nezuzyouziのブログ

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星空と天の川と町田君とアスミちゃん。 パラレルファクター

僕は、今日、星を見ようとたぬき山に登った。

向こうにはかなで山が見える、そのかなで山に見下ろされるようにして、かなで山市の街が広がっている。空には、宝石を散りばめたように、星が輝いている。

僕は、たぬき山が好きだ。かなで山を登るのは、体力に自信がない僕にとって、少し、大変なことであるが、たぬき山なら、登ることができる。たぬき山の登山道は、アスファルトで、舗装されているので、登山というよりも、ハイキングといった方がいいかもしれない。たぬき山の頂上は、小さな公園のようになっていて、小さい時は、よくアスミちゃんとお弁当を持って、遊びにいったものだ。

 

今は、お互いに、社会人になって、会うことはなかなかできなくなった。僕に、仕事があり、生活があるように、アスミちゃんにもまた、仕事があるのだ。僕たちは、なかなか会えない。

本当は、毎日のように会いたい。けれど、それは、叶わない。そう思うと、寂しい気持ちになった。

僕は、寂しい時、星空を見る。星空を見ていると、自分の悩み事も小さく思えるし、この広い空の上に広がっている広い宇宙に、思いをはせることができるから。

宇宙には、宇宙人がいるのだろうか、ガーディアンズオブギャラクシーやハンソロは、何をしているだろうか?僕がそう思っている間も彼らは、この広い宇宙をまたにかけ、冒険を繰り広げているだろう。そう思うと、楽しくなって、また明日も頑張ることができる。

冒険といえば、僕は先日、冒険をした、僕は、ある国のために頑張った。ということは、僕も彼らに並んだのだ。僕も映画のヒーローの仲間入りだ。なんだか、その旅のことを思い起こしてみても、なんだか、嘘みたいだ。と思うのだが、これは本当のことなのだ。そう思うと、また、みんなに会いたいと思った。みんなもまた、この星空の下に、生活し、生きている。笑って生きている。アスミちゃんも生きている。僕も生きている。みんな、元気かなと思った。

僕は、いろいろなことを思いながら、星空を見ていた。星は、みんな、思い思いに光っていた。どの星たちも、ピカピカと、光っていた。

そんなキラキラ光る星の中に、川のようになっている、ミルクをこぼしたようになっているところがあった。僕は、それを見た時、「あ、天の川だ。」と思った。天の川、織姫と彦星が年に一度、七月七日に、出会う場所。

僕は、天の川を見たことはなかったので、それを見た時、とても嬉しかった。

そして、思わず、声を出したのだ。

僕が、天の川を見ていると、隣で声がした。

その声は、とても、優しい声で、聞き覚えがあった。その声は、僕の方に近づいてきた。

僕は、その声のする方を向いた。そこには、アスミちゃんがいた。僕は、アスミちゃんがいた。

僕は、どうして、ここにいるんだろうと思って、

「どうしたの?アスミちゃん。」といった。

すると、アスミちゃんは、「こんばんは、町田くん。私、お星様を見にきたの。」といって、ふふっと笑った。その笑顔は、夜の暗い中でも、はっきりとわかった。

 

僕は、笑っているアスミちゃんに、「僕もだよ。今日は、七夕の日なんだ。」といった。

僕は、アスミちゃんにそういっている時、とっても幸せな気持ちになった。いつもなら、僕がそういうと、アスミちゃんはこういうとき、「何それ、私にも、教えてください。」ということが多いのだが、この時は、違った。七夕と聞くと、アスミちゃんは、「知ってるよ、だから、ここにきたの。」といって喜んでいた。そして、七夕の日は、織姫さんと彦星さんが年に一度、会えるって、聞いたから、ここに来れば、町田くんに会えるかなって思って、ここに、来たんだよ。」といった。

僕は、その時のアスミちゃんの顔を忘れられない、その場所は暗くて、公園の灯りぐらいしかなかったけれど、僕には、はっきりとわかった。

そんなアスミちゃんの顔を見ていると、恥ずかしくて、あんまり、言いたくなかったのだが、自然と、「ねぇ、アスミちゃん、手を繋ごうよ。」といっていた。

僕がそういうと、アスミちゃんは、頬を赤くして、うん。といった。その声は、いつものアスミちゃんの声と比べると、大人っぽい声に聞こえた。 僕は、その声を聞いた時、アスミちゃんも、ずっと、アスミちゃん、アスミちゃんと言って来たけれど、アスミちゃんも女の人なのだと思った。

そう思うと、余計に恥ずかしくなったが、僕は、男なんだ。と思って、勇気を出して、手を繋いだ。

アスミちゃんの手は柔らかくて、あったかくて、愛おしいかった。

僕は、この時、とてもドキドキしていた、けれど、とても、心地よいドキドキだった。

僕は、そんな心地よいドキドキを感じながら、アスミちゃんと手を繋いで、空を見た、空には、宝石を散りばめたように、星が輝いている。そして、その中に、川のようになっている、ミルクをこぼしたようになっているところがあった。その場所は天の川、その場所は、年に一度、七月七日に、織姫と彦星が出会う場所だ。

僕は、その場所を見ながら、来年もまた、ここで、アスミちゃんと、この空を見たいなあと思った。