に戻って、「いい。小豆だ。春にふさわしい。良い味ですね。」と、のぞみさんに言った。そして、「のぞみさんは、和菓子好きですか。叔父に礼をいわねばなりませんね。」と、笑った。

のぞみさんは、見つめられたので、びっくりした。

そして、何よりも、びっくりしたのは、途中で、声が変わったのだ。せんろさんも、頑張っているのね。頑張ってと思った。が、しかし、せんろは、オレイ、言わないとネー。^^と、言いなおした^^。こっちのホガねェ。いいの。^^と、言った。

のぞみさんは、コラと、強く思った。けれど、何だか、真面目なの男の人で、いようと、頑張っていたのは、分かった。今日は、いつもより、せんろのいう所のヘンシンの時間が長いと思った。

せんろさんも、せんろさんで、変わろうとしているのね。と思った。

でも、変わるって、なんなの。?せんろさんの場合は、そのカワイイ部分も、せんろさんなのに、。ちょっと、それは、いけないんじゃないの。と思った。

けれど、私の願いとすれば、あの、せんろテツロウに、戻ってほしいけど、その部分。楽しい部分も、せんろさんなのよね。と思った。

そう思うと、少し、悲しくなった。

それを見て、せんろは、「ネェ、ドぅシタノ。^^今、オシゴトだよ。ソコントコ。^^よろしくゥ。^^」と、笑った。

のぞみさんは、せんろさんが、そんなこと、思ってるわけないか。と、気持ちをしまった。

のぞみさんが、そうしていると、丸坊主のスキンヘッドのおじさんが、ごあいさつにやってきた。

そして、せんろに、「テツロウ。久しぶりだな。可愛い秘書さんも、連れて、よく来たな。」と、せんろに言った。すると、せんろは、その人に「お久しぶりです。当代。」と、言った。

そして、のぞみさんに、こういった。「花鳥風丸 鉄之助って、以前、お話しましたね。のぞみさん。あの、刀。この方が作ったんです。この方は、僕の叔父です。」といった。

それは、低くて通る声で、さっきまで、隣にいた小さい女の子はいなかった。

のぞみは、思い出した。奏山県は、水がいいので、センゼン、いや、もっと前から、刀や剣が、作られている。ということを思い出した。

そういえば、小野道にも、小野道剣と、いうのがあったわね。なんだか、細い刃の。」ということ思い出した。

それを思い出すと、のぞみは、その、当代、鉄之助にごあいさつした。

よく見ると、目がせんろにそっくりだった。さすが、親戚だわ。と、思っていた。

親せきというと、お正月に、私も、親戚の女の子と、羽根つきして、顔を真っ黒にしたわ。

ひな祭りのお祝いもしたわね。と思っていた。だけど、私の家は、こんなに、大きくなかったな。と思っていた。

のぞみが、そう思っていると、せんろたちは、工場へ、案内された。

刀や、鉄の塊、スプーン。フォーク。最近だと、ピアノの弦まで、作っていた。

刀の元である。鋼を一生懸命、三人がかりで、息を合わせて、職人さんが、息を合わせて作っていた。トンチンカン。トンチンカンと、音が響いていた。

それをせんろは、何度見ても凄いな。これ。久しぶりに見たな。と、低い声で、当代鉄之助に、言っていた。当代は、それを聞いて、せんろに、「そうだろ。?テツロウ。凄いだろ。?」と、笑った。そして、テツロウに、「おい。今日は。その、女のコ。というか、おふざけはなしかい。?おじさん。あんねー。」とか、言わねえのかい。?と、笑った。

せんろは、それを聞いて、「ウン。^^オジサン。^^アタシ。言わないヨ。^^」と、言った。

当代は、「なんだよ。結局、言うんじゃねえかよ。テツロウは、テツロウ。だな。変わってねえな。」と豪快に笑った。豪快に笑うと、せんろは、違うよぅ。かわってるもん。アタシ。^^」と、照れた。

のぞみには、少し、鋼をたたく音がうるさくて、聞き取れなかったが、

二人が、楽しそうに話しているのは分かった。

のぞみは、思った。せんろは、今、どんなことを思って、どんな声で、話しているのだろうと思った。声も、心も、100%は、分からないけれど、せんろが、楽しそうに何かを話しているのは分かった。

工場に、鋼の音が、トンチンカン、トンチンカン。と、響いていた。