このお話は↑↑のお話の前のお話です。
僕は、ペニーがいなくなってから、しょんぼりしていた。
シェルドンも、ペニーがいなくなってから、いつもより、しょんぼりしていた。
僕がそんな、シェルドンに、「何しょんぼりしてるんだ。シェルドン。?」と、聞いてみると、シェルドンは、「しょんぼりなんかしてない。気のせいだよ。」といった。
シェルドンは、しょんぼりしすぎて、元気が無くなってしまった。
そんなシェルドンを見て、僕も、研究に差し障りがあるほど、元気が無くなってしまった。
僕がしょぼんとしていると、シェルドンが「この前のこと、覚えてるか?僕の事、しょんぼりしてるって。それは、君の方じゃないか?レナード。」と言った。
その時、おかしかったことがある、それは、シェルドンの声にいつもの元気がなかった事だ。
顔も、いつもの顔とは違って、どこか寂しそうだ。さみしそうな顔をしているシェルドンをみて、僕は、あの時、シェルドンは、しょんぼりしてないって、言ってだけど、やっぱり、しょんぼりしているんだなと、僕は、思った。
僕とシェルドンは、いつも、一緒にいる、ペニーも、それは、おなじだ。
ペニーは、いつも、僕と、一緒に居たんだ。
ペニーがいなかったら、僕はシェルドンと、今みたいな、関係にはならなかったかもしれない。
なっていても、シェルドンと、今みたいに、楽しく遊んだりしなかったかもしれない。
シェルドンは、僕のことをいつもからかうけど、やっぱり、僕たちは、大切なルームメイトで、友達なんだ。同じことで、しょんぼりするくらい。こんなことをシェルドンにいうと、シェルドンは、また笑うかもしれないけど。
そんな、僕たちにあるとき、大学の食堂で、ハワードが僕とシェルドンに、「おい。どうしたんだよ。二人とも。ペニーがワコクに行って寂しいのかい。?寂しいんだったら、ワコクに行けば、いいんじゃないか。?住所とか、調べて、僕だったら、そうするよ。」と言った。
僕はハワードがそう言った時、それだ。と、思った。本当に、それだと思ったよ。
シェルドンも、ハワードがそういったとき、それだ。と思ったのか、ハワードに、「ありがとう、ハワード、調べてみるよ。」と言って、喜んでいた。
ラージは、「ワコクか、僕のパパも、ワコクは、素敵な所だって言ってたよ。でも、ワコクと言っても広いよね。大丈夫。?」と言った。
ラージの言った通りだ。
ワコクと言っても、広い。ペニーが、ワコクのどこにいるのか。わからない。大丈夫だろうか?僕は、この時、あれ、ペニーは、どこに行くって言ってたんだっけ。?と、思った。
僕は、そう思って、難しい顔をして「うーん。」とうなった。僕がうなっていると、、シェルドンが、笑って、「怖気付いたのか?僕たちは、科学の研究者だろ。? 諦めるなよ。まあ、君が諦めるなら、そうすればいいけど。。でも、僕は、この僕は、違うよ。僕を誰だと思ってるんだ。シェルドン クーパー博士だ。だいたい、君は、イギリスへ行ったじゃないか。」といった。
僕は、そんなシェルドンをみて、やっぱり、シェルドンは、すごいな。と思った。
そう思うと、僕も、シェルドンに、負けてられないと思った。
そう思うと、よし、帰って、調べるぞ。という気になった。
僕と、シェルドンは、家に帰ると、まず、ペニーが、ワコクのどこに行くといったのか、思い出してみようと、いうことになって、話あった。
僕は、シェルドンと話す中で、ペニーは、ワコクのかなで山県という所に行くといったことを思い出した。
人と、話すと、頭の中にある知識や記憶が、整理されて、頭がすっきりして、忘れていたことでも、パッとおもいだされるものだ。
その時、僕は化学の研究者というのは、不思議だな。と思った。
ペニーが僕たちにどこに行くといっていたのかという、話をしている時、シェルドンは、真面目な顔になった。
僕や、ハワード、ラージ、そして、ペニーといる時は、少し、不思議で、面白い男なのに、仕事のこととなると、真面目になる。
僕もまた、そうなんだけど、シェルドンは、もっとすごい。本当にね。
そして、僕と、シェルドンは、ペニーがどこにいるのか、突き止めた。ネットで少し、調べたりもして、突き止めた。
ペニー、彼女は、ワコクは、かなで山県かなで山市 にある、レストラン、名前は、「かなで山レストラン」といった。
僕たちは、ペニーの居場所を突き止めた時、ここだ。と思って、シェルドンと、喜んだ。
その時、僕は、シェルドンに「やったな。シェルドン、見つけたよ。」と言った。
シェルドンも、この時、「やった。見つけたぞ。レナード。ペニーはここにいるんだ。」と喜んだ。
シェルドンは、この時、素直に、喜んでいた。
この時、シェルドンは、僕のことをからかったり、これは、僕のおかげだ。なんて言わなかった。
そして、シェルドンは、僕に、「君と、話せてよかったよ。やはり、研究者には、話し合いが必要だ。」と笑った。
次の日、僕たちは、ワコク行きの船の船のチケットを買った。
僕のと、シェルドンの分を買った。
ハワードとラージも行きたがっていたけど、ハワードの奥さんのバーナデットちゃんが
ハワードに、「いきなり、海外にいくなんて駄目よ。それに、レナードは、ペニーに会いに行くのよ。邪魔しちゃダメ。」と、言って怒った。
それを聞いたハワードは、青い顔になって、バーナデットに、バーナデットは、奥さんなのに、「はい。ママ。わかったよ。僕は行かないよ。」と言っいった。
ラージも、「でも、僕は、いくよ、何だか、面白そうだからね。」といった。
ラージが、そういうと、バーナデットちゃんは、また怒って、「わからないの。?
恋人同士、水入らずよ。ヒンディー語で言った方がいいかしら。」と言って、怒った。
それを聞いて、ラージは「はい。ママ。僕も行かないよ。やめにするよ。ごめんなさい。」といって、バーナデットちゃんに謝った。
バーナデットちゃんは、赤い眼鏡がとっても似合っていて、とってもかわいい声で話す。だけど、怒ると、とっても怖い。
ハワードは、そんなバーナデット事を「最近。バーナデットが、ママ。僕の母さんに似てきたよ。唯一、ママと違うのは、ブロンドの髪だけだよ。とってもきれいなんだ。でも、怖いよ。」といっていた。
そんなバーナデットちゃんの粋な気遣いのおかげで、僕とシェルドンは、ワコクのかなで山に行くことになった。
僕は、バーナデットちゃんに「ありがとう。バーナデット。嬉しいよ。」といった。
すると、バーナデットちゃんは、「いいのよ。楽しんできてね。ワコク。旅の思い出。聞かせてね。」と言って、笑った。
その時、バーナデットちゃんの眼鏡の奥の目が可愛く、笑っていた。
僕と、シェルドンは、その週の土曜日、ワコクのかなで山行きの船に乗った。
船旅は、最高だった。僕はふと、船室から外を見た。窓の外には、地平線が広がっていた。
カメラを持ってきたから、たくさんカメラにいろんなものを収めたいな。
かなで山の自然や街並み、そして、ペニーの笑顔。
それから、シェルドンの写真もたくさん。
僕はそんなことを思いながら、窓の外の水平線を見ていた。
そんな僕の横で、シェルドンは、お昼寝をしていた。