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せんろ、一人、今と昔。政治家稼業 パラレルファクター。

せんろ、一人、今と昔
せんろ議員は、珍しくお盆休み。
今日は、のぞみさんにも、邪魔されず、かなで山県内の別荘と言っているマンションの一室にやってきた。
今日は、休みの日なので、一人で、趣味の物まねを、じっくりとやろうということにした。
せんろ議員は、この間、党は違うが、自分が、委員長を務めるワコク友好大同盟に所属している 紅鷹党の安達 タカシ議員をかなで山県連の所属から、
小野道県連の所属に切り替えた。

せんろ議員は、これが、彼の成長につながるということを期待して、小野道への異動をきめたのだ。
小野道というと、せんろ議員は、この間、戦争映画「てつのくじら。」を見た。

この物語は、センゼンの小野道の船大工の家に、お嫁に来た女の子が、夫である遠藤さんを支え、遠藤さんの夢、
国内で、もっとも、大きく、頑丈で、強い戦艦「てつのくじら」を作るという夢を応援するという話である。

時は、センゼンで、ある。せんろ議員は、センゴ、生まれのため、戦争の事は、直接知らない。けれど、一人の政治家として、男として、みなければ、ならないと思った。
あんまり、関係ないだろうけれども、せんろ議員は、この映画の主演の女優さんが好きだった。
ピュアで、ひたむきで、健気で、笑顔を絶やさない。それに、色も、白い。せんろ議員は、「この子。いい子だ。かわいいなあ。」と、思っていた。
せんろ議員は、その映画をみている間、その映画の世界、「センゼン」のワコクの世界へ、入っていった。
せんろ議員は、見ていると、「すずこちゃん。この子を、こちらに、連れてきたいと思った。なぜならば、
センゼンは、白いお米が手に入らず、炒った玄米に水を一晩吸わせて炊き上げて、作る「ナンコウめし」というのをたべていたからだ。
食べられる野草を取ったり、たんぽぽをおひたしにしたりしていた。
それを見たとき、せんろ議員は「こんなに、可愛い子が、こんな思いをしている。何としてでも、この子を救わなければならい。」と思った。

しかし、この子は、不思議な子で、いや、人間の本来の強さなのかも、知れないが、苦にしていないのだ。

ナンコウめしを作ろうと、たんぽぽをおひたしにしようと、楽しそうに作る。ナンコウめしを作るときは、玄米をいらなければ、ならないのだが、
楽しそうに、炒るのだ。「なんだか、節分の日ぃ、みたいじゃねぇ。といって、笑っていた。タンポポを積むときには、遠藤さんの年の離れた弟のケン坊と一緒に、
野を駆け回り、たんぽぽを楽しそうにとっている。その傍らには、ちょうちょが、飛んでいる。ミツバチが飛んでいる。
空は、青かった。
この時、せんろ議員は、それを見て、戦争が、あろうとなかろうと、虫たちや、草や花は、生きている。
センゴで、あろうと、センゼンで、あろうと、皆、生きている。と思った。この場面を見たとき、せんろ議員は、さっきまでの
「エー。この子、カワウィー。この子さ。なんで、こんなことに、なってるのヨ。私の所につれていきたいワァ。」という、気持ちは、おかしいと思った。
なぜなら、このすずこちゃんにとっての居場所は、ここで、今、すずこちゃんの生きている世界は、今、僕たちから、見たところのセンゼンなんだと思ったからだ。
そう思いながら、思いをめぐらせながら 、見ると、よくわかって、良いと思った。
そう思って、スクリーンに映るすずこちゃんを見ると、輝いて見えた。

