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嬉し涙 パラレルファクター

僕とアスミちゃんと。

僕は、音楽教室に通っていた。

その音楽教室は、決して大きな教室ではなかったが、幼稚園から社会人まで幅広い層に、ピアノを教えていた。僕は、そこの小学生コースに通っていた。僕は、その中でも、決してピアノが上手いわけではなく、どちらかというと下手で、下から数えた方が早かった。

僕は、教室に行っても惨めにるので、だんだん教室に行きたくなくなって行った。

親にもやめたいよと言おうと思ったが、かあさんは、僕の引く、ピアノの音が好きだというので、言えなかった。そんなかあさんの言葉を受けて、頑張って続けようと思ったが、もう僕には無理だった。そして、このもう教室にくるのは、今日で最後にして、明日からは、好きな本を読んだり、ガイタニックの映画を見てすごそうとと思って、ピアノ教室に行った、僕はガイタニックが好きだ。僕は、ガイタニックのシェルドンみたいになりたい。シェルドンは、かっこい人だと思うし、面白いし、愛する人を守るため、頑張った人だから。あと主題歌も好き、美しい声だと思うから…。でも、僕は、もう、音楽教室にはいかないんだ。僕はそんなおもいを抱えながらその日、アスミちゃんにあった。

僕はその日、もうくることはないであろうこの教室で、最後のレッスンを受けた…またさいつものところで失敗した。失敗した時、あー、またやっちゃったと思った。でも、いつもより悔しくも悲しくなかった、もう、来ないから。僕はそう思って、その日のレッスンを終えた。僕は、帰る準備をしていた。すると、女の子に、ねえ、君、町だ君だっけ、あなたの演奏、とっでよかったよ。ねえ、私と一緒に練習しない?と声をかけられた。

僕はそれを聞いて、なんだか、バカにされたように感じたが、よかったと言われて少し、嬉しくなった。そして、僕は、有難う。でも、ピアノは、今日で終わりなんだ。もう来ないんだよといった。

それを聞いて、アスミちゃんは、えーどうして、すごいいい音なのに。勿体無いよわからないところがあるんだったら、練習しようといった。

僕は、少し困った。もうここにはこないと心に決めていたのに。そんなことを言われるともっと嬉しくなってしまう。褒められて、嬉しくない人間はいない。

そうおった僕は、この女の子とピアノの練習をすることに決めた。

僕は、この後不思議な時間を味わった。

いつもなら、一度、間違えると嫌になるのに、この女の子と練習していると、もっと練習したくなってくるのだ。同じ曲を何度もなんども、気がつくと、いつも間違えるところを間違えずに弾けるようになっていた。

僕は、その時、嬉しくて涙が出た。嬉し涙だ。

その時、アスミちゃんは、やったねー町田くん、やっぱり、町田君の音はいい音だよ。やったー。ちゃんと引けてよかったね町田くんとにっこり笑って、喜んでいた。

僕は、その顔を、涙で濡れた目で、見た、その顔は、とてもニコニコしていて、可愛かった。その顔は今もはっきり覚えている。 そして、僕もその顔を見て、にっこり笑った、その時、僕は、なんて可愛い子なんだろう。今度のレッスンの日もこの教室に来よう。もっと、この子と一緒にいたい。一緒に練習したいと思った。そう思った僕は、その子に名前を聞いた…。その子はアスミちゃんといった。