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鶏ばなし。 オレラクゴ。パラレルファクター。

鶏ばなし。 オレラクゴ。パラレルファクター。

 

アタシが、落語をしたいと思ったのは、中学生の時だった。

アタシが好きな落語家は、春風亭洛中だ。

洛中は、アタシの師匠だ。中学生だった。

アタシは、洛中の師匠の落語をよく聞いていた。

とくに、初天神という、正月のハナシが好きだった。

 

このハナシには、少し、いじわるな子供と、少し、口の汚い町人の父が出てくるのだ。

アタシは、そのハナシの悪ガキの演技が、また、良いと思った。

落語と言うのは、面白い。一人の人間が、噺家が、ハナシの中で、男にも、女にもなれる。

子どもにも、神様にもなれる。こんな仕事が、他にあるかね。中学生にして、仕事を語るのも、なんだが、アタシは、そう思ったよ。

そいで、まあ、その洛中が、同じクラスの秀才の、町田君の話だと、この奏山県に住んでるって、ハナシだ。それを聞いたとき、アタシは、思ったね。

 

「そうなのかい。?あの、洛中さんが、奏山県にね。さすが、町田君だ。ヤアちゃんだ。」って、思った。そのときゃ、まだ、落語家じゃ、なかったもんだから、話し方も、おエドの訛りじゃなかったかも、知れねえが、アタシは、そうかい。と思ったもんだ。

不思議なもんだ。おエドっていうのは、国の都だ。都って言うと、標準語だと思ってた。

 

けどさ、天下のおエド、都様にも、訛りってのが、あるみたいだ。

 

そいで、今となっちゃあ、自分のお国の名前も、忘れて、お江戸の色に、染まっちまったわけだ。歌の文句じゃないけども、「都会の色に、染まったアタシを許しておくれ。」、まあ、アタシじゃなかったような気がするけども。国の訛りってな、忘れたくないもんだ。

 

だけど、忘れないと、前に進めねえものも、ある。そう思うね。

だけど、そんなね。鶏、ああ、鶏と言うのが居まして、鶏は、三歩歩くと、考えていたことを忘れてしまうなんて、いうようで、ございまして。こう見えて、アタシも、人間。

ヒューマンで、ございますから、そのようには、出来てはいませんで。

こんな事ができたなら、出来るなら、世の中も、少しは、明るくなるって、もんでございます。

 

忘れられない思い出っていうと、私の訛りを直して、お江戸の言葉、都の言葉を教えてくれたのは、もみじのお姉さんで、ございます。

 

もみじのお姉さんといいますのは、洛中、師匠の実の娘さんで、ございまして、この世界では、珍しい女性の落語家さんで、ございます。

女性と言うと、ワコクでは、乃木 アスミさんと言う方が、大変有名でございます。

海外で、一番有名な、ワコク人と、言われております。

そのもみじのお姉さんといいますのは、そのお方よりも、男勝りで、女性、おなごの可愛さと言うのが、そのいかんせんなく。

こまったもので、ございまして。

その姉さんは、高座での座り方、落語の歴史、手ぬぐいの使い方。扇子の使い方を、教えてくださいました。ああ、でも、扇子の使い方は教えてくれても、落語のセンスは、教えてくださいませんで。それを、恐れながら、言いましたところ、生意気だね。アンタは、そういうのね。聞いて、稽古して、盗むもんだ。」って、おっしゃったんですね。

大事な事ってな、なかなか、教えてくれないもんで、ございます。

アタシは、今でも、このお姉さんの言葉を、金言としております。

女性の方の言葉が、金言とは、面白いもんで、ございます。

 

この事、忘れぬようにしたいものでございます。・・・一、二、三。

 

アレ。はて、何だったか。とまあ、忘れたくても、忘れられないものでございます。