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ねぇ、抱きしめてよ。小寺勘十郎一家。パラレルファクター。

ねえ、抱きしめてよ。小寺勘十郎一家。パラレルファクター。

 

今日、私は、とっても、嬉しいことがあった。

 

今日、私は、おばあちゃんに、「こずえ。あのぅ。物置がね。汚くなって。ありゃ。ごみためだよ。ほんとにね。ひどいって、もんだ。美夜ちゃんと、掃除してくれないかい。と、笑った。私は、それを聞いて、「おばあちゃん。分かったわ。ママ、いないもんね。パパは、もちろん、お仕事でしょ。」と、綺麗な温かみのある声でいった。

この間ね。三条先生に、褒められたの。私。こづえさんの声って、聞き取りやすいですね。って、私、それ聞いて、「ええ。そう。?」って、思うんだけど。

他の生徒のみんなも、そういうから、そうなのね。」って、思うようにするわ。

私、声、褒められたことなんて、今までなかったんだけどな。

 

あーちゃんなんか、姉ちゃんの声は、甘ったるいよ、もっと、野太い声だせよ。父さんの子だろ。?」って、言うの。ねえ。ねえ、これ、声の話よ。パパは関係ないと思わない。?

あーちゃんの声だって、男らしいとは、言えないのに。もう。

 

最近は、あの女の子に熱をあげてるのか、なんかしらないけど、

お姉ちゃんだってね。女の子よ。そんなんじゃ、モテないわよ。もう。」って、いったら、

あーちゃんたら、「うるさいな。姉ちゃんは、姉ちゃんだろ。」と、いって、どっかいっちゃった。もう。あの子とは、上手くいってるのかしら。あーちゃん。頑張って。女の子って、難しいんだからネ。ズートルヒって、恋の歌、歌ってんでしょ。知らないの。?

もう。パパ、そっくりだわ。こんなところが。

 

私が、そんなことを思っていると、美夜ちゃんが、「あの。こづえさん。この作文なんですか。?」って、聞いてきた。

美夜ちゃんは、少し、黄ばんじゃった作文用紙を持っていた。

 

私は、美夜ちゃんに、私は、ファーストネーム。呼び捨てで、いいって、いったんだけど、

「呼び捨ては、ちょっと。」って、いって、嫌がった。

だって、パパだって、「美夜はな。お手伝いじゃない。俺たちの家族だ。わかったか。」って、いってたのに、私、パパのこういうところ良いなって思うの。

 

怖いけど、いいパパよ。ここだけは、カメリア好きの私が、いうのも、なんだけど、

パパは、ワコクにしかいないと、思う。

だから、美夜ちゃん。私も、全部わかってるわけじゃ、ないけど、分かって。

 

私は、ちょっと、残念な気持ちになって、その作文用紙を手に取った。

そこに書いてあったのは、とても、綺麗な字とは、言えない字だった。

だけど、ナニコレ。?って、少し、考えると、誰の字か分かった。

それは、あーちゃんの字だった。

 

そこには、こう書いてあった。

夏休み、父さんと母さんと、姉ちゃんとばあちゃんと一緒に海水浴に行きました。

たのしかったです。父さんは、僕が、父さんに「父さんって、泳げないよね。」って、いったら、何を。って、親に言う事か。馬鹿者。」って、言われたけど、父さんは、そういうと、

僕と、一緒に泳いでくれました。

とっても、楽しいなと思いました。

 

ばあちゃんが、パラソルの傘の下のござのうえで、寝ていたので。ばあちゃん。寝てるよ。変なのって、思いました。

私は、それを見て、「あーちゃん。かわいい。このころは、こんなに可愛いところも、あったのね。」って、一人で、ケラケラ笑った。私が笑うと、体が少し、フラフラした。でも、大丈夫。こういう時は、杖と、かかとの、裏で、踏ん張るの。こういうの。得意なのよ。

私が、踏ん張ると、体のバランスは、元に戻った。

 

美夜ちゃんに、少し、心配されちゃったけど、「大丈夫。美夜ちゃん。ありがとう。」って、いったら、美夜ちゃんは、そうですか。って、笑った。ちょっと、笑顔が固い感じがしたけど、大丈夫だから。こういう所が。難しいのよね。私って。

色んな人に囲まれて、やって、行くのって、大変ね。でも、私、好きよ。コレ。

そう思って、私は、続きを読んでいったの。

 

そしたらね。作文の中の私は、泣いていたの。海水浴場に来た他の子たちに、からかわれて、泣いてたの。パパは、海の家で、お酒を飲んでいて、私とあーちゃんだけで、浜で遊んでたの。そしたら、私の歩き方が、変だって、笑われて、ロボットがいる。って、言われて、私は、何も、言えなくて、泣いたの。

それを読んだとき、私、小さい子って、純粋だけど、ちょっと、残酷ね。って、思ったわ。

そして、続きを読んでいくと、僕は、姉ちゃんを笑うやつをこの野郎。って、ぼこぼこにしました。そしたら、父さんに、家で、ぼこぼこにされました。って、書いてあったの。

その時、私、少し、涙出ちゃった。だって、こうも、書いてあったから。

姉ちゃんは、僕が守る。僕は、石屋の息子だからです。って、書いてあったから、私、少し、泣いちゃった。

私が泣くと、私は、また、フラフラしちゃった。だって、そんなこと。あーちゃんの口から、聞いたことなかったから。本当にパパそっくりね。と思ったわ。

でも、これは、気持ちの問題で、とりづらかったわ。あーあ。リハビリ、ガンバロっと。

その時、私の体は美夜ちゃんに支えられていた。

その時、私の銀色の杖に、美夜ちゃんの顔が映っていた。

でも、はっきりじゃなかった。薄く、肌色の影が、薄く、私の杖に薄く映っていただけだった。

帰ったら、あーちゃんに言ってみようかな。

お姉サン、うれしかったナァ。

でも、そういったら、あーちゃん。「なんだよ。もう。知らねえよ。そんなこと、忘れちゃったよ。」って、いうかナ。と、思った。

 

 

 

 

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こづえの杖を書きました。ゆかりお姉さん可愛いです。

歌も、お芝居もうまいです。