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ピアノの日のお話。お父さん。ありがとう。パラレルファクター。

ピアノの日
アスミちゃんは、嬉しかった。
家で、お父さんから、「アスミ。8月8日は、何の日か。知ってるかな。?と言われて、葉っぱの日です。」と、答えたら、「どうしてなの。?」と、言われて、「8月8日で、葉っぱだから、だよ。」といったら、
「面白いね。」と言われて、「違うの。」といったら、「そうね。アスミのよく、知っているものだよ。」と言うので、
何かな。という事になったら、お父さんが「今日はね。ピアノの日。」なんだ。といった。

アスミちゃんがそれを聞いて、「お父さん、それ、なあに。」」と聞くと、お父さんは、
ピアノの日と言うのはね。ワコクにピアノがやってきた日なんだ。」と、笑った。

お父さんが笑うと、ピアノは、海をこえて、やってきたんだね。凄いな。ピアノは。やっぱり、ピアノは、
私の心をね。わかってくれるので、とっても、いいものなんだね。」と、笑った。
アスミちゃんが、ピアノと出会ったのは、四歳の誕生日に、お父さんが買ってくれた、電子ピアノ、
(キーボード)だった。お誕生日プレゼントをもらったアスミちゃんは、わーい。と、喜んで、それからと言うもの。毎日のように、遊んだ。

キーボードの、鍵盤に、さわって、音を出してみると、とてもいい音が出た。ポーン。ポーン。と、いい音が出た。
それだけではない。キーボードのいろんなつまみをさわると、他の楽器の音、シンバルや、バイオリン、たいこの音も、出た。
アスミちゃんは、それが、嬉しくて、楽しかった。鍵盤や、キーボードのいろんなところをさわると、とっても、いい音が出る。
そんな事を、アスミちゃんは、お父さんにピアノ日の事を教えてもらった時、思い出した。
小さい時の事を思い出すと、「ふふ。お父さん。「小さい時のキーボード。ある。?私、久しぶりにさわってみたいの。」と、言った。
"アスミちゃんがそういうと、「そう。さわってみたい。?でも、あれは、たしか。物置にしまちゃったな。アスミ。ニコニコしてるから、
ちょっと、とってくるよ。あのキーボードね。お父さんね。けっこう、奮発してかったの。アスミに、かって、あげようね。」って、と言って、

アスミちゃんの顔を見て、笑った。
お父さんがそういうと、「そうなの。?お父さん。?ありがとうございました。私、知らなかったです。」と、いって、笑った。
すると、お父さんは「じゃあ、僕、物置に行ってくるよ。他にも、懐かしいものがでてくるかも、知れない。」と、いった。
"そして、こういった。「ねえ。今日は、お母さん、編み物教室に行ってるから、アスミ。しばらく、一人になるよ。怖いと思ったら、
いつでも、お父さんの所に来ていいからね。」と、言った。

お父さんがそういうと、「お父さん。分かったよ。でもね。私、大丈夫だから。」といった。
この時、お父さんは、少し、うるっとしてしまった。この時、少しだけ、お姉さんらしい。年相応な声が出たのだ。
お父さんはこの時、アスミ。最近、少し、大人になったと思っていたけど。ふるまいも、少し変わってきたな。」と思った。
アスミちゃんがそういうと、お父さんは「じゃあ、いってくるね。アスミちゃん。」といって、物置の方へ行った。
アスミちゃんは、一人になった。テレビには、お父さんが好きな高校野球が入っていた。
アスミちゃんは、野球をあまり知らないけれど、高校野球を見ていた。
テレビの向こうでは、投手と、バッターが、汗をかきながら、夏の日差しの中で、汗を流していた。

アスミちゃんは、それを見るともなく見ながら、昔からいままでの事を思い出していた。
四歳の時に、電子ピアノ、キーボードに出会って、その時の秋から、音楽教室に行き、小学校、四年の時、町田君と出会った。

その年の夏休みから、カメリア人ピアニストのジェームズ先生の指導を受けるようになった。今では、少し、有名になって、奏山県内の
病院や、支援学校、コンサートホールなどでも、ピアノを演奏するようになった。

最近だと、映画「てつのくじら。」で、有名になった新人女優の
広瀬 真美子さんの歌やピアノの指導も行っている。それから、真美子さんは、ちょっと、眠そうにしている時も、あるので、礼儀作法や、あいさつの
指導も行っている。
「私も、ジェームズ先生に、「演奏を丁寧に。楽しくなっても、先走らないの。落ち着いて。」と言われるので、お互いよく似ているね。先生も、一緒に、強くなるので、真美子さんも、一緒に強くなりましょう。」と、言っている。

アスミちゃんは、真美子さんの事を思いながら、ジェームズ先生と、私、それから、真美子さん。皆、音楽でつながっているのね、と思っていた。
真美子ちゃんは、眠そうにしているけれど、アスミちゃんが指導すると、頑張ってついてくる。
「ここで、逃げたら、いけん。ここで、逃げてしもうたら、強うは、なれん。ほじゃけ、頑張らんといけん。」と、ついてきてくれる。
その時、アスミちゃんは、「真美子さんは、強い心をもっています。」と思っている。真美子ちゃんを見ていると、私も、頑張ろうと思う。

アスミちゃんがそう思っていると、お父さんが物置から、こちらへ、戻ってきた。手には、あの電子ピアノ、キーボードを持っていた。
その時、アスミちゃんは驚いた。記憶の中のキーボードは、もっと、大きかったような気がしたからだ。だから、それを見たとき、
アスミちゃんは、「わぁ。小さい。」と思った。そして、お父さんに「あれ、お父さん。これ、もっと、大きくなかった。?」と聞いた。
すると、お父さんはクスッと、笑った。そして、「そう。アスミのキーボードは、昔からこの大きさだったよ。そうね。アスミが大きくなったんだろうね。」と、言った
アスミちゃんがそういうと、お父さんは「ほら、さわってごらん。」と、電子ピアノ。キーボードを渡してくれた。
アスミちゃんは、電子ピアノ、キーボードをまじまじと見た。キーボードには、鍵盤に、カタカナで、ド、レ、ミ。と、シールが貼ってあった。
綺麗な色のシール、オレンジや黄色、緑などのシールは、、、今では、少し、色あせていた。
アスミちゃんは、それを見て、「綺麗なシールだね。だけど、少し、色が薄くなってるね。」と思っていた。そう思うと、ちょっと、懐かしいような寂しいような気持ちになった。
アスミちゃんは、そう思うと、お父さんの顔を見て、「私、大人になったんだ。」といった。
アスミちゃんがそういうと、お父さんは「そうだよ。これからも、どんどん。お姉さんになっていってくださいね。」と、アスミちゃんの手を握って、そういった。
その時、アスミちゃんは「ああ、お父さんの手、温かい。お父さん。ありがとう。」と、思っていた。