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ああ、秋だ。の巻。パラレルファクター

ああ、秋だ。の巻。

今日、私は、珍しく、会議が早く終わったので、その足で、かなで山の料亭に、お魚を食べに行きました。

私は、よく仕事が終わった後、一人で、料亭や小料理屋さんによくいっています。

私は、お料理を食べているときが、大変落ち着くので、好きです。

私が、お料理を食べに行くと、料亭の女将さんが、三つ指をついて、「ああ。せんろ先生。待っておりました。」と、言ったので、
ああ。いい気持ちだなと思って、喜んでいました。けれども、プライベートの時間まで、せんろ先生と、言われたので、
ああ、いまは、仕事終わりなので、せんろさんと、行ってください。と言いました。
すると、女将さんは、そうでしたね。せんろさんが、こちらにいらっしゃるときは、個人としていらっしゃるんでしたね。と笑った。

私は、女将さんのその笑った顔に気品というものを見た。これが、一流店の女将さんなのだな。と思った。
私は、そう思いながら、ありがとうございます。女将さん。わがままをいってごめんなさい。と、謝った。
私がそういうと、女将さんは、「ああ、いいんです。私は、この店の女将です。なんでも、言うて、つかあさいね。」と笑った。

私は、女将さんが、そういったとき、ああ。小野道の言葉だ。と思った。

私は、そういうと、女将さんに、「女将さん。あなたは、小野道の方ですね。」といった。

私も、この店にもう、三年くらい。通っている。この女将さんとも、よく顔を合わせて、今日は、これが食べたい。とか、
今日は、寒いので、お鍋にしよう。と言っている。しかし、女将さんの生まれまで、気にしたことはなかった。

私がそういうと、女将さんは、「ほう。ですけど、どうか、なさったんですか。私は、小野道の生まれです。」と答えた。

私は、女将さんが、小野道といったとき、とても、嬉しそうにしたのに気付いた。
私は、その時、故郷の名前というのは、ふと、耳にすると、嬉しいものだと思った。

私は、女将さんに、座敷に案内をされた。女将さんが、その時、スススーッと、静かにふすまを開けた。
私は、その時、最近は、洋間が多くて、和のマナーを見る事が減ってきていると聞いたが、まだ、残っているところには、残っているんだなと思った。

座敷は、畳が敷いてあって、イグサの匂いがした。私はこの畳の匂いが好きだった。
畳の匂いを嗅ぐと、横になりたくなる。マナーといった後にこんな事を言うのは,おかしいかもしれないが、ごろんと、寝転んで、ゴロゴロしたくなる。
これは、なんなんだろう。ワコクに生まれた人は皆、そうなのだろうか。?

いや、ワコクと一口に言っても、色んな県や町がある。全部、まとめて、語るのはまた違うか。と思った。

そうだ。かなで山と、小野道でも、違うのだ。
かなで山には、雄大な山がある。おいしい地魚や乃木 アスミさんのようなピアニストがいる。
小野道には、どこか、ゆったりとした方言がある。
小野道は、国際都市だ。素晴らしい港があり、海外の船や交易船が、行きかっている。野党勢力が強いのが、悩みどころであるが、
まあ、それも、小野道の立派な特徴であると思う。かなでやまの冬は北国だと、言われるだけあって、多い。
反対に、小野道は、暖かい所にあるので、雪は、あまり降らない。
まあ、これも、昨今の地球温暖化やらが、原因なのか。
去年は、小野道にも、雪が降ったそうだ。まあ、これも、こうだから、こうなんだ。と言えないことの一つだろう。

私がそう思っていると、女将さんは、「今日は、秋ですけぇ。奏で山のおいしいキノコが入っていますよ。
山の天然の舞茸です。そうですね、炊き込みごはんなんか。どうですか。といった。

私は、天然の舞茸と、聞くと、食べてみたくなった。女将さんに「天然の舞茸。興味深いですね。」というと、
女将さんは「そうでしょう。舞茸は、山でも、取れるんですよ、香りが、街で売ってるのより強くて、炊き込みご飯に最適なんです。」と、笑った。
私は、女将さんがそういうと、「では、それ。ください。」といった。それと、お魚。アカウオを一つ。小野道産のを一つ。
煮つけにしてください。といった。女将さんは、私がそういうと、「小野道のアカウオですか。よく知っていますね。」と笑った。
女将さんは、そういうと、私に「美味しいですよ。小野道のは、なんといっても、アカウオですけぇね。」と笑った。
私は、そうでしょうね。と笑った。小野道は、赤、紅葉の里ですから。紅葉まんじゅうに、小野道セーラーズ。赤。赤。赤。町中、赤だらけです。
ああ、紅鷹党も、赤い色のカッコいいバッチでしたね。私も、ほしいですよ。と笑った。
私が、笑うと、女将さんは「いやじゃわぁ。せんろさん。せんろさんは、清和党の議員じゃろう。」と、笑った。
私は、嫌ですね。と、一緒に笑った。
女将さんは、私と、話をすると、分かりました、せんろさん。と言って、スススーッと、ふすまを閉めて出て行った。

私は、女将さんがせて行く前に、甘いものが食べたくなったので、あんみつをくださいといった。
すると、女将さんは、はい。甘いのも、お一つお付けいたします。と、言って出て行った。
女将さんが出ていくと、座敷の中は、しーんと、静かになった。

ああ、しんと、しているなと思った。遠くで、お三味線の音が鳴っていた。おことも。私は、その時、ああ、ここは、料亭だと思った。

私は、ふと、座敷の外を見た。外には、大きな楓の木が葉を赤くしていた。私は、ああ、秋だ。と思った。