nezuzyouziのブログ

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不思議な作品。パラレルファクター。

nezuzyouzi.hatenablog.com

このお話は、↑↑のお話の続きです。

 

不思議な作品。

 

私は、この作品のお話を頂いたとき、大変うれしかったです。

この作品、てつのくじら。の主人公のすずこは、どこかぬけているので、私によく似ています。

けれども、私は、大変光栄な、お話を頂きましたが、戦争時代の、ワコクが戦争をしていたころの作品ですから、こんな、ぬぽーーとした、私で、いいのかなあって、最後まで、とりきる、作品の中に、入っていけるのかなって、思って、不安でした。

私が悩んでいると、監督さんが、「君のやりたいようにやってごらん。すずこは、君なんだから。自信をもって。」って、
おっしゃって、私、その言葉を聞いたとき、なんだか、ホッと、しちゃって、私は、今まで、現代劇、それも、学園物が多くって、
時代劇や、歴史ものは、初めてでした。お恥ずかしい話、あまり、歴史に関心があるほうかと言われると、ない方で、だから、
戦争の歴史をよく調べました。監督さんからいただいた資料や、図書館なんかで、調べました。

それだけじゃ、ダメだと思って、ワコクの南のこの作品の舞台、小野道へ、足を運びました。
私は、ワコクの奏山の生まれなもので、どっちかっていうと、北国、雪国の生まれなんです。
だから、小野道にいった時、
「えっ。ここ。ワコクなの。」って、マネージャーさんに、びっくりして、言っちゃいました。
"だって、海が、本当に、住んでいて、船なんかも、街を歩いていると、ボーッ。ボーって、入ってくるんですよ。
それに、小野道は、気候が、奏山にくらべると、あたたかいみたいで、ミカンやブドウなんかも、とれるっていうお話で、
私、どうしても、ワコクって言ったら、雪とか、寒いとかっていうイメージだから。もう、びっくりしちゃって。
私、そんなの見てたら、「ああ、ここは、そういう街なのね。って、生活の中に船と、暖かな気候があって、
奏山とは、違うのね。」って思いました。高校生の頃、演劇や映画に興味があって、早く、私、こんなところじゃなくて、もっと、都会へ、都へ
行かなきゃ、って思ってて、もう、頭の中には、奏山と都の事、都へ行けなくても、そいたまでも、良いって、思ってて、ワコクにこんなところが
あるなんて、知りませんでした。
だから、ここへ来たとき、ワコクにこんなところもあったんだ。って、もっと、早く知りたかった。この場所の事。って、思いました。

この作品のすずこ役には、この時の私の気持ちが、たくさん入ってると、思います。

ああ、お好み焼き、美味しかったとか、小野道の海が、綺麗だったとか、小野道のお好み焼きは、キャベツをたくさん使って、
少し、甘めのソースで、食べるのね。とか、こんなに、美味しいものが、会ったんだなあって、ワコクって、広い。って、そんな思いが、詰まっていると思います。

撮影の中で、印象にのこっているのは、卵焼きを作るシーンですね。
これも、お恥ずかしい話、料理は、上手い方ではなくって、
このシーンなんかでも、少し、卵焼きが崩れちゃって、この時、私、ああ、いけないって、思ったんですけど。
監督さんが、いいよ。広瀬君。君は、やっぱり、すずこだよ、って、おっしゃって、なんとか、吹き替えなしで、やろうという事に、なりました。

この作品は、そういった生活感っていうのを、描いていきたい。って、監督さんは、おっしゃっていました。だから、私も、気兼ねなく、
普段のぬぽーーとした私を出して、演じることができました。
だから、最後の私の旦那様、役のワコク防衛軍で、仕事をしている遠藤さんの船、戦艦の進水式のシーンでは、自然と、
涙を流すことができたんだと思います。
その時、私は、不思議な感覚を覚えました。これは、お芝居だと思っていたのに、涙を流していると、ここは、本当に、戦時中の小野道で、
てつのくじらが、完成して、今、てつのくじらは、激戦地である、ワコクの南の島へ、行かんとしている。そんな気持ちになりました。
このシーンは、私一人で、旦那様役の遠藤さんは、てつのくじらの船大工として、てつのくじらに乗ってていないんだけど。
てつのくじらに乗っている旦那様の事を思うと、「死なないで。あなた。」って、言う気持ちになって、でも、そんな事、いっちゃったら、
この時代、いけないので、「私は、良かったですね。遠藤さん。」って、言ったんです。てつのくじらを作るのは、彼の夢でしたから。
そう思うと、自然と、この言葉が出てきたんですね。あれは、不思議な体験でした。
あの時の涙で、濡れた目で見た、てつのくじらのお船は、かっこよかったです。けれど、どこか、寂しそうでした。
黒くて、大きくて、涙で濡れた私の目には、にじんで見えました。
その時のボーッ。ボーッ。っていう、汽笛の音が、まだ、耳に残っています。
この時、初めて、私は、監督さんが、すずこは、君だ。って、
おっしゃった意味が、分かりました。この体験は、私にとって、大変良いものであったと思います。