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レナードの夕方の法則  学園パラレルファクター

レナードの夕方

このお話は↓↓のお話に関連したお話です。

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今日、僕は、シェルドンと、一緒に帰った。

僕は、いつも、シェルドンと一緒に帰っている。

今日も、いつもと同じように、シェルドンが出すクイズに答えたり、シェルドンの話を聞いたりして、いつも通り、帰っていた。

音楽室に差し掛かったとき、音楽室から、とっても心地よいピアノの音が聞こえてきた。

僕は、音楽は、たまにしかきかないけど、そのピアノの音を聞いたとき、「これ、凄いいい音だな。」と思って、ずっと聞いていたいと思ったよ。

こんなことをもし、シェルドンにいったら、シェルドンは、きっと僕の事をきっと、鼻で笑うだろうけど、

この時のピアノの音はとってもいい音だと思ったよ。

 

僕の将来の夢は、物理学の研究者なんだけど、ラップも好きで、実は、ラッパーにもなりたいって、思ってるんだ。

後は、小学校の頃は、チェロも習っていたんだ。

シェルドンは、知らないだろうね。もし、僕の音楽的センスを披露したら、シェルドンは、どういうかな。

 

僕が、そんなことを思っていたら、シェルドンは、勝手に、音楽室に入って行ってしまった。

 

その時、シェルドンは、スタートレックのカーク船長の真似をして、「レナード、フェイザー銃を麻痺にセットだ。」と言った。

僕は、勝手に、音楽室に、入っていく、シェルドンに、勝手に入っちゃいけないだろ。と思って、

「高等部の授業中だろ。」といったけど、無視された。

 

この時、僕は、駄目だろ。シェルドンと思ったが、僕は、この時、このピアノの綺麗な音は、誰の演奏なのか、知りたい。と思った。

僕が、音楽室に入ると、シェルドンが、そのピアノの音に聞き入っていた。

シェルドンは、「素晴らしい。喜びの歌だ。」といって、聞き入っていた。

 

僕も、そのピアノの音に聞き入った。音楽室の外からでも、良く聞こえたが、音楽室にはいると、もっと、良く聞こえた。

 

そのピアノの音は、どこまでも響き、聴いている僕たちを、包み込むような音だった。

このピアノの音を聞いていると、僕の心の中があったかくなったような気がした。

そして、この曲を弾いている人は、どんな人なのかと思って、僕は、ピアノの椅子を見た。

僕は、その子を見たとき、可愛い子だ。と思った。その子は、色白の少し日焼けした手で優しくピアノを弾いていた。

僕は、その子を見たとき、「あの子だ。」と、思った。その子は、町田君と一緒にいる乃木さんだ。と思った。

 

ピアノを弾いている時の乃木さんは、いつもの印象とは違っていた。いつもは、ちょっとだけ、幼い感じなんだけど、ちょっと、大人な感じになっていた。

僕は、少し、その顔にみとれてしまって、素敵だな。と持ってしまったが僕には、ペニーがいると思って、心を鬼にした。

 

ペニーは、とってもいい女の子だ。彼女は、僕にない強さと明るさを持っている。良く言えば、豪快。悪く言えば少しがさつ。

そうだな。乃木さんとは、違う感じの女の子だ。でも、彼女は、いつも僕の近くにいて、「頑張って、レナード。勇気を出して。あなたは素敵な人よ。」って

僕を励ましてくれる。そう思うと、この演奏をペニーにも、聞かせたい。と思った。

僕がそう思っていると、乃木さんのピアノの演奏は終わった。

 

ピアノの演奏が終わると、乃木さんは、僕とシェルドンに気づいて、僕とシェルドンに

「あ、レナード君、シェルドン君。こんにちは。私の演奏、どうでした。?」と言ってわらった。

僕は、その時の乃木さんの笑った顔を見て、また可愛いと思った。天使みたいだ。と思った。

 

その時、僕は、あ、いけない。僕は、ペニーが好きなんだ。と思ったが、乃木さんも良いと思ってしまった。

 

あ、でも、これは、そういう良いじゃないからね。可愛いってこと。

僕は、そう思うと、乃木さんに、「素晴らしいよ、君の演奏。僕、びっくりしちゃったよ。」と言って、わらった。

 

僕が、そういうと、シェルドンが笑った。

僕は、むっとして、なんだよ、シェルドンと思って、少し、シェルドンの方を向いて、シェルドンをにらんだが

シェルドンは、僕に興味がない様子で、僕をもう一度笑うと、「アージング。アスミちゃん、素晴らしい。ブラボー。」と言った。

 

