「うわー。」
「蹴りサイコー。」
「何が鬼退治だ、弱い奴は嫌いだ。」
マミは、ジョーと、アンドレを蹴り飛ばすと、二人を罵った。
果敢に攻めていった二人だが、すぐに返り討ちにされた。
「やっぱり、キヨシやガクトじゃねぇとダメなのか。」ジョーは弱弱しくいった。
アンドレは、仰向けに倒れ、頬を真っ赤にして、興奮して、
「もっと、罵ってください。」と大きな声で言った。
マミは、それを聞くと、「そうか、豚野郎。もっと苦しめてやるぞ。ふふ、我らが受けた苦しみを味わえ。」と言って、アンドレを蹴ろうとした。其の時、
近くで倒れているジョーは、その声を聞いて、「よかったな。アンドレ、こいつ、お前にとっちゃ、天使様だな。ふふ、アンタ、天使だよ。本当に。」と言って、弱弱しく笑った。
その笑っているジョーを見て、マミは、「笑うな」と言うと、アンドレを、飛び越えて、ジョーの所に行った、そして「お前に行ったんじゃない。」と言って、ジョーを蹴った。
「あー、ジョー君、ずるいよー。」とアンドレは、その優しい目で、その光景を見ていた。
その、マミの蹴りに興奮している巨体の向こうで、肩で息をしていた、局長は、「僕が背中を火傷するとはね、なかなかやるね。」と言った。その声は、硝酸に満ちていた、しかし、そのあとに、「でも、民間人に、危害を加えるのは、感心しませんね。」
と付け加えた。「さぁ、休んだから、ラウンドツーといこう。僕が、最強の日本人だということを、ボリュームの局長だということを見せてあげよう。」と叫んだ。
彼は、拳に力をため始めた。彼は、拳をぐっと握った。
そして、マミちゃんの方に走った。マミちゃんはジョーを何度も蹴っていて、局長に気が付かない。局長は、目標に向かって、走る。空を飛ぶように、スーパーマンように。
これが、この町に生きるものの拳だー、この街を守ってきた男の拳だー。」
そう言って彼は、マミちゃんに攻撃した。
「その名もスペシウムパンチだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」