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夏の甲子園第100回、大会です。。^^

嬉しい日です。

今日は、良い日です。

今日は、夏の高校野球、第100回大会の開幕の日です。
僕は、高校野球も、よく見ているのですが、100回目なんて、すごいですね。

夏の甲子園は昔、昔から、やっていたんですね。今年も、熱い戦い、期待しています。
大阪桐蔭高校は、史上初となる春夏連覇をかけて、戦います。

100回の大会の中で、誰も、やったことのないことに、挑戦するなんて、すごいですね。
大阪桐蔭高校というと、根尾 投手が強いですね。
今年の夏は、史上最多の五十六代表です。
大会の歌は、福山まさはるさんです。
福山 まさはるさんといえば、龍馬伝に出ていました。
ガリレオにも、出ていました。
甲子園、記念すべき、100回、そうなるのでしょうか。
甲子園、実に面白い。
新しい。甲子園の夜明けぜよ。

夏の日のイメージ。学園パラレルファクター。

夏の日のイメージ。学園パラレルファクター。

 

 

マミコは、理科が少し、苦手であった。元素記号や化学式を覚えるのが、苦手だった。
けれども、マミコは、皆で、勉強するのが好きだった。アスミちゃんや町田君。山本君と、勉強するのが、好きだった。
国語や、数学、外国語、音楽、体育も、好きであった。それは、苦手な、理科でも、同じであった。
けれども、理科は、苦手であった。化学式や、公式も、難しかった。
やっていて、こんなに、難しいこと。やるんじゃねぇ。なんて、思っていた。

けれども、マミコは、アウレイス先生の授業が好きだった。

いつも、楽しく、優しく、おしえてくれた。マミコは、アウレイス先生の白い髪が、雲みたいじゃ。と思って、好きだった。

マミコは、雲を見るのが好きだった。いつも、ふわふわと、浮いている白い雲。マミコは、雲を見るたび、
私も雲になりたいねえ。雲になったら、風に乗ってえ、空をどこまでも、どこまでも、飛んでいくんじゃ。そうしたら、気持ちがあ、ようて、素敵やろうね。と思っていた。

だから、雲に似ているアウレイス先生が、マミコは、好きだった。

だから、期待に応えたいと思っていた。けれども、おっとりしているのか。なかなか、うまく覚えられなかった。

で、あるものだから、理科の宿題は、進まなかった。なかなか、進まなかった。

マミコは、家にいても、「ようわからん。いこう。」ということで、学校にやってきた。
学校には、夏休みということもあって、生徒は、あまり、いなかった。

マミコは「やっぱり、夏休みやけえ、人、おらんねえ。誰も、おられんかったら、どうしようかのう。」と、思っていた。

マミコの頭の中には、アウレイス先生が夏休み前にいっていた、「わからないことがあったら、いつでも、来てね。」という、言葉しかなかった。

だから、先生がいなかったら、どうしようかねえという風な謎の心配事でいっぱいだったのだ。

マミコは、廊下を歩いた。理科室なら、先生がおりんさるじゃろうという気持ちだったからだ。

理科室に行く途中、マミコは、風を感じていた。

夏、暑いだろうということで、学校の廊下は、少し、あけてあった。

そこから、涼しい風が、廊下にそよそよと、入ってきていた。

マミコは、その風を肌で感じながら、「いい風やねえ。気持ちいいねえ。と持っていた。
理科室は、すぐそこである、理科室が近くなると、何かの薬品のにおいがする。
マミコは、それをかんじると、「なんか。病院みたいじゃあ。病院いったら、こんなにおい。ようするね。と、感心していた。

その時、なんとなく、理科と病院の薬の匂いが、マミコの頭の中でつながった。

その時、なぜだか、頭の中で、成長した自分が、アウレイス先生のような白い白衣を着て、
おじいさんに、「今日は、どういったことで、きんさったんですか。」と、聴いている。
おじいさんが「最近、風邪で、都合が悪うて、。かなわんじゃあ。」と、言っていた。

おじいさんが、そういうと、「それは、いかんですね。調べてみましょうねえ。」とマミコは、おじいさんの胸に聴診器を当てていた。
マミコは、その成長した自分か、なにかを見たとき、「なんで、私が、こんなことをしとるじゃろうね。と思って、笑った。

もしかしたら、将来は、お医者さんになるかねえと、ちょっと、面白がって、フフっと、笑った。
マミコは、妄想家である。街で、うさぽんのクレープの屋台を見ると、自分も、頭の中で、クレープ屋で働いているし、
同級生のエスヒナちゃんが、自分の家の焼き肉屋の話をしていると、自分も頭の中で働いている。

