ブログもの真似主 nezuzyouziのブログ

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涼しい顔、優しい声。秋を感じるとき。 パラレルファクター。

最近、秋を感じることが増えた。

鈴虫が、リーンリーンと鳴いている。

私は、銀と話すことが多い。

議員は、私に「のぞみさん。もうすっかり秋ですね、秋は、

キノコが、美味しいですね。寒くなってきたから、お鍋も、美味しいですよ。奏山は、とても寒いですから。おいしいお鍋に、お酒も、少々、あつかんなんていいですね。」といった。

私は、この時、せんろ議員がお酒を飲むんだ。と思って、ふふっと笑った。なぜならば、議員はいつも、「ゴマちゃんがねぇ。-

あのね。ー。ゴマちゃんは、アイスが好きなんですね。ゴマちゃんは、ゴマフアザラシの赤ちゃんでー。」なんていうから、

「この人は、お酒顔飲めるの。ジュースじゃないの。?」と、笑った。

わらったけれど、笑ったとき、ああ、この人は、あのせんろ議員なんだな。と思った。そう思うと、心が寂しくなる。

なんなんだろう。?この気持ちって。

私は、バレーボールをしていた。高校生の時に、結構、良いところまで、いったのよね。自分で言うのもなんだけど。

楽しかったな。今の時期は、高校生のころは、文化祭をしたっけ。

女の子たちと一緒に、メイド喫茶をしたりしたわ。

メイドさんなんて、柄じゃないって、思ってたけど。

友達と、一緒に、「おかえりなさいませー。」って、やるのが、楽しかったなあ。ホットケーキを焼いたりして。ホットケーキを焼いていると、甘いにおいがして、私は、ホットケーキを焼きながら、

幸せの匂いって、こんななのね。って、思ってた。

せんろ議員は、高校生の頃、何をしていたんだろう。

変なコスプレして、「僕、ゴマちゃん。アイス、頂戴。」とか、やってたのかしら。私は、そんなことを考えていた。

けれど、議員は、ふざけるのが好きだから、皆がコスプレとか、仮装をしているなかで。涼しい顔して、制服をビシッと着て、

「コスプレ。?はて、私は、そんなことはしませんよ。私は、しっかりとするのが好きなので。私に無礼講は、ありません。」なんて、どこの誰が、そんなこといってるの。って、言う風なことを言って、

「残念だ。これは、私の趣味ではないよ。」と、すました顔でいうのね。

なんて、思った。

声も、そういうときだけ、かっこよくなっちゃって。いつもは、ゴマちゃん。ゴマちゃん。なのに。

そして、メイドさんの格好をしている私は、何だか恥ずかしくなって。顔を真っ赤にしたりして。ホワイ。今日は、オマツリよ。あなたも、一緒に楽しみましょう、なんて、思ってるんだわ。

そんなことを考えると、体が熱くなった。

ああ。熱い。熱いというと、涼しい所に行きたくなった。

そんな私は、外に出た。今日は、オフの日。

貴重なこの時間に。何を考えているの。?私は。

町の秋の風が私の頬を冷ました。

せんろ議員は、オフの日。何をしているのから。

この間、せんろ議員の例の別荘に行ったときは、「もう。なんで、きたのよ。もう。」って、言ってた。

もう、なんなのかしら。せんろさん。

この間、私に、車の中で移動中に「あの、のぞみさん。私の例の別荘の名前なんですがね。ゴマちゃんハウスという名前にしようと思います。」と、満面の笑みで、そんなこと、言うもんですから、私、びっくりして、これは、注意しないと、いけないと思って、「せんろさん。しっかり。」と、注意した。

 

そしたら、せんろさん。子供みたいに、「えー。いいじゃないのさ。」って、口をとがらせて、言ったけど、怖くなったのか、「ごめんなさい。」といって、次の会議へ、行ったわ。

せんろさん。私の前なら、いくらでも、ゴマちゃん。ゴマちゃん。いってても、いいけど、もし、後輩議員との勉強会や大臣と、話すとき、どうするのかしら。その時も、せんろさんは、ゴマちゃんで、いくのかしら。まあ、その時は、「はて、ゴマちゃん。知らないなあ。」と、とぼけるのかしら、?でも、私と二人っきりになったら。

「ええ。ゴマちゃん。知らないの。可愛いんだあ。」と言って、後輩議員や、大臣たちには、見せない顔を見せるんだろうな。

顔というと、私が見たいのは、そんな顔じゃないの。私は、ゴマちゃんじゃなくて、せんろ テツロウの顔がみたいのよ。なんて、思って私も、私で、怒っちゃうんだろうな。また。

本当は、私も「そうですね、ゴマフアザラシ。可愛いですね。」っていいたいの。だけど、せんろさん。そんなこといったら。

「よし。今日から、公務は、全部。特殊カーボン製のゴマちゃんウェアにしよう。」って、毎日。着てくると思う。

そうなったら。・・・・。私、めまいがしてきた。

そんなこと、思っていたら、ちょっとフラッと、めまいがしちゃった。私は、その時、わあ。と思った。

目の前がふわあ。って、少し、グラグラしちゃった。

その時、私は、どうしようって思っちゃった。

けれど、気持ちが悪くて私は、地面に倒れる事しかできなかった。

ああ。どうしよう、明日は、お仕事なのに。私、駄目ね。

そう思ったとき、私の体を支えてくれた人がいた。

倒れないように、優しく。丁寧に。

そして、こういった。とても、優しい声で、

「大丈夫ですか。のぞみさん。」と、言った。

その声は、とても優しくて、私は、思わず、小さい声で、「せんろさん。」と、いってしまった。

せんろ議員の力は、とても、強い力だった。

人を支えるのって、大変なのに、私の事は、心配しないでください。」って、涼しい顔で言って、私を支えていたわ。

その時の顔は、さっきの私の想像の中の顔と同じだった。

とっても、かっこいい。けど、どこか、冷静な良い顔だった。

私は、せんろ議員にその時、今日は、せんろ議員もオフなんですね。といった。声は、いつも、より弱弱しかったけど。聞いてみたの。

そしたら、せんろ議員は、「そうです、今日は、私もお休みです。」と、かっこよく答えてくれた。

その時、私は、ちょっと、かっこいいと思ってしまった。

そんな彼が、私を心配そうに見ていた。

その時、私たちを秋の風が包んだ。

とても、柔らかで、気持ちがよかった。