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かみなりが、なっとるね。 パラレルファクター。

かみなりが、なっとるね。   

          
今日、真美子は、アスミ先生のピアノのレッスンを受けていた。  
            
真美子は、以前、ジェームズ先生にピアノを習っていたが、先生が、マミちゃんのぬぼーっとした性格を直すためには、しっかりした人の方がいいだろうと、              
それに、アスミちゃんも、一人で、どこでもいったり、自分で、ピアノや歌の技術を人に教えたりして、少しでも、一人で、大人を介さずに、頑張らせてみようという事で、              
アスミちゃんに、マミちゃんの担当をさせてみることにした。アスミちゃんはジェームズ先生に「アスミさん。小野道、行けますか。?」と、言われて、              
ためらわずに、「はい。」といった。アスミちゃんは、ジェームズ先生に「はい。私。小野道行けます。」と、元気に言って、              
新幹線に乗って、小野道に向かった。奏山には、せんろ議員が、三年前に、通したカイリク新幹線と言う、新幹線が通っている。          
奏山から、東の方、つまり、そい玉の方へ、二時間で、、いけるようになった。              
そうして、この度、奏山から、西の方、つまり、暖かいワコクの方にも、二時間で行けるようになった。  
            
ものまねで、どんだけー。と、よっこーさんのまねをしているかと思ったら、その裏で、着々と、ワコク大新幹線計画を進めている。
              
せんろ議員は、凄い男だ。せんろ議員も、凄いのだが、アスミちゃんも、凄かった。凄くなろうと、その一歩として、女優の広瀬真美子さんに、              
歌と、ピアノ、それから、真美子が、苦手なあいさつ、しっかりと、しゃべることを、教えている。自分の知っていることを、人に教えて、その人の知識、大切なものと、していく、
なんと、素晴らしい事だろうか。素敵な事だろうか。"             
アスミちゃんは、小野道駅に降りたとき、びっくりした。海がまじかに見えて、海が、夏の太陽に照らされて、夏といっても、少し、秋が近くなってきたのだが。キラキラ光っていた。              
アスミちゃんは、「うわあ。凄い。」と、大きな声で言った。そして、昔見た外国の海に、思いをはせていた。              
アスミちゃんは、海を見るたびに、あの冒険の事を思い出す。そして、また、皆に会いたいと思う。  
            
町をあるくと、小野道の言葉が聞こえた。「きんさった。こがに、あついと、こたえるねぇ。」と、街の人が話していた。 
             
アスミちゃんは、それを聞いて、不思議な話し方だね。真美子さんは、こういう言葉を毎日、聞いているんだ。と思っていた。              
アスミちゃんは、真美子さんの意に入った。真美子さんの家は、一戸建てで、アスミちゃんの家と同じくらいだった。              
真美子はアスミちゃんを、みると、「遠い所から、よう、きんさったね。」と、眠そうに言って、お茶を出した。              
御茶は、綺麗な緑色で、冷たかった。アスミちゃんは、そのお茶をおいしそうに飲んだ。  
            
秋が近づいていると、いっても、まだまだ、ワコクは、暑いのだ。で、あるものだから、冷たい緑茶が、とても、美味しかった。              
アスミちゃんは、お茶を飲むと、「真美子さん。こんにちは。今日は、よろしくお願いしますと言って、ペコッと挨拶をした。              
すると、真美子も、「よろしくお願いします。」と、ご挨拶をした。何事も、挨拶から始まる。アスミちゃんは、そう思っている。              
だから、真美子が、眠そうに挨拶をすると、「はい。もう一度・」と、いって、何回も、あいさつは、元気よくはきはきとします。と言って、何回もさせた。              
真美子も、アスミちゃんの指導に、「ちゃんと、せにゃいけんと思って、しっかりとやっていた。やっとりんさった。
              
今日は、歌の指導もあった。歌は、「虹の彼方に。」であった。この歌は、オズの魔法使いと言う、映画の歌で、この映画は、女の子のドロシーがブリキの男と、              
カカシと、ライオンと一緒に、魔法使いを訪ねる旅にでるというお話だ。    
          
アスミちゃんはこのお話が、真美子さんに、ピッタリであると思っている。なぜなら、このお話は、皆の足りないものを見つける旅のお話しだからだ。              
ブリキの男は、この旅で、心がほしいと思っていた。カカシは、知恵がほしいと思っていた。ライオンは、勇気がほしいと思っていた。
              