その時は、お肉の匂いがして、「お肉って、ええいおいがするじゃねぇ。」なんて、思っていた。

その時、エスヒナちゃんの話を、そうなんね。ほうなん。と、聴いていただけなのに、焼き肉の匂いがして、マミコは、面白いのう。と思っていた。
マミコが、そんなことを思っていると、もう、理科室についてしまった。

マミコは「おお、ついた。」と、思った。
中には、アウレイス先生がいた、マミコは、「先生、おりんさった。」と、嬉しそうに眠そうな声で、言った。

嬉しそうなのに眠そうな声とは、こりゃ、いかに。けれども、マミコは嬉しかった。

それだけではなかった。理科室の中には、なにやら、もう一人、いや、もう二人、いた。
マミコは、その子たちを見て、「ほかの人も、おりんさった。私、ひとりじゃ、ないんじゃね。」と、思って嬉しそうな気持ちでいっぱいだった。

見たところ、彼女らは、いいところのお嬢様、みたいだった。

それを見たとき、マミコの頭の中に、自分が、その家で、お手伝いさんとして、働いているところが浮かんだ。
マミコはお嬢様。二人に、「お嬢様。三時のおやつのケーキです。とっても、美味しいですよ。」といっていた。

その時、マミコは「お医者さん、なったり、お手伝いさんなったり、忙しいねえ。私は、私ひとりしか、おらんのに。大変じゃあ。」と、笑った。

マミコがそう思って、ニコニコしていると、アウレイス先生は、理科室の戸をあけて、「マミちゃん。いらっしゃいよ。」といった。
その声で、マミコは、我に返った。マミコは、「はい。今、いきますけえ。待っててくださいねえ。」と、言って、理科室に入っていった。

ここにも、おりんさった。 学園パラレルファクター。

ここにも、おりんさった。 学園パラレルファクター。

今日は、8月の一日。
暑さは、一層増すばかりであった。このあたりも、暑い。まだまだ暑い。
暑いが、この学園に通う、学生は、元気である。

部活だ。恋だ。海だ。空手だ。お琴だ。なんだで、大忙しであった。

その中で、一人、おっとりとしている生徒がいた。
皆、いろいろ燃えているのに、この子だけは、燃えていなかった。

いや、燃えているかもしれない。けれど、燃え方が、違うと言えばよいのか。なんなのか。
大変、おっとりとしている。おっとりとしているというと、別に、もう一人、おっとりとした彼女がいるが、
この子は、その彼女とは、違ったおっとり差を持っていた。
おっとりしすぎているのか、彼女は、いつも、どこか眠そうであった。

この子は、いつも、眠そうにしているためか、おっとりしすぎるためか、いつも、彼女に
ねえ、マミコちゃん。昨日。寝た。?」と、聞かれる。真美子は、そのたびに、「ええ、寝ましたよ。朝まで、グゥーッすりです。」と、

真美子が、そういうと、彼女は、「良かった。ちゃんと、寝ているんだね。私も、よく寝ていますよ。」と、笑う。

彼女は、そういうと、嬉しそうに「またね。マミちゃん。」と、言って、どこかへ行ってしまった。
真美子はそれを見て、「ああ、アスミちゃん。いっつも、私に、夜、寝とるか。聞いてくるのう。不思議な子おじゃあねえ。」と、
おっとりした眠そうな声で、言った。
彼女の名前は、乃木 アスミちゃん。彼女は、いつも、元気で優しい、噂では、アスミちゃんは、天使のようだ。と言われているそうだ。
真美子はその天使の横顔が、窓からの日に光に、少し照らされて、キラキラと、輝いているのを、見逃さなかった。
乃木さんは、色白であるため、その色白の肌が日の光に、少し、照らされると、キラキラと輝くのだ。
本当は、輝いて見えていないかもしれないが、真美子の目には、そう見えた。
真美子は、それを見て、「きれいじゃのう。皆が、アスミちゃんの事を天使じゃあ、言うのも、ようわかるねえ。」と、眠そうな声で、言った。
真美子は、その時のキラキラ輝くアスミちゃんの姿をいまでも、よく覚えていた。
おっとりして、いつも、眠そうにしているのに、自分が「ええねえ。」「ええのう。」と思った事は、覚えている。
不思議な子である。

