今日、僕は、オフの日に、てつのくじらという映画を見にいった。
もちろん、ポケットマネーで。大丈夫。その辺は、のぞみさんが、よろしくやってくれているので、安心してください。
僕は、この映画の主役のすずこ役の広瀬マミコさんの大ファンである。ミーは、男の人だと、
新田 マサル。あの カツ マサね。カツマサ。
かっこインダ。目にハンディのある刀の達人の映画は、よく見ますよ。おらあ。
まあ、その、広瀬さんってのは、とっても、可愛いお嬢さん。女優さんで、いらして、おらあ、大好きなのよ。ああ、猫とカツマサが、混ざっちゃったニャア。とまあ、そんなもんだから、ミーは、映画ヲ見にいったんだ。ニャア。
映画のストーリーは、ワコクがまだ、カメリア国と、戦争をしていた頃、とある倭国の南の方の港町に生まれたすずこが、防衛軍で働く、船大工の遠藤さんのところに、お嫁に行って、遠藤さんのお母さん、家族に、揉まれながら、すずこが、強い女の人へと、成長していく、という話だニャア。一見すると、よくある話なんだ、けど、そのに、ワコクの戦争という歴史が、牙を剥くンダア。ネコの?ミーが牙を剥くって、おもしロォーい。だけど、平和なワコクにも、そんな歴史があったんダァ。
まあ、ミーは、一個人としては、ファンだから、見にいったんだニャア。マミちゃんの。
マミちゃんは、とっても、いい演技をしていたニャ。ずっと、眺めていたいニャアと思ったニャア。すずこは、いつも、心ここに在らずというふうで、ボンヤリとしているんだけど、
どこか、シンがアッテ、健気なこナンダ。
美味しそうに、すずこが、卵焼きを、焼くシーン、少ない配給の食べ物で、お料理を作るところは、よだれが、出てしまったニャア。
こんな可愛い子が、朝、ミーの事務所とか、
後援会の会場に行く前に、朝ごはんを作ってくれて、おはようございます。テツロウさん。って、言ってくれたら、僕は、毎日、いい声で、
ありがとう。マミチャン。僕、とっても、嬉しいよ。ありがとう。行ってくるよ。今日の君も、可愛いね。なんて、いうのに。
素敵だよね。健気な子はネ。
最後のシーン、遠藤さんの船、戦艦、てつのくじら号が完成して、ワコクの南の街、小野野道の、港をボー。ボーっと、出て行くんだなニャア。それを見て、洋介さん、よかったね。と、呟くシーンは、よかったにゃあ。
この後、てつのくじら号は、戦地に行って、戦いの中で、シズんでしまうんダ。
けれども、一人の男の夢は、かなった。
だから、このお話は、終わりだ。
すずこも、戦争でとても、大変な思いをした。
けれども、すずこは、誰も、攻めないで、一生懸命、健気に、生きた。
僕は、このシーンに、のまれ、好きな女優が出ているから、見てみようかな?と、いった、軽い気持ちは、どこかにいっていた。
戦争の激しさを増す中で、周りに流されず、一生懸命、生きた、すずこ。その姿に、僕は、のまれていた。
明るく、楽しいワコクにあっても、このようなことがあったことは、確かなのだ。
それは、とても、恐ろしいことであった。
けれど、その中にあって、自分のキラッと、光るもの、大切にしているもの。譲れないものを守り、生きて行く、そこは、時代が、変わっても、同じだと思った。
僕は、ワコクでも、都やそいたま、かなでやま、回っても、北国ばかりなことが多く、南の方は、あまり、知らなかった。だから、大変に、ワコクの南の方の景色が、新鮮に映った。
美しい小野道の風景、カメリア国と、戦争をしていた頃の人々の生活。
そして何よりも、すずこの笑顔、もとい、マミコちゃんの笑顔は、とても、素敵であったとおもう。
もう、夏である。暑い夏に、ふと、映画館で、涼みながら、昔のことに、おもいをはせるのも、また、良いのではないかと思った。
アレェ、なんか、真面目なカンジィーだにゃあ。あ、そうそう、ミーのおじいさんは、小野道にしばらく、いたことがあるそうだ。
いや、縁は、いろんなところにあるものだニャア。
そうそう、縁というと、可愛い女の子と、ミー、僕、俺様いや、私が、出会うのは、いつかニャア。なんて、話をこの間、秘書ののぞみさんにいったら、怖い顔をされた。
とっても、怖かった。
私が助けてください。って、最近、一番の礼儀正しい感じで、内田さんに、いったら、
何やっとんだ。って、言われた。
あー、いやはや。
僕は、そう思って、ニコッと、笑った。