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この空の花、政治家稼業 大コラボ祭 その十。パラレルファクター。

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このお話しは↑↑のお話しに関連したお話です。

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このお話しは、↑↑のお話しの続きです。

今日、面会があった。
面会があったというたら、僕は、もう、悪者みたいやけど。面会があった。
まあ、僕は、町田にとって、ヴィランみたいなもんやから、これも、これでええがやないかな?と思う。
面会は、楽しかった。
安倍川さんが、今日、「山本。今日、これ終わったら、面会じゃ。」と、いうから、僕は、なんかな?とおもとった。
僕は、最近、安倍川さんに、絞られて、絞られて、かなわん。同じ事を何回も、きかれるさけ、僕は、かなわんがいや。
けど、僕は、自分を持たんなあかん。やってないことはやってないって、言わないといかんね。と思って、
こっちも、渋って、渋って、安倍川さんが、何いうても、僕は、知らん。分からん。やっとらん。と、言うた。
そしたら、安倍川さんも、あの人は、おにやさけ、僕の弱いところをついてくる。
まさか、ミカちゃんの話を聞かれるとは、思いもしなかった。
まぁ、取り調べやから、きかれるとは、思ったったけど、なるべくなら、きかんといて、欲しかった。
けど、ここは、取り調べみたいなもんやから、
嫌なことも、女の子のことも、きかれた。
ミカちゃん、外崎さんは、僕の働いているかなでやまのレストランに勤めとる女の子だ。
気が強くて、しっかりとした。少し、口が悪いかも、知らないけども、結構、可愛い女の子や。
僕は、最初、こりゃ、気が強い女やんな。と思ったけど、なんと言うのかな、一緒にいると、
その人の女らしいところに目がいくと言うのかな、そんなところに、僕は、ええなあと思って、ひかれていった。
まあ、町田とアスミちゃん、乃木さんとは、また、違うけども。なんと言うかな、気が強い女の人ではあるんやけども、細やかであると言うか、
料理の手つきが、仕事のやり方が、野菜の下ごしらえの仕方が、魚のさばき方が、スープやら、ステーキやらの焼き方が、素敵やなと、
アスミちゃん、みたいに、女の子、女の子、してないって言うのが、ある言うか、そんなんやった。僕は、そこに、惹かれていった。

僕は、料理が好きやった。
中学の時は、ワコクの和食、僕が、この頃よく作ったのは、親子丼やったな、鶏と卵と、三つ葉なんかも、入れて、出汁も、昆布やら、鰹節やら、なんやらで、
とって、町田なんかと、よう、食べた。
町田は、よくその時、「美味しいよ。これ。山本くん。僕、これ、好きやわ。山本くん、料理、うまいから、料理人になれや。」って、言うとった。
僕は、そん時、嬉しくて、「そうかいや。と思って、料理人かあ、わるないな」と、思ってた。
それから、僕は、料理の腕を磨いた。
メキメキと、力をつけていったんや。
なんて言うかな?僕の職場のアメリカ人のウェイトレスさんに、教えてもろたんやけども、
プラッシュアップ、磨き上げ、言うかな。そんなんをやってた。
そんなことをしとったら、僕は、高校生になっていた。
周りは、進路は、どうするとか、就職、進学という、話を周りがするようになっていた。

町田は、かなでやまの会社に、就職する。といった。
僕は、県外、いかんの。そいたまとか、ミヤザキとか、って、いったら、町田は、僕は、
いかない。あの子のそばにいたいから。それに、僕は、遠くには、いかんの。僕は、ここが好き、かなでやま、すきやさけ。って、いってた。"
ぼくは、その時、ははーんと思った。
あの子って、アスミちゃんのことやろな。と思った。
そう思ったぼくは、町田に、アホか。お前。女の子のそばにおりたいから、ここにおるって。と、笑った。おもろいと思ったから、
でも、これで、ええんかな。とも、おもってた。町田なら、広い世界へ、アメリカへでも、そい玉でも、どこでも、いけるやろ。と思った。でも、町田は、笑っていた。
そしたら、町田は、なにがおかしいねや。ぼくは、本気やぞ。山本くんは、どうすんの?と、聞いてきた。
僕は、料理人になると、答えた。
そしたら、町田は、そうか。といった。
けど、ぼくは、和食じゃなくて、洋食のコックになる、料理人になるって、いった。