今日は、その天使のようなその子はいなかった。それも、そのはず、今は、夏休みである。
そんな中で、真美子は、一人、理科室で、アウレイス先生と一緒に、夏休みの宿題をしていた。
このアウレイス先生。とても、優しい先生で、夏休み中であっても、時々、学校で、理科の宿題を教えている。
アウレイス先生の髪は、白く、空の白い雲のようだった。いや、白い雲より、白いかもしれない。
その白い髪に、白い純白の綺麗な白衣がよく似合っていた。白と白、白づくしであった。
それでいて、まだ、生徒に尽くしているのだから、つくしだらけである。
しかし、先生は、いつも、言っている、「私は、教える人だけど、全部、教える人ではないの。分らない所をわかるようにするお世話をする
人なの。」と、言っている。

で、あるものだから、真美子、相手でも、それは、同じであった。
真美子は、「モル濃度」って、なんじゃあとか、なんで、ここが、こうなるんよ。」とか、もう、てんてこ舞いである。
真美子が、城島弁で、悲鳴を上げるたび、アウレイス先生は、「どうしたの。?これはね。こうやるの。」とか、
これ、この間、夏休み前に、やったわ。町田君がヒントをだしていたじゃないの。」と、言って、
真美子を、元気づjけながら、楽しい授業の様子を思い出させたり、教えたりしていた。
"真美子は、アウレイス先生がそうやると、「ほうやったかね。ほうじゃったあね。」と、楽しそうに、理科の夏休みの宿題に
取り組んだ。
今、一門、解けた。今、二門解けた。三問、解けた。アウレイス先生が、ヒントを出すと、真美子は、すいすいと、問題を解いていった。
真美子が問題をすいすいと、解くと、「ほら、できたでしょう。」と、先生が真美子に優しくいった。

真美子は、その時、夏休みの宿題の問題集から、顔を上げて、アウレイス先生の顔を見た。
その顔は、窓から、入ってきた、夏の日の光に照らされて、キラキラと光っていた。
その時、真美子は、先生、綺麗やなと思った。それだけではない、暑いので、窓を少し、開けていた。
すると、窓から、柔らかい風が入ってきた。その風が、先生の白い綺麗な髪を、優しく揺らしていた。
それを見て、真美子は「きれいじゃね。天使、ここにも、おりんさった。と、思っていた。
真美子が、そう思っている間も、アウレイス先生の白い髪は、優しく風に、揺れていた。

それを見て、真美子は「なんだか、気持ちよさそうじゃのう。私も、揺てみたいねえ。」と、思っていた。

おこと。学園パラレルファクター。

ねえ、広瀬さん、広瀬さんは、部活動、入ってるの?。と、アスミちゃんは、笑いながらいった。暑い学校の中で、暑さなんか、ものともしないよ。と、言わんばかりに、笑った。

マミコは、そういったアスミちゃんに、  

部活動、入っとらんよ。でも、入って見たいなとは、思います。と、眠そうにいった。

マミコがそういうと、アスミちゃんは、

そうなんだ。マミコちゃんは、部活に入ってないんだね。入ればいいのに。部活には、いろんなのありますよ。運動じゃなくても、文化部も、あるよ。音楽も、あるよ。楽しいよ。

カミューネちゃんは、おことをしてるんだって、こずえちゃんも、おことをしてるんだ。

私も、よく行きますよ。女の子が、多いから、

楽しいよ。マミコちゃんも、おいでよ。と、笑った。

アスミちゃんが、笑うと、マミコちゃんは、ほうね。女の子が、多いんやね。おことぶは。と、眠そうにいった。

マミコが、そういうと、アスミちゃんは、ねえ、マミコちゃん。昨日、寝た?また、眠そうだよ。」と、笑った。

マミコは、アスミちゃんにそう言われると、

私、眠そうなん。また、眠そうじゃのうって、言われた。そんなこと、ないんやけどねえ。

いつも、ようねとりますよ。私。アスミちゃん。と、困った顔をして、いった。

マミコが、そんな顔をすると、アスミちゃんは、本当?広瀬さん。マミコちゃん。寝たの?

眠そうにしてるから、寝てないんだね。って、思ったんだ。と、笑った。

アスミちゃんが、そういうと、マミコは、

アスミちゃんは、いつも、元気やね。いつも、ニコニコお、しとって、ええ子やね。と、いった。

マミコがそういうと、アスミちゃんは、そうだよ。いつも、私は、元気です。いつも、ニコニコしています。だって、町田くんが、褒めてくれんだ。だからね。いつも、元気にしているんだよ。と、笑った。

マミコは、アスミちゃんが、町田くんと、いった時、ほっぺを少し、赤くしたのを見逃さなかった。

マミコは、思った。アスミちゃんは、町田くんが、好きなんじゃねえ。と、思った。

そう思うと、なんだか、アスミちゃんが、かわええと、と、思った。

マミコは、そう思って、アスミちゃんは、町田くん、好きなんじゃね。町田くん、頭も、ようて、素敵ですね。と、笑った。

マミコがそういうと、アスミちゃんは、そうだよ。町田くんは、素敵なの。いつも、一生懸命、なんだよ。と、ニコッと笑った。

マミコが、その顔を見ていると、アスミちゃんは、あ。町田くんのこと、素敵だって。いっちゃった。大変だ。ねえ、今のは、女の子、お友達のマミコちゃんだから、いったのよ。

