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幸村と仲間と闇の中のお姫様

真田丸を見た。
幸村たちは、家康の世を徹して、ときの声をあげるという策にも屈せず、勇猛果敢に戦いました。家康が何をしようとも、策を講じようとも、その魔の手を振り払う幸村。
思い悩んで、誰も信じることができなくなっていた、秀頼に、自分の言葉の重みと自信を持つことを伝えた幸村、リーダーがしっかりしていなければ、戦いにならない。そのことを知った、秀頼は、自分の言葉の重みに自覚を持ち、リーダーとして、皆を引っ張っていくことを心に誓う。だか、その秀頼の誓いも、家康に利用されてしまう。なんと、豊臣家の中に徳川家のスパイがいたのだ。それを察知した、幸村は、自分の信じた道を守るため、秀頼の和睦するという道を否定する。
たくさんの策を講じてくる家康、それを振り払う熱い男幸村、一見、正反対の二人、しかし、いかにして、兵の命を損なわずに、戦を終わらせるのかというところは同じであった。
二人の戦いは続く。そんな中、家康はイギリスから誰も見たことない最新の大砲を使って襲いかかる。
魔の手を熱い心で振り払ってきた、幸村とその仲間たち、しかし、そんな気持ちもこの異国から、家康が呼び寄せた、強大な力の前にその熱い心も崩れ去ってしまうのか、
そんな時、幸村は思う、まだやれる。
最後まで希望を捨てなかったものがこの戦いに勝つことができると。
幸村は、戦う。
私は勝つためにここへ来た。この場所を守るために。 

ここにある姫がいた。名を茶々といった。
茶々は、見ていた、ある男の後ろ姿を
もう失いたくないと思いながら。姫の周りでは、これまで、たくさんの血が流れていた。姫の周りでたくさんの人が死んだ。母も父ももう一人の父も、秀吉も、愛する人、家族が、死んでいく、姫は、そんな死とともに生きてきたのだ。
死はいつも、姫の短にあるものであった。
愛する人をもう失いたくない。そう思って、死を振り払おうとする、しかし、それはできない。短にある死は、残酷で、今度は、秀頼と信繁にも襲いかかる。家康の魔の手と死が、姫に襲いかかる。
もうだめだ、姫は思った、もう遠くで愛する人と暮らしたいと思った。姫は諦め、心の闇に吸い込まれそうになった。
でも、あの男は、信繁はあきらめなかった、あの男だけは、どんな状況に置かれても希望を捨てなかった。
私が闇に吸い込まれそうになった時、必死で呼びかけてくれた、
希望を捨てるなと言ってくれているような気がした。