だから、真美子さんも、この歌を歌って、何かを感じ取って、変わって、ほしいとそう思っていた。そして、何よりも、アスミちゃんは、この歌が、好きだった。              
真美子さんは、アスミちゃんが、ピアノを弾き始めると、歌を歌った。けれども、これも、眠そうに歌ったため、アスミちゃんは、              
「困ったなあ。」と、困った顔をしたが、真美子さんに、「もっと、大きな声で。元気よく」と、いったら、真美子さんは「ほうかね。」
と思って、元気よく歌を歌いだした。              
「それをきいて。アスミちゃんは、「アレ。やれば、できるじゃない。真美子さん。凄いね。」と、思っていた。              
そしたら、こちらも、負けては、いけないと思って、ピアノを弾いた。けれども、今度は、ピアノの音が飛んでしまいそうになった。              
アスミちゃんのピアノを弾きたい。負けないぞ。と言う、気持ちが勝ったのだ。だから、アスミちゃんは、「いけない。」「いけない。」と思って、              
しっかりと、弾いていった。すると、真美子さんもそれを見て、「アスミ先生も、がんばっとるのう。」と思って、しっかりと、元気よく歌っていた。 
             
その虹の彼方の歌は、とても、良いものであった。なんというか、二人の息が、ピッタリ合っていた。              
二人の人柄が出ていた。その音は、真美子の一戸建ての家に響いていた。              
そのころ、外では、大雨が降っていた。ザー。ザーと、雷も、空で少し、キラキラと、煌めいていた。              
二人が、楽しく、オズの魔法つかいを歌っていたその時、雷は、ゴロゴロと、ピカーっと真美子の家に落ちた。 
             
その時、アスミちゃんは、「きゃあ。」と、大声を出して、真美子も、「きゃ」っと眠そうに言った。              
家の中は、真っ暗になった。アスミちゃんは怖くなって、真美子の所へ行って、「怖いよ。」と、言った。 
             
真美子は、その時、ちょっと、オモロイね。と思ったが、怖がってぎゅーと、してくるアスミちゃんをもっと怖がらせては、いけんと思って。」
              
真美子はアスミちゃんに、「大丈夫じゃ。アスミ先生。先生は、私が、守りますけえ。心配せんで、つかあさいね。」と、アスミちゃんの頭をポンポンと、優しくした。
              
すると、アスミちゃんは、「本当。?私ね。雷。怖いんだよ。苦手なんだよ。」と、ちょっと、涙声で、小さい子みたいに体をギュー。としてきた。  
            
その時、真美子は、暗くてよくわからなかったが、アスミ先生、あったかいのう。と思っていた。  
            
そう思うと、自分が演じた。映画、てつのくじらのワンシーンを思い出した。              
そのシーンは、戦争で、ワコクの小野道にカメリア軍の鳥人軍が攻めてきて、小野道の町を日の海にするというシーンだ。
              
本当か、どうかは、知らないが、カメリアには、空を飛べる鳥人という人たちがいたそうだ。
真美子は、そのシーンが怖くて、怖くて仕方がなかった。町の人は、「おお。イテキじゃ。イテキがきた。なんじゃあ。飛んどる。」と、騒いで、              
高射砲をもってこい。イテキは、やらんと、わからん。」と、怖い声で、言っていた。真美子は、その時、小野道の言葉は、なんか、ゆったりとしとって、ええなあ。
              
誰も、傷つけん。ゆったりしとる音が隠れとるのう。と思っていたが、その時の音は、怖くて仕方がなかった。   
           
その声は、別の仕事で、一緒になったことがある。お笑い芸人さんだったが、その声が怖くて、怖くて、仕方がなかった。  
            
ウーっと、サイレンの音がする。怖い。火の手が回る。だれも、おりんさらんの。ねえ。遠藤さんは。?誰が、この子を、守るんかねえ。そう思った。
              
そう思うと、すずこは、ぎゅっと、遠藤さんのお兄さんの娘のたまちゃんの体をぎゅー。と抱きしめていた。 
             
たまちゃんは、暖かった。たまちゃんも、いまここで、生きとりんさった。              
そう思うと、すずこは、急いで、町の防空壕へ逃げた。              
これは、お仕事、お芝居の中でのことなんだけど、今でも、しっかりと、たまちゃんのぬくもりは、覚えている。              
その時のお笑い芸人さんや、町の人役の俳優さんたちの怖い顔も、「高射砲、もってこい。」と、言う声も、覚えている。              
その時、真美子は、戦争と言うのは、優しいみんなあの顔も、声も、かえてしもうじゃあね。」と思っていた。              
だから、アスミちゃんのぬくもりを感じたときに、私が、しっかりと、守らんといけんと、そう思った。 
             
そう思うと、自然と、真美子も、アスミちゃんをギューッと、していた。              
アスミちゃんに、大丈夫じゃ、大丈夫やよ。とギューとして頭を、ポーン。ポーンと、していると、電気がついた。              
その電気は、とても、明るくて。キラキラとしていた。電気がつくと、アスミ先生は「真美子さん。怖いの。終わったね。といって、喜んだ。              
アスミちゃんがそういうと、「ほうやね。もう、終わりましたあ。」と、ニコッとして、アスミちゃんを見た。
              
すると、アスミちゃんも、「良かったね。怖いの終わったね。」と、言って、真美子の方をニコッと笑ってみていた。その笑顔は、とても、可愛らしい笑顔だった。