今のは、秘密だよ。誰にも、先生にも、お父さんにも、言わないで。って、恥ずかしそうにした。

マミコは、この時、どうして、そこで、先生やお父さんが、出てくるんじゃろう。と、思って、クスッと、笑った。おかしいのうと、思って、笑った。

そして、アスミちゃんは、本当に、かわええね。わかった。先生にも、お父さんにも、

言わんよ。今のお話。よう、わかった。と、いった。 

マミコが、そういうと、アスミちゃんは、

そうですよ。秘密です。マミコさん。お願いします。と、頭をぺこっと下げた。

アスミちゃんが、ぺこっと、頭を下げると、

マミコも、わかりました。今のは、秘密ですね。と、眠そうにいって、ぺこっと、頭を下げた。

アスミちゃんのと、比べると、なんだか、フニャッとしている。

それを見て、アスミちゃんは、あれ。と、いって、笑って。今度、教えてあげるね。でもね。さっきのお話は、秘密だよ。と、笑った。

マミコは、その時、はい。と、アスミちゃんを見ながら、よろしくお願いします。と、いった。それも、ぬぼーっとしていた。、アスミちゃんは、それを見て、ふふっと、笑っていた。

アスミちゃんが、笑って、いると、こずえが、銀色の杖をついて、アスミン。おこと。始まるわよ。早く、早く。と、いった。

それを聞いて、マミコは、大変、アスミちゃん、わろとる、場合じゃないよ。はよ、いかんと、いかんよ。と、慌てて、アスミちゃんの手を引いて、こずえのところまで、いった。

それは、普段のマミコからは、想像できないくらいハキハキとしていた。

いつも、ぬぼーっと、しているのに。

今は、早く走ったのだ。

マミコに、手を引かれながら、待ってよ。マミコちゃん。マミコちゃん、早いね。と、笑っていた。

それを見て、こずえは、あの子、よくわからないわ。案外、パパと、気があうかもね。と、笑っていた。

時計は、午後、四時を指していた。

放課後である。放課後は、学生たちにとって、夢の時間である。

なのに、普段、眠そうにしている女の子が、起きているとは、どうしたものか。

そうこうしている間に、マミコは、アスミちゃんと、こずえと、一緒に、部室まで、走っていた。

このとき、マミコは、忘れていた。

アスミちゃんのかばんを教室に、置いてきてしまったのだ。じぶんのも、だ。

それにマミコが気がついたのは、部室にたどり着いてからであった。 

その時、マミコは、眠そうに、ありゃー。大変じゃ。こりゃ、とってこんと、いかんのう。と、つぶやいた。

 

なんじゃあ。カバチタレが。政治家稼業 パラレルファクター。

なんじゃあ。カバチタレが。政治家稼業

私は、蒸気機関車に乗った。

この蒸気機関車は、城島の小野道の観光の目玉の一つ。

きゃらめる号である。私は、蒸気機関車に乗ったことがなかったので、大変、嬉しい気持ちで、いっぱいであった。

窓辺には、小野道の街並み、穏やかな港、美しい山々が、厳しい暑さの中でも、彩りを忘れず、美しく、輝いていた。

きゃらめる号は、ガタンコ。ガタンコと、揺れる。窓辺には、ぽっぽーと、元気な黒々とした蒸気機関車の煙が、見えた
ああ、綺麗だな。山々が、輝いて、見えるなあ。かなで山の自然も、いいけど、小野道の自然も、いい。
なんだか、色が、柔らかい。少し、柔らかいように感じる。ワコクの暖かい所も、いいなあ。と思った。

そう思うと、ああ、仕事じゃ、なけりゃ、いいのに。機関車に美しい景色、山、港、青い海。素敵だ。と思った。
そう、私は、仕事できたのだ。今回は、ワコクの大規模水害、土石流にかんする勉強会だ。
この小野道は、センゼンから、水害、豪雨や土石流がよく起きていた。
センゼンのワコク防衛軍の隊員たちも、政府の命を受けて、防災に取り組んだ。
小野道には、ワコク防衛軍の本陣があった。小野道は、彼らの頑張りで、守られていた。部分も、あったのだ。