そういうと、シェルドンは、嬉しそうに拍手をした。

僕は、それを見て、珍しいと思った。シェルドンがあんなにうれしそうにしているのは、なかなかないからだ。

拍手をしている時のシェルドンの顔は、とってもかわいい顔だった。

僕は、それを見て、シェルドンの家のおばあさんが、シェルドンのことをお月様に似ているので、ムーンパイと言っていることの意味が分かった気がした。

僕は、そのことが分かると、「そういう事か。」と思って、ふふっと笑った。

 

この時、僕が笑ったことをシェルドンはしらないだろう。だって、この時、シェルドンは、乃木さんの方をみていたからね。

僕とシェルドンが、そういうと、乃木さんは、

「ありがとう、二人とも、素晴らしいとか、ブラボーって言ってくれてありがとう。私、とっても、嬉しいです。」と言ってわらった。

それを見て、僕は、また乃木さん、いいなあ。と思ってしまった。

 

ちがうよ。違うよ。可愛いってこと。キュート。天使スマイル、すっげえ。って事。

 

僕はそう思って、この時、シェルドンに、「何だか、乃木さんって、天使みたいだね。」と言ったら、笑われてしまった。

 

その時間は、とってもいい時間だった。僕は、乃木さんの笑顔をみていると、癒された。

僕も、乃木さんも笑った。シェルドンも珍しく笑っていた。二人を見ていると幸せな気持ちになった。

僕は、幸せな気持ちで、音楽室の時計を見た。

時計は、午後四時を指していた

 

僕は、時計を見ると、もう、四時だよ。帰ろうと、シェルドンと、乃木さんに言った。

僕が、そういうと、乃木さんは、慌てて、「大変だ。もう、遅い時間だよ。帰ろう。」ってピアノの片づけを始めた。

そんなノギさんを見て、シェルドンは、しょんぼりとして、

もう、聞けないの。もう一回、弾いて。君の演奏は素晴らしいよ。もう一度、弾いて。」と乃木さんにお願いをしていた。

シェルドンがそういうと、乃木さんはこまった顔して、「もう、今日は、お終いだよ。シェルドン君。ごめんなさい。」といって、いた

その時、僕は、「シェルドン、そうだ。もう帰るぞ。」といったけど、シェルドンは聞かなかった。

シェルドンその時は「なんだ。今日は、お終いか。」と言って、しょんぼりしていた。

しょんぼりしているシェルドンを心配したのか、乃木さんは、「でも。また明日、弾くよ。また明日ね。」と言って笑っていた。

乃木さんの笑顔を見て、

「本当?明日も弾いてくれるの。?」と言っていた。

その時のシェルドン君の目には涙が浮かんでいて、ぼくはこの時、少し、乃木さんは、優しいなと思って、僕も涙が出そうになった。

 

そして、シェルドンに乃木さんは私それを見て、「シェルドン君。泣かないで、明日のお楽しみですよ。」と言って笑ていた。

 

僕は、その時の乃木さんの笑顔を見て、乃木さんは優しいなと思った。

乃木さんが、そういうと、シェルドンはすっかり、たちなおって、

がそういうと、シェルドン君は、「その時は、僕も歌っていいかな。?もちろん、ドイツ語で。」と言った

シェルドンが、そういうと、乃木さんは、「シェルドン君、ドイツ語で、歌えるなんて、凄いね。」といって、笑った。

 

シェルドンは、乃木さんに「僕は歌えるよ。当たり前だ。」と言って、笑った。

僕は、そんな二人を見て、可愛らしいと思った。

 

僕は、また時計を見た。

時刻は、四時十五分。帰る時間だ。

僕は、二人に「もう、四時十五分だよ。帰るぞ、シェルドン、乃木さんも一緒に帰ろう。」と言った。

 

僕が、そういうと、シェルドンは、嫌そうな顔をした。だけど、音楽室の時計を見ると、

「そうだね。帰る時間だ。お楽しみは、あしたにとっておくことにするよ。」と言った。

シェルドンがそういうと、「はーい。お楽しみは、明日にとっておくんだよ。」と言った。

僕は、シェルドンと、乃木さんと、一緒にかえった。

乃木さんは、帰る時。ピアノをきちんと片づけていた。シェルドンとの話に夢中になって、片づけを途中で投げ出すなんてことはなかった。乃木さんは、ピアノをきちんと片づけると、ピアノに向かって、「ピアノさん。ありがとうございました。」と言っていた。

僕は、それを見て、乃木さんの優しさは、こんなところから、生まれたのだ。と思った。

 

僕も家にあるものを大切にしよう。と思った。

今日は、とってもいい時間を、音楽室で過ごした。

珍しい物も見られたし、本当に良い時間だったよ。

ありがとう乃木さん。  また明日ね。