僕が、そう言うと、なんで?和食、いかんの?って、きいてきた。町田なら、そういうやろなと思ってた。
僕は、洋食、僕、感動したんや。ハンバーグやろ、ステーキやろ、汁ものやと、コーンのポタージュや。ポタージュ、言うんわな。裏ごしというのをして作るんや。
そうするとな、いいポタージュができるねや。と、笑った。
僕がそういうと、町田は、そうか。ポタージュには、裏ごしという技術がつかわれているんやんね。僕、知らんかった。と笑った。
町田がそういうと、そうやけども、町田が、「技術」といったのがおかしくて、僕は笑った。
技術って、お前な、裏ごしがつかわれているんやんねで、ええやろうが。」と思った。
町田は、いいやつやつやけど、こういうのがあるんで、ちょっとあかんと思う。まあ、そこも、町田の良さやんね。"
洋食というのは、僕は、夢があると思う、もちろん、和食も、素晴らしい、好き。おもろいと思う。けど、僕は、洋食は、ええと思う。
洋食やったら、どこの国の人でも、食べられる。
文化がちがうても、なんとか、なりそうや。アメリカから、ドレスタニア、果ては、分からんけど、キスビットまで、そん時は、そうおもとった。
勉強して、見たら、料理というは、国ごとに、違いがあって、食文化や、宗教、食習慣、国ごとの技術的な格差とか、いろいろや。
まあ、僕んとこには、そん頃は、ビートルズみたいな人は、おらんかった。
そういうことやんな。音楽と料理は、ちょっと、違うけども。
町田は、見にいったらしい。僕は、音楽、興味なかったから、いかんかった。

それからは、とんとん拍子やった。
レストランに就職して、ジャガイモの皮むき、皿洗い、デミグラスソースの混ぜ係、厨房やら、トイレやらの掃除、公衆衛生の教習、なんでも、やった。
料理も、グラタンやら、ハンバーグ、甘いもんでは、パフェなんかも、作った。
女の子、ウエイトレスの女の子にも、褒められた。また、かわいいのや。この子は、アメリカ人で、ワコクで働いとる。
それも、良かったんやど、一番は、ミカちゃんに褒められたこと、まあ、ちょっと、男勝りやから、山本くん、良かったぞ。やら、いいんじゃねえの。とか言ってた。
そこは、「山本さん、良かったです。とても、綺麗でした。素敵でしたよ。」やろ、でも、そいう所がまたいいがいね、と思った。"
そんなあるとき、あの植木等が、なんと、僕の店にきた。あの植木等である。あのクレイジーキャッツ植木等が、
なんと、僕の料理を、褒めてくれたんや。「お兄さん。コレ、よかったヨ。」って、頑張れヨ、お兄さん。」って、褒めてくれた。"
俺は、その時、緊張した。だって、俺は、「アナタのお名前なんてえの。」って、言われてるのに、緊張して、「山本 シンイチです。」って、そのまんま、答えてしまった。
俺が、そういうと、「アレ、お兄さん、お堅いねえ。けど、まあ、良かったから。また来るヨ。」って、言って、笑った。
その日の夜は、嬉しくて、仕事が終わって家で、「やったあ。」って、よろこんどった。

これは、嬉しいハプニングやった。そうやけども、この嬉しいハプニングが、俺を変えてしまった。
植木等さんに、褒められてから、俺は、かなで山の町の有名人になった。
俺の働いている店も、大繁盛や、毎日、大勢のお客さまで、いっぱいや。
植木等さんは、感謝しても、しきれなんけども、毎日、料理に追われるようになった。いつも、いつも、お客様、お客様。俺は、だんだんと、そんな毎日を過ごすにつれて、
料理に、たいして、もうええ、いやや。それに、うまいっていってくれるのは、ええけど。こんなもんか。とか、大したことない。損した。って、言われるのは、この仕事はお客様あってのものやのに。、「そんな事。言わんといてくれ。」と言う気持ちになった。心が乱れてしまうと、些細なことでも、嫌やなとおもってしまうもんや。"
だから、好きやった料理も、だんだんと、嫌になっていった。俺にとっての原点の親子丼の事も、忘れそうになっていった。
僕、料理すきやったんやけど。なんで、こんな事、思うんやろか。俺は、そんな気持ちで、いっぱいだった。
そんなとき、かなで山プリンスホテルからの料理発表会のお誘いや。僕は、断ろうと、おもっとったんやけど、皆、大丈夫やって、言ってくれた。
皆が、そういってくれた時、俺、ほんまに嬉しかった。特にミカちゃんが、俺に「大丈夫。山本くん。あたしがついているから。」って言ってくれたことは、ほんまに嬉しいと思った。
そうやけど、そこは、「山本クン。私がついてるよ。」って、可愛く、いってくれ。とおもったけど、これが、ミカちゃんやねんなと思った。
今日は、そんなことを、町田に話した。ほんまに嬉しい。楽しい時間やったわ。町田は、今日、俺と話すために、ドレスタニア製のスーツを着てきたんやって。
それを見て、俺は、町田に「何、お前、スーツ、きとんの。?」って、聞いた。
そしたら、町田は、僕は、山本くんの友達やから、これを着てきたんや。僕ら、友達や。山本君は、君は、一人じゃない。皆いてる。だから、大丈夫や。」と笑った。
それを聞いたとき、町田に、俺は、何が君や。キザやな。と思ったが、町田の笑顔を見ていると、良い気持ちになった。
その時の顔は、外国製のスーツを着ているけれど、あの時と、変わらない笑顔だった。そんな笑顔を見ていると、なんだか、自然と、涙が出た。
俺は、涙声で、ありがとう。とほんまに、ありがとう。といった。