今回、私は、その時代からの防災対策、ならびに、彼らの防災計画を発展させていって、ワコクの防災に役立てたいと思っている。
まあ、今回は、そんな堅い話がおもである。ああ、嫌だ。嫌だと、私がよく見ているある石屋の一家のドラマのおばあちゃんのまねを心の中で、したが、
そんなことは、どうでも、良かった。僕が、そのおばあちゃんのまねを心の中で、していると、いつも、おこるいつも、怒る秘書ののぞみさんが、こっくり、こっくりと、柔らかな日差しの中で、船をこいでいた。

蒸気機関車の中で、船をこぐとは、こりゃ、いかに。
私は、それを見て、まあ、いいか。叱らないであげよう。
のぞみさんも、疲れているんだ。と思った。

私は、そう思うと、心の中が柔らかくなった。

私は、のぞみさんの寝顔を見た。柔らかな光の中で、眠るのぞみさん。のぞみさんの色白の肌を、柔らかな光が照らしていた。
私は、可愛いと思った。
ああ、柔らかな気持ちで、終わりたい。今日は。そう思った。
けれども、蒸気機関車をおりて、小野道市内の勉強会の会場に行くと、紅鷹党の議員たちが大勢いた。

かれらは、野党。まあ、言ってみれば、僕ら、ワコク清和党のライバルだ。

いつもは、僕ら、ワコク清和党の議員が多いのだが、こちらは、紅鷹党の議員の方が多かった。
私の藤色の藤の花が、いつもとちがって、少し、もうしわけなさそうに、咲いた
私は、どこも、かしこも、鷹、赤い鳥で、いっぱい。こりゃ、おだやかじゃないな。と思った。
政治というのは、面白い。同じワコクでも、政局が、全然違うのだ。

けれど、僕は、これでも、いいじゃないの。と、思った。彼らに、負けたままでいられちゃ、仕事のしがいなないじゃないと思った。

僕が、そう思っていると、「せんろ先生。となり、すわっても、ええかね。と、言われた。
私は、はい。いいですよ。と、椅子から降りてその人にそういった。

私がそういいうと、「すまんね、お兄さん。ワシは、野上 フミオをいうもんです。一応、この町の市長。やっとります。

ああ、所属政党は、紅鷹党です。でも、わしゃあ、そんなもんには、頓着は、しとらんです。
敵じゃ、いうんなら、席、変わります。」と、小野道の言葉で、そういった。

私も、知っていた。その名前を知っていた。野上 フミオ。紅鷹党オオワシ

野上さんの政治の腕は、たいしたもので、私と、のぞみさんが、乗って乗ってきた。きゃらめる号を。小野道に通したのも、野上さんだ。
野上さんは、国政では、ワコクの港の整備や、防砂分野では、軍事機密であった防災マップの民間利用などを、進め、紅鷹党の大将のような人であった。

今は、私見だが、外国人の事を過度に怖がっている印象のある紅鷹党だが、僕の活躍するほんの十年くらい前までは、今より、柔軟だったのだ。

今は、国政を引退され、県政、いや、市政に集中して、いらっしゃると、のぞみさんから、聴いていたが、まさか、隣になるとはと思っていた。
僕が、そう思っていると、「お兄さん。若いね、うちの子どもと、同じ年じゃね。
うちの子どもより、しっかりしとるのう。あの子は、パソコンばっかりじゃけえ。」と笑った。

私は、野上さんに「とんでもない。野上さんの息子さんは、アルファパソコンの社長さんじゃないですか。
ワコクのパソコンは、まだまだ、始まったばかりですが、クオリティーも高く、大変評価されています。」と、いった。

僕がそういうと、野上さんは「何。横文字、ばっかあで、わしには、わからんのう。
じゃけど、兄ちゃんがそういうんじゃったら、そうなんじゃろうねえ、今日の話、楽しみにしとるよ。」と、笑った。
私は、野上さんの方言を聞いて、なんだか、あたたかみがあるな。と思った。

私が、野上さんがそういうと、「ええ、楽しみにしていてください。ワコクの防災、きっと、よくなりますよ。今より、ずっと。。と笑った。

私が笑っていると「おい、せんろ。お前、せんろだよな。何、野上さんと、話してんだよ。」と、怒られた。

鷹党の議員たちは、皆では、ないけど、野次をしてくることがある。

「今日は、防災でしょ。怒る話題じゃないでしょ。ここは、手を取り合っていきましょう。」と思った。
それを見て、野上さんは「おお、兄ちゃん。なんじゃあ。カバチタレが。」って、いわんのか。」と笑った。
私は、野上さんがそういうと、「うん。おいら、いわないよ。」と、ヒートショウタのまねをそれとなくして、答えた。

