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子供の情景 パラレルファクター

僕は、取材を終えると、歩いて、かなで山にある仕事場の一つである家に向かった。

僕は、ワコクにはよく来るのだが、かなで山は自然が素晴らしい所だと思い、ここにも仕事場を作った。

かなで山はもう春の陽気だと言っても夜はまだ少し寒い。空には、星がぴかり、ぴかりと瞬いていた。夜でもかなで山は、街を見下ろして僕たちを見守るように、そびえたっていた。街には、たくさんの人たちが家や会社に帰ろうと急いでいた。

僕は、そんな街の中をあるきながら、今日の取材の事を思い出していた。今日はアスミちゃんという、この地域では有名なピアニストの女の子の事を取材した。アスミちゃんとは一度だけ、キングコング事件の時にあったことがある、事件というのも、おかしいですけど。

僕は、あの時のアスミさんの事をとても素敵な人だと思った。

僕が、アスミさんの家のレッスン室にはいると、アスミさんは、大きな声であいさつして、にこっとわらって、「お待ちしてました。」といった。

僕は、そんなアスミさんを見てなんて、屈託のない笑顔なんだろう。と思わず、感心してしまった。アスミちゃんの笑顔を見ていると、癒された。

私は、そのあと、僕はアスミちゃんがピアノを弾いている所や歌を歌っている写真を撮った。

僕が写真をとっているとアスミちゃんは「なんだか、有名な人みたいですね。」と恥ずかしそうに笑った、

僕は、恥ずかしそうに笑うアスミちゃんに「アスミさんはピアノすきなんですね。楽しそうに弾きますね。」というとアスミちゃんは「ピアノは好きです。私の心をみんなに届けてくれます。」といって、笑った。

僕が笑うアスミちゃんに「そうなんですね、ピアノはアスミちゃんの心を届けてくれるんですね。」というと、アスミちゃんが笑いながら「町山さんの好きなものはなんですか?」と僕に聞いてきた。僕は取材に関係ないことをいうのもおかしいかなと、少し戸惑ったが、アスミちゃんの教えてよと言わんばかりの可愛い笑顔を見ていると、教えてあげたくなった。そして、そうですね、僕はですね。映画が好きですね。」と笑った。

すると、アスミちゃんは、「そうなんですか。町山さんは映画がすきなのですね。」といって、感心していた。

アスミちゃんは、そういうと、ピアノの練習を続けた。

楽しそうにピアノを弾いたり、歌を歌ったりするアスミちゃん。そんなアスミちゃんの周りには楽しい音楽であふれていたしかし、この場は、楽しいだけではなかった。

アスミちゃんの指導をしているジェームズ・ウィルソン、彼の存在がこの場を楽しいだけではなく、鍛錬の場となっていた。ジェームズ・ウィルソンは、アスミちゃんを厳しく指導する、僕はそれをジェームズさんから、聞いたとき、こんなかわいい子、厳しくしたら、泣きませんか、ちょっと、かわいそうですよ。といったのだが、そんな僕に彼は、「いや、アスミちゃんは強い子です。なかなか泣きません。くらいついてきますよ。アスミちゃんは。」といって笑った。そんな彼の顔を見て僕はこの人も良く笑うなぁ、あの子は頑張り屋さんなのだと思った。

僕ととジェームズさんが話す間も、練習を続けるアスミさん、弾いている曲は、子供の情景、第一曲、見知らぬ国と人々について だ。

この曲はキスビット仲良しコンサートで弾く曲の一つだそうだ。

この曲を聞いていると僕は、ふと、昔見た映画を思い出した。記憶の中のおぼろげな映画、小さい時に見た映画の事を、そして、僕は子供の頃の気持ちを忘れずにこれからも皆さんに映画の事を伝えたいと思った子供の頃の純真な心、純真な笑顔を忘れずに。それによって笑顔を増やしていこう、楽しい気持ちを増やそうと。映画の楽しさをみんなに広めようと。アスミさんは僕がそう思っている間も楽しそうに、子供の情景、第一曲、見知らぬ国と人々について を楽しそうに弾いていた。

 帰るとき、僕は、アスミさんに町山さん、また来てください。今日は、写真をたくさん撮ってくださってありがとうございました、今度は町田君と一緒にとってくださいとお願いをされた。僕は、笑ってわかりましたと返した。僕がそう言うとアスミさんは屈託のない笑顔で、笑った。