スクリーンの向こうのすずこちゃんは、可愛かった。色も白くて、とても、美しく、海外のアルビダの種族のアルビダみたいに見えた。
海外に行ったとき、せんろは、アルビダの人を見たことがあった。
その肌は、白く、とても、美しかった。
それを見たとき、せんろ議員は、映画館で、すずこに向かって、小野道の言葉で「がんばりんさいね。」と言っていた。その声は少し、涙声だった。
せんろ議員は、小野道の人ではないのに、がんばりんさいね。といった。
その時、せんろは、ああ、いけない。言葉がうつってしまったニャアと思った。
そんなこと言ったら、役者さんたちは、どうなんだということになるが、そんなことはどうでも、良かった。
まぎれもなく、そこに、すずこちゃんは、いたのだ。だから、せんろは、そう思った。
せんろ議員は、すずこさんを素敵だと思った。見た後も、その気持ちは変わらなかった。

だから、今日は、その気持ち、あの時のすずこちゃんを再現しようと、ここにやってきた。
せんろ議員の役者だましい、いや、ものまね魂に、火が付いた。

けれども、なかなかまねできない。あのすずこちゃんの素敵なところをまねできない。うまくいかなかった。
おカマタレントのヨッコーさんなら、ドンダケでも、まねできたが、なかなかムリ―ッ。」だった。
せんろには、ナンコウめしを食べて、美味しいと思う事も、たんぽぽをつんで、楽しそうに、おひたしにすることも、ムリーッ。だった。
ドンダケ―ッ。やっても、ムリーッ。だった。
けれども、同じ行動をとることによって、鈴子の気持ちや、思いを感じることはできた。
すずこが言った。ごはんも、たべものも、みんな、美味しいよ。たんぽぽも、玄米も、野草も、みんな生きとるんじゃ。」という、セリフの意味がよくわかった。
その時、せんろは、ああ、すずこちゃん。こんな風に思ってたのね。ベンキョーッ。になったわ。アリガトーッ。と思った。
その時、せんろは、やっぱり、ベンキョーッ。ばっかじゃなくって、ジッサイ、やってみないとわからないコトッって感じ取れないコトッって、あると思うわ。と思った。
そう思うと、今回の安達 議員の異動は正しかった。と思った。

せんろがそう思っていると、ピンポーンと呼び鈴のベルが鳴った。
せんろは、「もう、いいところなのに。なんなのよ。と思った。
せんろは、ドアスコープをのぞいた。
そこには、可愛いスカートをはいて、髪をポニーテールにしている女性がたっていた。
その人の足は長く、体も、なにか、スポーツをやっていたのかよかった。足も長くて、素敵だった。
スカートなので、その足の美しさがよくわかった。
せんろは、それを見たとき、あら、いい子ネ。と思っていた。
しかし、少し、考えると、その人が誰だか、わかった。
のぞみさんだ。大変だ。今、せんろ議員は、鈴子になりきろうと、顔やらからだやらに、おしろいをたくさんつけている。
口紅も、べちょっとつけて、なんだこれー。という感じである。
これで、すずこちゃんよ。というのだから、好きなのか、嫌いなのかわからないくらいである。
さっきまで、いいじゃない。アタシ、アルビダよ。あの時のすずこちゃんよ。と思っていたのに。
いっぺんに、のぞみさんの現実に引き戻されてしまった。
その時、せんろは、大きな声で、じぇじぇじぇーー。と、言っていた。
せんろ議員は、トウホクの人ではないのに、じぇじぇじぇーー。と言っていた。
そんなことは、どうでも、良かった。
その時、せんろの頭の中に、すずこちゃんのイメージが浮かんだ。
そのイメージは、とっても、健気で、可愛くて、頭に、あねさん頭をしている。
彼女は、可愛かった。その人は、せんろ議員をみつけると、こちらを見て、ニコッと笑って小野道の言葉で、「せんろさん。大変ですねぇ。がんばりんさいね。」といった。
その時、せんろは、可愛いのう。と思った。
けれど、脅威は、そこまで、迫っていた。せんろ議員はもう一度、大きな声で、じぇじぇじぇーと言っていた。
その声が、玄関先に響いていた。