私が、そういうと、真美子ちゃんやな。お兄さん。若いのがいると、ええねえ。」と、笑った。
私はそれをきいて、そう。おいら、マミちゃん。あのお姉ちゃん、良かったな。さて、おふざけは、今日は、終わりだ。と、気を引き締めた。
私が、そう思っていると、勉強会の主催者が「只今より、超党派によります。ワコク防災協議会を行います。」と、よく通る声で言った。

その声は、マイクに乗って、会場中に、響き渡っていた。

ご飯の香り。朝の香り。パラレルファクター

今日、マミコは、おのみちの港で、海を眺めていた。マミコは、おのみちが好きである。

けれども、マミコは、この街の生まれ、もっというと、しろしまの生まれではない。

マミコは、ワコクのおのみちから北のほうにある北国のかなでやまの生まれであった。

北国生まれ、それも、かなでやまの山の方で、生まれたままかにとって、海が生活の中にあり、船の汽笛が、なっている生活というのは、とても、新鮮であった。

マミコは、女優であった。

マミコは、本を読むのが、好きで、昔から本の世界に入りたいと思っていた。

本を読んでいると、本の世界に入ることができる。物語の世界に入ると、楽しい気持ちになる。この気持ちは、不思議な気持ちである。

物語を読むと、、いつもの生活にも、いろどりが生まれて、毎日の生活も、鮮やかになるような気がした。

だから、マミコは本を読むのが、好きだった。

そして、いつの日か、物語にたずさわる仕事がしたいと思うようになった。

けれど、小説家や漫画家になりたいわけでは、なかった。

マミコは、その世界で、いきたいと思うようになったのだ。

この心は、不思議なもので、マミコも、

なんでだろう。と思っている。漫画も、小説も、すきなのだが、1番は、演じることが、好きであった。

そう思ったマミコは、芸能事務所に、履歴書を送ったり、高校の演劇部に所属したりして、頑張っていたのだが、いかんせん ぬぼーっとしているので、なかなか、活躍の場は、なかった。

もうやめようかな?お母さんにも、やめなさいよ。お父さんにも、やめなさいよ。って、言われてるから、やめようかなとそう思っていたそんな時、マミコは、新聞で、てつのくじらのすずこ役のオーディションの記事を見た。

マミコは、その記事を見たとき、あー、可愛い女の子の役だ。この子、かわいいなあと思った。その新聞記事のには、可愛らしい女の子が、もんぺを着て、こちらを見てる絵が書いてあった。マミコは、その女の子をじーっと見ていた。そして、マミコは、思った。この子になりたいと思った。

不思議な感覚であった。一目ぼれにも、にた。

そんな感覚であった。まあ、マミコは、一目ぼれなどしたことは、ないのだが、テレビのドラマやら、新聞の小説やらで、知っていた。

その女の子が、かわいいのも、そうなのだが、

マミコは、その子の周りにいる可愛らしい蝶ちょや小鳥、小さい子犬などの周りの可愛らしい動物や昆虫たちの絵に心を奪われた。

その可愛らしい小さいヒトたちの中で、すずこは、ニコッと、こちらを見て、笑っていた。

あんたも、こつちへきてえよ。と、言われているような気がした。

不思議な感覚であった。その声は、とっても、あったりとした声で、方言も、こちらの方言では、なかった。だけれども、マミコは、その絵の女の子が、そういったとき、なんだか、懐かしい気持ちになった。

そう思うと、私、この子になりたい、この子と、話したいと、いう気持ちになって、

すぐ、履歴書を書き始めた。

綺麗な字で、丁寧に。心を込めて、

その女の子は、センゼンの女の子らしい、

だから、マミコは、その子になるんだったら、その子と話すんだったら、丁寧に優しい字を書かないと、そう思って、丁寧に、履歴書を書いた。所属事務所という欄には、無所属と、書いた。本当は、かっこいいお名前をかければ、いいと、思ったのだけど、今の私は、無所属だから、うそは、いかないと、思って、正直に書いた。その子も、きっと、うそは、書かない。あんな、可愛らしく、笑う人は、そんなことは、しない。人を判断できるくらい人は、知らないけど、そう思う。と、マミコはそう思っていた。

その履歴書は、今までのどの履歴書よりも、綺麗だった。これなら、今の気持ちをストレートに、伝えられると、そう思った。マミコは、いつも、字を書くときは、ストレスを感じる、綺麗に書かないと、丁寧に書かないと、と、思ってしまう。けれども、今回は、そんなことは、なかった。すうっと、何も、考えずに、自分のの思いを書くことが、できた。

筆にまかせるままに。不思議な感覚であった。

けれども、ここからが大変であった。

書類審査は、なんとか、受かったものの実技となると、セリフを覚えないと、いけない。

動きを覚えないと、いけない。覚えること、だらけで大変であった。課題のセリフは、はーい。ご飯ですよ。集まって、くれんかね。と、いう、セリフであった。これだけのセリフか。と思うだろうが、これに、動き、ご飯を準備する動きから、気持ちやらをやらないといけない。いつも、ぬぼーっとしているマミコにとって、これは、至難の技だった。

1回目は、ご飯をよそうことに一生懸命になって、セリフを忘れてしまった。

2回目は、お茶碗やら、お味噌汁やらをこぼしてしまった。

オーディション会場の人からは、やる気があるのか?とか、ライバルが減ったわ。と、言われて、マミコは、また、ダメなの。と、そう思った。けれど、3回目、マミコは、動きが、ダメでも、セリフを頑張ろう。すずこの気持ちを出そうと、朝のすずこのイメージ、防衛軍で、働く、夫やそのお母さん、そして、そのお姉さんそして、夫のお父さん。大好きな家族たちに優しく朝をお知らせる、今、ワコクは、戦争をしていて、男たちは、お国のために、戦っている。女である自分は、お国のために戦うことは、できない。けれども、朝を優しくみんなに、大好きな家族たちに、お伝えすることは、できる。戦の手柄をたてることは、できないけれど、みんなの役に立つことは、できる。

そう思うと、自然と、ご飯ですよ。あつまってくれんかね。と、いうことができた。

そのとき、マミコは、オーディションであることを忘れてしまった。その時、マミコにとって、ここは、センゼンのおのみちのすずこの家になっていた。

そう思うと、マミコの頭の中には、自分のおかあさんと、お父さん。それから、弟。の顔が浮かんだ。

家族、みんなの顔が、浮かぶと、自然と、セリフにも、気持ちが乗って、聞いたことのないしろしまの方言でも、自然ということができた。

マミコは、この時、とても、不思議な感覚だな。と、思っていた。

そう思うと、朝の眠たいモヤモヤの中で、いつも、感じているご飯の甘い香り、お味噌汁の少し、磯の香りににた、香りが、心の中に、広がった。

マミコは、この朝の香りが好きだった。

そして、母さんが、マミコさん。朝ですよ。と起こしにくるのが、好きだった。

映画の撮影は、無事、おわった。

監督さんも、みんな、優しくて、夢のような時間だった。

マミコは、ずっと、ここにいたいと、思った。

けれども、夢というのは、おわってしまう。

朝は、必ず、やってくるのだ。

今日は、おのみちから、久しぶりに、かなでやまに帰る日。マミコは、寂しくなって、このおのみちの港にやってきたのだ。

マミコは、港で海を見ながらさよなら。またきますけえね。さよなら。と、涙を溜めながら、いった。

マミコが、そういうと、大きな船が、ボォー。っと、大きな汽笛を帰した。

まるで、マミコに、またきんさいやと、いっているようだった。

マミコがさると、大きな、船が入ってきた。  

船には、外国の文字が、でかでかと書いてあった。

 

女の子、二人。パラレルファクター。

女の子、二人

今日、私は、前から、楽しみにしていた人と、お話をする事ができました。
朝から、嬉しくて、私の好きな愛のあいさつも、優しく弾きました。

あいさつをする事は、とっても、いい事です。あいさつをすると、とっても、良い気持ちになれます。

私は、あいさつをすると、誰とでも、友達になれるんだよって、思っています。
今日、私とお話する人も、きっと、そういう人だったら、素敵だなって、思っていたんだけど、
今日、話した人は、ぼんやりした人で、あれって、おもったけど、なんだか、可愛いね。って、思いました。

その人は、最近、ジェームズ先生が、ジェームズ先生が私のの所に来ない時に、歌のレッスンをしている人で、
広瀬 マミコさんという人です。
私は、その人の顔を見たとき、その人に「こんにちは。乃木 アスミです。
よろしくお願いします。」って、いったら、広瀬さんは「こんにちは。広瀬 真美子です。」って言いました。
私は、この時、あれって、思いました。なんでかっていうと、広瀬さんが、なんだか、眠そうに、こんにちは。って、
言ったからです。私は、この時、あれ、あいさつは、元気に言いましょう。って、思って、
「ねえ、広瀬さん。眠いの。」って、いったら、広瀬さんは「うーん。いつも、勘違いされるんだよ。」って、言ったので、そうかあと思って、
ちょっと残念。って思いました。
その時、広瀬さんはなんだか、悲しそうにしていました。私は、それを見て、広瀬さんの事、助けたい。って思いました。

なぜかというと、広瀬さんは、とても、キラキラしていたからです。私は、時々、小さい子や、小学生に音楽、ピアノを教えているんだけど。なんだか、その子たちと同じだなって、思ったからです。年も私と同じくらいの人と、小さい子を比べるのは、変かもしれないけど、なんだか、広瀬さんも、その子たちと同じように、できるように、なれる子なんだって、思いました。
だから、私は、広瀬さんを助けたい。って思いました。

だから、私は、広瀬さんに、「広瀬さん、勘違いされるの。じゃあ、私と、あいさつの練習をしましょう。」って、言いました。

私が、あいさつの練習をしようよ。っていうと、広瀬さんは、「あいさつの練習。でも、今日は、アスミさんと、話す、お仕事だから。」って、言いました。
私は、その時、ええーって思って、じゃあ、私と、愛のあいさつ、歌いましょう。私も、歌いますから。
それなら、違う事じゃないでしょう。って、言いました。

私がそういうと、広瀬さんは「ほうじゃろうか。」って、ちょっと、私の聞いた事ない方言で、言いました。
この時、私は面白い言葉だね。と思って、広瀬さんのまねをして、「ほうじゃよ。」って言いました。

私がそういうと、広瀬さんは、クスっと、わらって、「ほうなら、やって、みようかな。」って、言いました。
でも、この時、なんだか、眠そうに言っていました。

私は、この時、周りを見ました。ピアノがないかな。って探しました。
そしたら、大きなグランドピアノが、私の近くにありました。

私は、ピアノを見つけた時、とっても、嬉しかったです。

ピアノは、私が、弾きたいなって、思った時に、いつも、そばにいてくれます。

いつものジェームズ先生とのレッスンの時でも、遊びで弾くときでも、コンサートの時でも、同じです。
ピアノは、いつも、私のそばにいてくれます。
この時も、そうでした。
私は、ピアノを見つけると、ピアノの椅子に座って、鍵盤の赤い布のカバーを、そうっと、開けて、
愛のあいさつを弾き始めました。けれども、いつもと、違っていました。今日弾いたのは、広瀬さんスペシャルでした。
本当のことを言ったら、私が、中学生の時に、ジェームズ先生が、教えてくれたものなんだけど、今日、この曲は、広瀬さんスペシャルでした。
私がピアノを弾きながら、朝のあいさつ、おはよう。って、歌ったら、広瀬さんは、最初は、「ええ、私、歌いたくありません。恥ずかしいです。」って、いう、感じだったのに、私が、広瀬さんに「ニコッ。」って、すると、
広瀬さんも、楽しくなったのか。だんだんと、大きな声で、歌い始めました。
その声は、とっても、綺麗な声でした。
なんだか、人魚姫の声みたいでした。
元気な声っていうのも、違うし、優しい声っていうのも、違いました。
なんだか、美しい声だな。って、綺麗な声だね。って、思いました。
そう思うと、ピアノの演奏にも、力が、入りました、この時、私は、ああって、思いました。
ここが、私の課題です。元気にやるのは、いいけど、力が入りすぎてしまうんです。だから、私は、いけない、いけないよ。と思って、優しく弾きました。
今、耳で、きいている広瀬さんの綺麗な声に会うように、私も、いい音を響かせよう。って、意識して弾きました。
その音は、とても、綺麗にハーモニーを奏でていました。私のピアノと、広瀬さんの歌、それから、私の歌が重なり合って、とても、美しく響いていました
朝のあいさつ、こんにちは。昼のあいさつ、こんにちは。夜のあいさつ、こんばんは。別れはさようならって、響いていました。


とっても、いいピアノと歌のハーモニーでした。嬉しくなって、私は、終わった後、「広瀬さん。良かったよ。広瀬さんの歌、良かったです。
大きな声、ちゃんと、出てたよ。それに、とっても、綺麗な声です。とっても、素敵でした。素晴らしいです。広瀬さん。ありがとう。」って、言いました。
そしたら、広瀬さんは「そうですか。乃木さんのピアノも、素敵でした。なんだか、大きな声をだすって、気持ちがいいですね。
また、いつか、やりましょう。」って言いました。
その時の広瀬さんの顔は、とっても、可愛かったです。とっても、綺麗に輝いていました。
その顔を見て、私も、同じくらい可愛いのかなって思いました。


その時、私は、可愛いなあと思って、広瀬さん。可愛いね。っていって、笑ったら、広瀬さんは、「ほうじゃろうか。」って、いいました。
私は、それも、まねしてほうじゃよ。」って、いいました。
その時、私が、笑うと、「乃木さんも、かわねえねえ。」っていいました。
それを聞いて、私は、不思議な言葉だね。って、思っていました。